kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

考えてもらいたいこと

2011-08-01 | 陸上競技
練習終了後に話をしました。最近、blogの内容がほとんど指導の話になっていて練習内容が薄くなっている気がしますが、これが一番大切だと考えています。

水曜日からインターハイに向かうため、練習が見れるのは明日が最後になります。自分達の動きの課題が理解できるようにこの数日間は今まで以上に丁寧に指導をしてきました。私が居ない間に修正できるための方法を示してきたつもりです。しかし、自分の動きに対して「だいたい」でやっているのではないかと感じました。今動きに課題があるから直しているのです。自分で「これでいい」と思っている動きが実際は良くないから指導して変えようとしている。「自分はやっている」と思っていてもきちんとポイントを押さえることが出来ていないのです。だからしつこく言い続けているのですが自分の動きを変えようと取り組むことができません。

指導を受けるというのは「出来ていない」「不十分」だからです。自分の動きや行動が間違っているから指導をしているのです。それを受けて「何とかして変えよう」と思える者は動きに変化がありますし、我が道を行く者は変わりません。また、指導を受けた事を「先生に怒られた」と受け取る者もいる。そう受け止めた者は「怒られるから先生の前ではきちんとやる」「何をやっても怒られる」と捉えるでしょう。誰のための指導なのかを理解しなければいけません。

全体に話をする時には全員に同じ話を聞くチャンスがあります。しかし、相手が何を話しているかを聞き取ろうとする者は行動も動きも変わっていきます。ここで変わらないというのは私の言葉が足りない部分もあると思いますが、受けとる側が真剣に感じ取ろうという部分が足りないのもあると思います。誰のためなのかを考えないといけません。

また、声かけの部分で気になることがあります。苦しいときに周りが声かけをしてくれると「やらないと」という気持ちになります。一人でやっていると諦めてしまいそうになりますが、周りが支えていく事で乗り越えることが出来ます。しかし、今は「ファイト」「頑張れ」という言葉かけがメインです。これさえも出来ない状態もありますから、大きい声を出せる今は評価できるかもしれません。しかし、これだけでは本当に目標にする場所には届きません。雰囲気を作るというだけで終わりだからです。本当に必要な声かけは苦しいとき、辛いときに相手が意識しないといけないポイントを指示してやることです。自分だけでは出来なくてもチームメイトに指示を出されたら必ず意識します。練習ポイントが分かっていなければ細かい指示は出せません。ここが出来るようになればチームは必ず強くなります。

声かけに関してはチームが成熟していた時に話したことがあります。単なる声かけではなく相手を強くするために厳しいことでも言ってやることが必要です。友達ごっこではない。自分だけではない。全員で強くなろうとする姿勢が必要になっていきます。ここの段階まで行けばあとは自分達で強くなれます。ここまで進んでもらいたいと思っています。

こういう話を聞いて自分でしっかりと考えることが大切です。それを日誌に書いていく。これが「心」の変化につながっていくのです。私が求めているのは根性論でも理不尽な話でもないと思います。強くなるための方法を示しているのです。これをどう受け入れるのかだと考えています。選手自身が理解しないと絶対に前には進みません。「やらされている」という感覚があればだめです。自分のためなのです。ここが分からないと成長はありませんから。

何度も繰り返し話しています。様々なアプローチをしています。成長を期待したいと思っています。自分の弱い部分を認め、それを克服してもらいたいですね。
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単調な練習

2011-08-01 | 陸上競技
月曜日、この日は基本的な動きと身体作りの日としました。いつも通りなので単調な感じがしますね(笑)。いつもいつも違うメニューをやると刺激があるから良いのでしょうが、地味な練習が好きなので仕方ないですね。陸上競技は他の種目と比べて本当にシンプルな種目です。基本的に道具を使いませんから走ったりすることばかりです。だからこそ地味な練習をきちんとやっていかないと思います。集中できないような選手はなかなか強くなりません。

少し説明をしながらもう一度動きの確認をしました。ここの所毎回やっている動きです。この動きを見ていて単調な練習の難しさを改めて感じました。意識してやろうとしない限り全く変化しないというのを痛感しました。サッカーなら練習しているうちに少しはボールの扱い方が上手くなっていきます。ごまかせるようになるといっても良いかもしれません。しかし、陸上競技ではごまかせません。意識しないと動きの変化は生まれないのです。筋力的に少しは上がっていくと思いますがそれほどの効果は期待できません。だからしつこくしつこく繰り返し言うのですがなかなか変わりません。
股関節の柔軟性が低い者がいます。これに関しては時間をかけて自分でやっていかない限りは絶対に柔軟性は高まりません。ハードルを使った動きになると上手く使えないので完全に身体がローリングします。同じような動きに見えますが全く違います。何とか真似してやろうとしてもごまかしきれない部分が出てきます。次の練習につながらないということを理解していかないといけません。

外でやるプレート歩行とシャフト補強も「見た目」だけでは意味がありません。こちらが指導している動きと異なる動きをする者がいます。難しい。否定的な書き方が多いですが(笑)。
先日かなり注意をした者がいますが、その辺りを気に取り組みの姿勢が変わってきました。これまでは「頑張っている」という雰囲気が前面に出ていました。悪意は全くないのですが、自分で決めてしまった限界値を越えられないでいました。同じことを何度も繰り返すので激怒しました。「自分は一生懸命やっているのに…」という想いはあったでしょう。「自分なりの…」では何も生み出せません。ここを越えない限りは成長をしていくことはありません。
少し前から取り組む姿勢に自分に対する厳しさが見られるようになってきました。その頃から動きにも変化が見られます。土曜日の練習ではかなり走れるようになってきました。今までは脚の痛みを訴えて途中からスピードを抑えて走らないといけませんでしたが、この日はしっかりと走れました。このくらいの練習があと1ヶ月積めれば間違いなく強くなると思います。取り組む姿勢が変わってくれば…という顕著な例ですね。

練習に関しては妥協はしません。もちろん生活指導も同様。今までは言われてこなかった事なので言われる本人は「また怒られた」と思うと何も成長しません。この事に関しては練習後に少し話をしたのでまた別に書こうと思います。

話がそれていった感じがありますが、いつも通りの練習をやりました。細かい部分をひたすら注意しながらです。最後にジャンプをしましたが思い付きでバリエーションを増やしました。BOXを使った練習ですがかなりぐったりしていました。負荷は高いのでしょう。姿勢に気を付けないと怪我をしてしまうのでそこは何でも指示を出しました。ぐったりしたから良い練習というわけではなく目指す目的にあっているかが大きいと思っています。

こちらが考える最低ラインの練習はクリアできるようになってきました。本当に地味ですが(笑)。
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暑さ対策を考える

2011-08-01 | 陸上競技
去年のインターハイ前からずっと考えていたのですが、夏の練習では体力が走る以外で削られていってしまいます。直接日光が当たるというだけでダメージがあります。冬のヒートテックの夏バージョンですが、汗を吸い取るようなピチッとしたシャツが良いと聞いていたのでこれを購入しようかどうか悩んでいました。幸い昨年のインターハイは全く暑くありませんでしたから問題なく過ごせました。しかし、今年の8月は暑いという話があったのでここをどうやり過ごすかというのは大きな問題です。

先日から選手が走り込みの日にアンダーアーマーを着てきていました。涼しいのかを聞いてみると「全然違う」とのこと。汗でシャツが重くなることがないので走りやすいようです。私は走りませんが汗がべったりしないというのは快適ですね。あとは腕の部分が直接日光に当たらない分長袖の方が涼しいということでした。感覚的には長袖、暑いだろうという気がしますが…。

購入はしようと思っていたのですが半袖のほうがいいかなーと考えていました。しかし、袖があるほうが絶対に良いと言われ悩む。悩んでいる所で卒業生と保護者に会い、「今年も焼けましたね~」と言われ長袖にすることを決意(笑)。もう手遅れかもしれないですが。購入前にうちの選手に偶然会ったのでスポーツ店で会わないかなと様子を見ていましたが来ませんでした。図々しく学生スタンプを押してもらおうと考えていたのに(笑)。残念。普通に購入しました。

着てみるとめちゃくちゃ身体にフィットします。基本的に痩せていて良かったと思いました。体系的に太めだとあまり似合わないかなという感じのものです。脱ぐのが大変です(笑)。これで少しは暑さ対策ができると思います。ちょっとずつ私も準備を進めています。
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