kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ひたすら話す

2011-08-25 | 陸上競技
支部新人終了後、反省会がありました。最初はここ数ヵ月の疲労度が高いので欠席しようと思っていたのですが、親しい人から「一緒に」と言われたので簡単に流されました(笑)。

十数人いましたがほとんど2人で話をしていました。感じが悪いかもしれないですが、ここ最近ゆっくりと話をしていなかったので2時間近く話をしていたと思います。普段は馬鹿話や冗談半分の話がほとんどですが、こういう時には陸上競技について真剣に話をします。私はこういうのが大好きです。1つの事に対して一生懸命に話ができる仲間がいるというのは一人の人間として幸せなことだと思います。私は熱くなるタイプですからのめり込むとそこにかなりの力を注ぎます。これを受け止めてくれる人はあまりいません(笑)。同じ方向に向かう人間でないと真剣に話をすることはできません。一方的に話をして終わるという感じになってしまいますからね。自分を高めるためには一方通行ではなく互いにアドバイス、指摘ができる関係でなければいけません。幸せなことに私には何人かそういう関係の大切な友人がいます。私がこういう性格ですから行き過ぎている場合は止めてくれますし、支えてくれたりします。私も出来るだけサポートしていけたらと思っています。

私には師事している方がいます。かなりの迷惑をかけていますが今の私がいるのはこの方のおかげです。客観的な視点からいつも支えてもらったり、適切なアドバイスをしてもらっています。同時に同じ方向を向いている仲間がいるからこそ自分を高めていく事が出来るのだと思っています。その場に止まっている暇はないなと感じる刺激をもらっています。単なる仲間ではなく、負けたくないライバルなのです。私はここ数年選手に恵まれています。中国やインターハイに進むことができています。仲間はそれに「負けたくない」と思ってやっていく。仕方ないなと思うことはないと思います。話をしていたら感じる部分です。だから私も負けたくないなと思う。良い関係が保たれているなと。

私達の中心には師事している方がいると思っています。求心力があります。その方を中心に我々がそれぞれ努力していく。互いに切磋琢磨して高めていこうという意識が芽生えます。

これは部活動にもつながると思っています。選手同士が互いをライバルだと思って負けないように努力を重ねていくことでチームのレベルは上がっていきます。それを年代は違いますがやっている感じでしょうか。指導者として互いを認めながらもライバルだと思ってやっていくことで初めてその関係は高まっていくと思います。

個人的には本当に楽しい時間を過ごすことが出来ました。次に向けてのエネルギーを充電できた気がします。まだまだ足りないことがあります。しっかりと人間的な成長ができればと思います。
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備える

2011-08-25 | 陸上競技
支部新人の日、朝から雨が降っていて気温が低い状態でした。疲れがあろうがなかろうが試合は試合です。その状態でベストパフォーマンスが発揮できるようにしなければいけません。これは春先からしつこいくらいに言い続けてきました。練習の時の服装にしても同様。ハーフパンツで走るというのは実際のレースとは違います。できるだけ試合に近い服装で走ることが大事だと思っています。最初はタイツを履くのを嫌がりますが、どちらが練習の効率が上がるかは考えれば当然分かります。

大会の日、雨が降っているにも関わらず、集合場所に半袖・半パンで集まっている者が数名いました。この時点でこの日のレースはダメだと思います。結果が出る出ないだけではなく「大会に臨む姿勢」として不十分だと思います。どんな状態であれその日のベスト派フォーマンスが発揮できるようにしなければいけないのです。体温を保つための努力を怠っていたら大きな大会では痛い目に合います。勝負は「スタート地点に立つ前」にほぼ決まっているのです。

私が先日書いた記事にコメントがありました。「テンションが上がらなかった。上につながらない大会ですから。」という部分は書く必要がないのではないかというご指摘でした。選手からすれば「指導者がそういう姿勢だったら自分達も中途半端でいい」と思われてしまうのではないかというご指摘だと思います。blogにはそういう書き方をしまたが、上につながらない大会だから大事にしていないという意味ではありません。大会は大会として大切にしています。朝の時点でテントの設営などがありましたが、半袖・半パンの状態ではアップを始める前に濡れてしまいますし身体が温まりません。この事に関しては厳しく指摘しました。試合が始まる前から「戦う」という姿勢が不足している部分が明らかにありました。これではどの大会であっても勝負はできないと思いますね。

試合ではどんな状態であってもその時に発揮できる最大限の力を出す必要があると考えています。狙った大会であれば調整をして記録も順位も狙っていかないといけません。順位にこだわりかなりシビアに戦っていきます。今回は「自分達で戦う」ということを私の中のテーマに掲げていました。準備していた選手ももちろんいます。だからこそ「備え」ができていない者は厳しく指導する必要があると思います。

大会を通じて学ぶこと、不足している部分を知ることができます。これで「ダメだった」で終わるのではなく次につなげていくことが重要になります。かなり細かく言い続けていますがまだまだ伝わっていない部分があります。チーム作りとしては不十分ですね。私が言うだけではなく選手同士でそれができるようにならなければいけません。まだまだ甘い部分が目立ちます。しっかりとやっていきたいですね。
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試合での課題

2011-08-25 | 陸上競技
支部新人の日、女子の中心選手をレースに出場させませんでした。正直戦力的には大幅ダウンです。全体的に疲労感が漂う中で「支え」になる部分が抜けるのは本当に痛いことです。それでも今後のことを考えて我慢させました。

インターハイ前から足首の痛みがあり動きのタイミングがずれていました。様々な方法で治療していきインターハイまでは何とか動きを保てた(最低限)のですが。レース終了後歩くのも困難な痛みが発生しました。数日間ほとんど動くことができず、国体最終前も何とか身体を動かすことができたというレベルでした。持っている力の70%程度の動きしかできていません。それでも国体に選ばれる可能性があったのでレースには出場して順位を確保しておく必要がありました。無理をして出場、スタートでトップに立ちましたが本来伸びるところで切り替えのタイミングが遅れてしまい全くスピードに乗れませんでした。それでも12秒6台でしたからかなり力は上がっていると感じました。

が、その直後からまた痛みが激しくなりました。全く走ることができません。火曜日からの国体合宿で60mのスタートでかなり良い動きをしました(それでもタイミングが遅れています)がそれが最後。足の痛みにより全く動きが保てなくなりました。これにより約2週間程度まともに走れない状態でした。その後意地で走っている部分がありましたが動きが保てないので止めさせました。そこから1週間様々な治療を診察を受けて対応しました。tabe合宿では本当に痛みを我慢して走っていました。1年前では絶対に考えられないことですね。目標があるからこそできることです。この姿を見ていますからチーム全体の中心選手になっているのは間違いありません。

支部大会当日、少し身体を動かしたいということなので身体を動かさせましたが痛みで何もできない状態でした。本人はレースに出るつもりだったようですが認めませんでした。中途半端な状態でレースに出ても何も生み出しません。チーム全体にとっては痛手ですし、「支え」を失った状態で全ての力を出し切れるほどチームは成熟していません。それが分かっていました。そこであえてこの選手には学校に戻って練習をさせることにしました。他の選手が走るところを見る、支えるということも大事ですが「自分が走れない」ということを考えさせるチャンスだと思ったからです。その代わりエアロバイクなどで最大限の負荷をかけていきました。3年生が手伝ってくれたようなのでリレー直前までは学校で追い込みました。自分が今やらなければいけないことをやるというのがこの子には大きな事だと思ったからです。

精神的な「支え」が近くにはいない。絶対的エースがいなければ今のチームは戦えない。それが現実です。他の選手も今の自分達の状況を突きつけられたのではないかと思います。その場にエースになる選手がいない。自信が持てない部分が出てくると思います。そこが今後のチーム作りのためには重要なポイントになると思っています。

男女共に今のチームには中学時代に大きな実績を上げた者がいません。この春もリレーで女子が入賞しましたが個人ではラウンドを進んだ者がいません。自分達に「自信」が持てない部分が少なからずあります。これでは戦えません。今の自分達の「弱さ」を知る必要があります。「競技力」の「弱さ」ではなく、自分達がやっていくことに対する「自信」がないという「弱さ」です。ここが克服できれば見違えるように変わってくると思っています。精神的な「支え」がいない状態で「自信」を持って取り組むには疲労度が高すぎたと思います。「支え」がない、身体は疲れている。この状態でどこまで自分達で戦えるかを見ていきました。

結果的には惨敗でした。本当にいいきっかけになったと思います。どの大会もベストが更新できるのが理想。しかし、今回の大会は大きく位置づけが違いました。こちらから細かい指示を出さずに自分達と向き合う、疲れている云々ではなくどこまで「強い想い」を持って勝負できるか。大きな事です。疲れているからこそ正確な動きができなければ走れません。今回走れなかったというのはまだまだ動きが本物になっていないからです。大きな反省点ですね。大会というのは大きなポイントになると思います。記録を出して自信を付けさせる大会、負けて自分を見つめ直す大会、いろいろあります。今回は後者の大会になったと思います。

秋に向けてかなり気を引き締めなければいけません。簡単なことではありません。高い集中力と目標意識を持って取り組んでいかなければ勝負はできません。戦えるまでに引き上げていきたいと思いますね。
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