スタート練習をやってからバトン走を数本。その後、インターハイ選手以外はタイヤ引きとしていました。基本的にこのグランドにはレーンのラインもありません。なかなか真っ直ぐはしれないのでこうなったらタイヤ引きの方が良いだろうと前日に判断して準備しました。選手の内1人は「スタート練習はやらないのですか?」と言っていましたがスルーしておきました(笑)。タイヤを使ってスタートの練習をすると思っていたようです。いやいや、タイヤ押し用のタイヤは持ってきていないだろうって話です。「これをやるんだ」と思いこんだらなかなか周りが見えません(笑)。良いような悪いような・・・。
グランドには誰もいなかったので直線で120m位の距離を使ってタイヤ引きをしてその後短い距離と組み合わせました。短いタイヤ引きは「パワー」でごまかせますが長くなるとそうはいきません。走りが上に抜けるような選手は全く前に進まなくなります。これを経験させるのも大事だと思います。普段から進まないのに更に進まなくなると正直凹むと思いますが、今の自分の走りの課題を理解する必要があります。tabe合宿では坂道を使ってしっかりと走りました。セミナーパークのようなクロカンコースはなかなかありませんからタイヤ引きで代用です。
進まない選手は本当に苦しいと思います。疲れてくる中で腕の使い方、膝の引き出し、接地ポイントの意識と様々なことができなければいけません。人間、苦しくなると自分が一番楽な動作を探そうとします。単純にスピードを緩めて楽をするのではなく、全力でやりながら楽に進むポイントを強制的に見つけさせるという意味では非常に大事ではないかと思います。「楽をする」と書くと良い感じはしませんが、「無駄に動く」「必要ない力を使う」ことで勝負をするわけではありません。「楽に速く」が理想なのです。苦しめば苦しむほど速くなるのなら問題はないですが、実際は必要なところだけ力を使うというのが大事です。
普段から重心の移動がない、膝が引き出されない、無駄に動く選手は本当に苦しそうでした。言葉で言われてもなかなか分かりません。実際に自分が進まない状況下に置かれて初めて分かることもあるでしょう。どうすれば速く走れるかをしっかりと考えてもらいたいですね。強制的に動きを覚えさせることも必要です。
インターハイ選手は1人で走るのではなくタイヤ引きを後ろから追わせました。上の画像の左端に少しだけ写ってます(笑)。最大スピードを出して追わせることで狙いとする負荷をかけることにしました。かなりスピードが出ていたので感じとしては良いですね。良い緊張感を持って走れたのではないかと思います。ある程度刺激を入れて後は疲れを抜いていくだけです。
練習の途中で引退した3年生が顔を見せに来てくれました。明日からはインターハイに行くので激励の意味があったのでしょう。せっかくなので練習を手伝わせました(笑)。タイヤを運んだりしながら練習の雰囲気を感じていました。直接感想は聞きませんでしたが何かを感じ取ってくれたでしょうか。
最後に全体で集合してインターハイ選手に少し話をさせました。普段から人前で話をしませんからこういう機会に話をすることは大切です。「今年は持っている力を出しきってくる。来年は個人でもリレーでもインターハイに行こう。」と言っていました。チームとしてこの言葉をどう受け止めるかです。他人事なのか自分もと思うのかです。
同時にキャプテンにも激励の言葉をかけさせました。「同学年でなかなか素直に言えなかったけど、インターハイ出場おめでとう。男子も女子も誇りに思う。居ない間に自分達も必ず強くなっておく。」と思っていることを伝えました。紙に書いて準備した話ではありません。突然やるようにしたので普段から思っている事をきちんと伝えただけだと思います。チームとして成長しつつあるかなと感じています。
やるだけの事はやってきました。あとはレースに挑むだけです。次につながる、来年につながる戦いができるようにしたいですね。
グランドには誰もいなかったので直線で120m位の距離を使ってタイヤ引きをしてその後短い距離と組み合わせました。短いタイヤ引きは「パワー」でごまかせますが長くなるとそうはいきません。走りが上に抜けるような選手は全く前に進まなくなります。これを経験させるのも大事だと思います。普段から進まないのに更に進まなくなると正直凹むと思いますが、今の自分の走りの課題を理解する必要があります。tabe合宿では坂道を使ってしっかりと走りました。セミナーパークのようなクロカンコースはなかなかありませんからタイヤ引きで代用です。
進まない選手は本当に苦しいと思います。疲れてくる中で腕の使い方、膝の引き出し、接地ポイントの意識と様々なことができなければいけません。人間、苦しくなると自分が一番楽な動作を探そうとします。単純にスピードを緩めて楽をするのではなく、全力でやりながら楽に進むポイントを強制的に見つけさせるという意味では非常に大事ではないかと思います。「楽をする」と書くと良い感じはしませんが、「無駄に動く」「必要ない力を使う」ことで勝負をするわけではありません。「楽に速く」が理想なのです。苦しめば苦しむほど速くなるのなら問題はないですが、実際は必要なところだけ力を使うというのが大事です。
普段から重心の移動がない、膝が引き出されない、無駄に動く選手は本当に苦しそうでした。言葉で言われてもなかなか分かりません。実際に自分が進まない状況下に置かれて初めて分かることもあるでしょう。どうすれば速く走れるかをしっかりと考えてもらいたいですね。強制的に動きを覚えさせることも必要です。
インターハイ選手は1人で走るのではなくタイヤ引きを後ろから追わせました。上の画像の左端に少しだけ写ってます(笑)。最大スピードを出して追わせることで狙いとする負荷をかけることにしました。かなりスピードが出ていたので感じとしては良いですね。良い緊張感を持って走れたのではないかと思います。ある程度刺激を入れて後は疲れを抜いていくだけです。
練習の途中で引退した3年生が顔を見せに来てくれました。明日からはインターハイに行くので激励の意味があったのでしょう。せっかくなので練習を手伝わせました(笑)。タイヤを運んだりしながら練習の雰囲気を感じていました。直接感想は聞きませんでしたが何かを感じ取ってくれたでしょうか。
最後に全体で集合してインターハイ選手に少し話をさせました。普段から人前で話をしませんからこういう機会に話をすることは大切です。「今年は持っている力を出しきってくる。来年は個人でもリレーでもインターハイに行こう。」と言っていました。チームとしてこの言葉をどう受け止めるかです。他人事なのか自分もと思うのかです。
同時にキャプテンにも激励の言葉をかけさせました。「同学年でなかなか素直に言えなかったけど、インターハイ出場おめでとう。男子も女子も誇りに思う。居ない間に自分達も必ず強くなっておく。」と思っていることを伝えました。紙に書いて準備した話ではありません。突然やるようにしたので普段から思っている事をきちんと伝えただけだと思います。チームとして成長しつつあるかなと感じています。
やるだけの事はやってきました。あとはレースに挑むだけです。次につながる、来年につながる戦いができるようにしたいですね。