kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

加速段階2

2013-05-16 | 陸上競技
水曜日、中間考査2日目。この日も考査は2時間でした。考査終了後、ちょっと生徒指導。取り組み方について個別に話をしました。これに40分くらいはかかったでしょうか。こういう部分はしっかりとやっておかなければいけないと考えています。「生徒と向き合う」ことが大事です。ここの労力を惜しんでいたら何のためにこの仕事をしているのか分かりません。まー私は「片付け」という部分ができませんが、「できること」は全力でやらないといけないと思っています。

いつもの流れと同じで勉強会をしてから練習へ。13時前後に教室の下を通りかかったらまだ教室でワイワイ声が聞こえました。勉強会の開始時間などをこちらで細かく決めていはいません。明確に示すほうが良いのかもしれませんが、高校生ですから「集団活動」で判断することが必要となります。本来なら「勉強会」をしなくても自分で勉強をするのが当たり前。学校で勉強会をするのであればそれなりの「ルール」を決めてやらなければいけないと思います。

練習は前日と同様の流れで。全体でドリルを行ってからそのまま各自で数本ショートをやって走る準備。時間の関係でそのまま走ろうかと考えていたのですが、選手が自主的にタイヤを準備していたのでタイヤ引きを少しやることに。本当ならここをしっかりやってから走るのが良いのは分かっていたのですが、優先事項を考えるとどうしても・・・ですね。前日に「加速段階」の練習をやっていたのでもう一度この部分の確認を。

この日のメインは「スタート」としていました。単純にスタート練習をするのではなく、前日からの流れを汲んで「スタブロからの加速段階」に課題を置きました。スタンディングからの加速とスタブロからの加速であればやはり感覚も異なってきます。レースのことを考えるとやはり「スタブロからの加速」に重きを置く必要があります。「低く」といってもスタンディングからでは限界があります。やはりスタブロからの練習を重視する必要があると思います。当たり前ですが(笑)。

スタブロから出る前に少しだけタイヤをやっています。できるだけ我慢して加速するイメージですね。タイヤを引っ張っていますからぐんぐん加速するイメージはつかめないかもしれません。重いですから(軽いんですが)。最初の姿勢が高いですからそこを低く持っていくというのは難しいのかなと思います。段階を追ってということになりますから、最初はスタンディングからのほうが良いかなと。スタンディングからのタイヤ引きを見ていると、できる選手は最初の一歩が大きく出せます。0スタートですからここはすごく大切だと思っています。繰り返し言うのですができない選手はできないですね。難しい。

その後はスタブロから。最初の数歩の確認のためにマークを置こうと思って準備をさせていましたが、時計を見るとこれ以上時間をかけるとやりたい練習ができないということに気づく(笑)。すぐに取りやめて各自で数本確認をしてから走ることに。本当はもう一度スタブロからの姿勢や最初のイメージをやっておきたかったのですが時間的に無理(笑)。「優先順位」を考えらえるようになってきました(笑)。やりたいことはものすごくたくさんあるんですが、全部やっていたら何時間もかかります。我慢です(笑)。

意識する部分に関しては伝えました。30mと60mで2本ずつとしていましたが、それぞれの本数で課題を決めてやっていかないといけません。走るだけの練習をするのでは困ります。本当であればタータンでスタート練習ができるのが一番なのですがうちの環境ではそれは叶いません。無いことをあれこれいっても仕方ないので「できること」をするという方向性で考えています。楽に速くという感覚はタータンの上でやるのが一番だとは思いますが。

スタートの感じとしてはかなり良くなってきたかなと感じています。反応ではなくその後の加速段階の動きがそれなりの形になってきました。本数的にそれほど多くできていないので定着というところまではいっていないと思います。それでもこういう練習(普通の練習ですが)の積み重ねで動きは変わると思います。総体までの残された時間を上手く使わないといけません。男女ともエースがかなり動くようになってきています。それに引っ張られてスピードレベルが上がってきていると感じています。良い感じです。

また、驚くべきことが。ほとんどスプリント系の練習をしていない高跳び選手、スタートが抜群に速い。60mまでは上級生と大差ないのではないかと感じています。やはりバネがあるというのが武器なのでしょうか。このまま上手く誤魔化してスプリンターに変えたいところですが(笑)。まー本人がそういう気はないでしょうから「高跳び」と「4継」という形で取り組ませたいと思います。技術的な部分や筋力的には間違いなく不足しているのですがそれでも「速い」というのはすごいですね~。

気になることはいくつかありますが練習は順調に消化できています。まずまずです。
コメント
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