kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県選手権6~多くの選手達と話す~

2016-05-02 | 陸上競技
リレーに関して書きたいのですがその前に少し。

今回の県選手権、多くの選手が戻ってきていました。何故だか分かりませんが私は他校の選手や学生に話しかけられます(笑)ありがたいことなのかもしれません。陸上競技を通じて多くの人と出会えることができたというのは本当に大きなことだなと感じています。

ヨンパをやっていてもう10年来の付き合いになる選手が山口に戻ってきました。国体で一緒に行動したり、昨年末の中四国合宿ではアシスタントコーチをしてもらいました。その選手と同年代がチームを作っています。ヨンパのY選手にとっては「これまでとは異なる環境の中で競技と向き合う」ことになるでしょう。それはそれで面白いかなと考えています。社会人選手として競技を続けている選手が県内にはたくさんいます。全員が毎日練習しているわけではありませんが、それでも出来る限りやっていきたいと取り組んでいると思います。素晴らしいことです。

教え子の男子選手がリレーに出るとのことでした。社会人になってリレーが出来るというのは本当に面白いと思います。リーダーになる方がいらっしゃってその方の下に同年代が3人集まっています。今回はバトンが上手くいっていませんでしたがこうやって同じチームでリレーをやっていけるというのは大きいと思います。忙しさやあれこれあってなかなか頑張れないところも出てくると思います。1人では頑張れないかもしれませんが「仲間」がいたら自分もやらないといけないなという気持ちになるはずです。気持ちが切れそうな時でも1人ではないと思えたら最後までできるはず。そういう支え合える関係を作っていけたら理想ですね。

また、大学で競技を続けてくれている教え子達のレースも見ることができました。今の教え子と同じレースを走る姿を見ることができました。他校の卒業生達と親しく話をする部分もありますがやはり最優先は教え子です。各場所で自分達の目標を持って取り組んでいると思います。高校時代に関わったというだけで、今はそれぞれのステージでやってくれています。私は見守るだけ。私が育てた!という気はサラサラありません。この子達が自分で頑張ってくれているのです。育てたというのはおこがましい。育ってくれている姿を見れるだけで幸せです。

ある人と話をする中で「強い選手だから続けるのではない」という感じの話をしました。まさに。私は専門高校ですから進学して競技を続ける選手が少なかった。好きで続けてくれるのが大きいかなと。単純に強いから続けていくのは難しいと思います。本当の意味で陸上競技が好きだから出来る。社会人となって競技を続けている方々は本当に「好きだから」やっているのだと思います。もちろん、記録を出したいという気持ちもあるとは思いますが「好きだからやる」という感覚が強いと思います。

その「好きだから」が実はかなりのエネルギーになるのだと思います。指導者にやらされている練習だったら絶対に強くならない。なんせ楽しくないから。社会人選手はやるのもやらないのも全て「自己責任」という中でやっています。でも「好きだから」やるのです。それが理想的な姿なのかなと。もちろん高校生だから厳しく言うことも必要です。全員が自由にやって強くなるわけではないから。発達段階として必要なことはやっておかなければいけないのです。そこは絶対に外せない部分です。

色々な人と出会う中で考えさせられる部分があります。こういう部分も貴重だと思いますね。私はもう走る気は一切ありませんが、陸上競技の本質を好きだと言ってくれる選手たちを育てていきたいと思います。
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県選手権5

2016-05-02 | 陸上競技
なかなか書きたい事があちこち飛んでしまうのでまとまりません。相変わらずです。まー良いか(笑)

2日目は女子の100mの開始時間が早いため私も早目に会場へ。6時半前には着きました。が、駐車場に入るところで苦戦する。警備会社の人がありえないところに車を停めてどこかに行ってしまったようです。信じられません。他の警備会社の方が電話でクレームを言ってくれて慌てて遠くから戻って来られるという有様。知り合いではない方が無理やり入ろうとしていましたが「もう開きますよ」と伝えたが強引に入ろうとして車を縁石にぶつける。うーん、私には関係ないですが何故注意を聞かないのか。

練習開始を早くしたかったので早目に選手を集めました。前日治療に行って来た選手がいます。もう大丈夫と言われていますが本人は「万が一の事があったら」という感覚があるようでした。キネシオを貼ってもらいたいとのことだったので早目に準備しました。クリームを塗ってからテーピング。こういう時には1人では貼らないようにしています。「セクハラですよね?」と言われることもあるでしょう。そこまで言われてこちらが何かをする気にはなりません。だからこそマネージャーや選手に同席してもらうようにしています。この日は付いてこられた保護者に協力を求めました。初めてですから「どのようにするか」を知ってもらうことも必要だと思います。

正直、Mは個人種目をパスしても良いかなと思っていました。その話はしていました。本人は走りたい。この日はリレーだけ走らせて総体を迎えたいという気持ちもありました。本人は走りたかったと思います。4月前半から約1ヶ月、全力で走る練習がほとんど出来ていません。この段階で走れるのかどうか不安要素があります。本人も全力で走れるかどうかの不安がある。何度も書いていますが「全てが順調」ではないのです。多かれ少なかれ「波」があってその中でそれぞれが苦しんでいたり、悩んでいたりするのです。走るだけになるかもしれないと思いましたが本人が「走りたい」という強い気持ちを持っていたのでレースに出すことに。もちろん、信頼おける治療院の方が「走っても大丈夫」と宣言してくれたというのも背中を押してくれています。

女子はアップを計画通りに進めていきました。私は役員集合があったので遠くから見ていました。この日はリレーがないので男子は練習が計画よりも早く進んでいました。私が言っておけばよかったのですが。リレーがないとしても総体の試合会場でバトン練習をしておく事は大切です。そのため男子はアップが終わるのが早くなってしまいました。ここは徹底しておかなければいけなかったのだと思います。考えてやれ、というのは流石に過酷だと思います。

女子は100mは役員ではなかったので全体を見る事が出来ました。その分、コメントも多めに書けます(笑)。3人が準決勝進出。まだまだベストの状態とは言えません。スタートからの流れも作っていかなければいけない。まだまだやることはあります。2人は前日の200mの疲れもあると思います。1年生が高い緊張感の中でレースを重ねるというのはこちらが思う以上に負担が大きいからです。Mに関してはスタート練習さえしていません(笑)。あまりにも流れが悪い。それでも13秒22で走りました。恐ろしい潜在能力だと思いますね。

2年生Aも走りました。前日の200mは足の痛みがあり、リレーのために棄権。100mは出場するとのことでした。昨年は14秒後半かかっていました。秋に14秒2。なかなか思うように走れませんでした。この日のレースはスタートからかなり良くて40mくらいまでトップ争い。そこから落ちてしまいましたが13秒66。私的には大満足です。本人も手応えを感じていました。まだまだ伸びると思います。これに関してはまた別に書きますが。

あー、なんか個人が特定されそうな内容になっていますかね?今更ですが。こういう部分は「批判の対象」として取り上げられやすい部分です。本当に取り組みを応援したい、どんな感じでやっているのか?と興味を持って下さる方には良いのかもしれません。が、「kanekoの揚げ足を取ろう」という人であれば格好の的となる内容なのかもしれません。以前芸能人が「怒っていない人に許してもらう事は不可能」だと言っていました。芸能人が何かをやったら謝罪する。特にその人たちに迷惑をかけたわけではないのに謝罪を求められる。自分には関係ない話だから「なんだ、許せない」となる。このblogもその手の事が多々あると思います。

残念ながら男子はスタート後方からレースを見ることになりました。流れが全く分かりません。タイムだけで判断するには厳しすぎる。役員の関係は当然あります。ここに関しては声を大にして言いたい事があるのですが、間違いなく炎上してしまうだろうからやめておきます。親しい方々にはかなり話をしています。何とかしていきたい。主力になる選手がやはり上手く走れませんでした。繰り返し書いていますが「ポイント練習の質」です。逆にその日にきちんと走れていた選手はなんだかんだとベストを更新しています。大切な部分はそこにあるのだと思っています。

準決勝に進んだ3人のためにアップにつきあいました。暑かったですがサブトラックでやりました。他のメンバーも付き合わせました。サポートメンバーとしてです。上級生が下級生のサポートをする。なかなか良い気はしないかもしれません。それでも「チームとしての活動」です。全員で同じ目標に進まないといけないと思います。

スタートの部分の確認をしました。まだまだ上手くできません。これから1ヶ月は丁寧にスタートの動きをやっていきたいと思います。練習の組み立ての中でやる事はたくさんあります。それでも予選の時よりはある程度良くなってきたかなと感じていました。

準決勝のタイムはMが13秒09、Sが13秒24、Nが12秒88。合格レベルですよね?!前日の疲労があるSとNは間違いなく動きが鈍い。力がある選手と言ってもまだまだ基礎体力はありません。二日連続で走りきれる程のレベルではないと思います。その割によく走ってくれたと思っています。楽しみです。Mに関しては驚いています(笑)。いつ練習したんだよ?!って中でのこのタイムですから。あと1ヶ月きちんと練習が積めたらどうなるのか?周りが思っている300倍くらいやっていませんから(笑)。3人のトータルだけであとどれくらい上がるでしょうか。過大評価でしょうか?やはり後ろから見るよりは横からきちんとレースが見れる方が評価しやすくなりますね。

とにかく自分たちよりも強い選手と一緒にレースをしたというのが大きい。明らかに身体つきが違います。3人とも細い(笑)。スプリンターとしてはまだまだ「未完成」なのです。それを磨いていく楽しみが各自にあるはずです。ここに関しては男子も同様なのです。男子は身体が出来ないと走れないと思っています。これから楽しみな存在が集まってくれています。

400mに1年生男子が出ましたが先週よりはレースらしい事が出来ました。同級生に最後に競り負けてしまったことやタイムに納得はいかないと思います。今はまだ何もやっていない。動きに関してもまだまだ出来ていないのです。その中で大きな結果を求めるよりは少しずつ階段を上っていくことが必要だと考えています。本人達に納得させながら進むしかないのですが。

今の段階ではまだまだ勝てないなという感じがありました。しかし、基礎筋力が上がり体力が向上してくれば全く異なる結果を出せると思います。その可能性を感じさせてくれる個人レースを見る事が出来ました。繰り返しになりますが「全てが順調ではない」と思っています。周りが思うほど「楽にやっているわけではない」のです。それぞれがそれぞれで苦しみながらもがきながらやっています。その部分も選手の成長を記すという意味でblogに残していきたいなとは思っています。

話が飛び飛びですね。女子のリレーに関しても書いておきたいと思いますが長くなったのでまた別に(笑)。どれだけ書くのか?(笑)
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県選手権4

2016-05-02 | 陸上競技
続き。

先ほど男子のリレーについて少し触れました。今回は45秒31かかっています。昨年の秋に45秒75で走っています。個々の走力の上がり具合から考えてこの段階で0.4の伸びというのは考えにくい。最低でも44秒5はいかないといけません。1人メンバー変更をしています。そこだけで0.6秒近く上がっているはずですから。こちらは上手くいきません。

やはり中心選手がどれだけ覚悟を決めてやってくれるかだと思っています。3年生がいます。1年前から比べると大きな変化をしているのは間違いないと思います。それでもどこかに「何とかなる」という感覚があるのかもしれません。記録は少しずつ伸びていますがその伸び率はまだまだ。一気に伸びる可能性があるのですがそれがまだできていません。44秒5では中国には行けませんが最低でもそこのレベルの力はあると思っています。

単純に走力だけでいえば秋から比べるとトータルで1.5秒くらいは上がっていると思います。バトン練習もかなりやっています。ここはまだ私の指導力が不足しているのだと思います。持っていき方が甘いのかなと。試合の時に身体と気持ちのピークを持ってこれていない。女子の指導に偏っていると言われるかもしれませんが、男子に対しても同様に指導しています。微妙なニュアンスが違ったりするのかもしれませんが。

こうやって大会に出て打ちのめされる事も必要だと思っています。これまでの取り組みから抜け出さないといけない。前も書きましたが1年生男子が「股関節が上手く使えないのでそこを強化する方法を知りたい」「股関節のストレッチ方法を教えて欲しい」と自ら申し出てきます。自分が強くなるために必要なものを考えていく力は必要不可欠です。真面目にやれば良いというわけではなくて「強くなるために何をするか」なのだと思いますね。

選手は良くやってくれています。まだまだそこの力を引き出せないのは私の力不足。あとは何か足りないピースがあるのだと思います。基本的に放置プレイで練習をさせることはありません。近くで見ながらやっています。男子と女子は違う部分もあると思います。それでも方向性は同じだと。

3年生と2年生にそれぞれ「核」になる選手がいます。そこがもっともっと機能してくると面白いと思っています。ポイント練習をこの2人が外してしまったのが痛い。個人の刺激が入らなかっただけでなくチームとしても痛いのです。中心となる選手が全体の練習を引っ張っていってくれると面白いのですが。まだまだチームとして進んでいけると思っています。この2人のこれから1ヶ月の成長がチーム全体のレベルアップにつながっていくと考えています。それくらい期待をしてきます。うちが戦えるようになるためには間違いなくこの2人の力が必要ですから。

あとは総体に出場できない選手達がどれだけチームに貢献できるかどうかです。ここ最近、男子を見ているとバトン練習などでは「見ているだけ」で終わっています。その間の練習が十分ではない。一緒に走ってきたり、早出したりと練習をサポートする事が出来ていない。あえて言っていませんでした。これまで何度か指摘していましたから。女子は人数がいないのでそれができません。だとすれば男子が一緒に走っていけば力が上がるのです。

実はチームのためにやれる事はたくさんあるのです。それを自分から見つけていけるようにならないといけない。チームのために何をするのか。ここです。全員が主役になれる訳ではない。だからといって何もしないのではない。チームの一員として何をすれば良いかを考えられるようにならないと全体の力は上がりません。男子は特にその部分でしょうか。

競技力だけではない。そこは忘れてもらいたくないですね。勝てるから良くて勝てないからダメだとは思っていません。もちろん、勝つことを目指してやります。だからと言って全員が勝てる訳ではない。県内で勝ち上がれるのはほんの一握り。それ以外の選手がやる意味がないとは思いません。チームの中で「可能性がある選手」がいるならその選手をしっかりと上に進めるようにサポートしていくことも大切な役割。声を出すことにしても雰囲気を盛り上げることにしてもその選手にしかできない事があるのです。

県選手権を通じて男子は色々と考える事があるはずです。女子が活躍した部分があるのでそれに対して「自分達も」という気持ちがある。それがあるなら強くなれると思います。

良い経験だったと思います。これから1ヶ月。どうするかですね。
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県選手権3

2016-05-02 | 陸上競技
今回の県選手権、何人かはラウンドを進みました。1年生は他校からも注目を集める存在です。周りからどう言われるのかは分かりませんが。「強くて当たり前」と言われるかもしれません。簡単な話ではないというのだけは確か。「周りから見える姿」とその内情の違いは分かってもらえないでしょうから。

女子の200mは当初4人参加予定でした。しかし、2人棄権。1人は前日足の甲の痛みを訴えていました。当日も微妙だったので棄権することにしました。この子の中では「リレーで勝負したい」という気持ちが強くあるのでそちらに向けて、です。もう1人は保護者の協力を得て「治療」へ。4月初旬に足を痛めてからほとんど練習が出来ていません。周りから「順調ですね」と言われるかもしれませんがこの部分は尋常ではないくらい気を使っています。本当に練習できていませんから。

県選手権のリレーでは「Mを1走で走らせる」というのを女子の前で宣言しました。「この日までに絶対に走る」と期日を決めてやっていく方がいいかなと考えていたからです。個人種目はパスしてもリレーは出ようという感じでした。その話をしてから数日間はあることをやる事を伝えました。そこから毎日のようにやり続けていたそうです。「絶対に走るんだ」という覚悟が違います。ここを周りが見習ってもらいたい。チームに刺激が入ります。

200mは2人が出場。2人とも力のある選手です。総体路線はNは100mのみ、Sは200mのみ。周りからは「なぜ2種目エントリーしないのか?」と思われるかもしれません。どれだけ「力」があっても1年生です。無理する必要はないと思っています。本当の勝負は今年ではないから。消耗戦となる県総体で無理をしてやっていく必要はないかなと。少しずつ準備をしていきたいと思っています。とはいえ、この県選手権は2種目エントリー。練習の一環として負荷をかけるためです。矛盾していると言われるかもしれませんが(笑)。男子の1年生は1種目のみとしています。4月に入ってから練習を始めていますからまだまだ準備不足です。今の段階の違いを考えながらやっていかなければいけませんから。

前の記事にも書いているように調整はしていません。万全の状態とは言えない中でやっています。その中でどれだけ戦えるのか。中学時代はトップ争いをしていました。負ける経験というのはほとんどなかったと思います。しかし、高校生となり「勝てない」ことの方が増えてきます。こういう経験をさせたいなと考えています。強い選手を預かったから特別な事をするつもりはありません。これまで通りやる。200mを走るための練習は明らかに不足しています。これからの準備で対応していくつもりです。とにかく練習としての200mです。

予選では追風参考ながらSが27秒10、Nが26秒03。2人とも予選通過です。1年生がこの時期にこのタイムで走れるというのは大きなことだと思っています。十分すぎます。特別練習負荷を増やしているわけではありません。まだ準備段階だと思っています。ラウンドを進むということが大切だと思っていますから。準決勝ではNが26秒56、Sが27秒08。有力選手が棄権したこともありNは決勝へ。そんなに練習をしていないのに1日3本全力で走れるのか?という不安は大きくありました。タイム的には他の組の方が速かったりします。組み合わせもやはり大切ですから乗っかっておかなければいけないと思います。

中学時代とは異なると思います。SもNも中学時代は余裕を持って予選通過していたはずです。今回のように予選から全力で走っていかなければいけないという経験はないと思います。高校で戦うことを考えたらこの手のレースパターンをやっていきます。慣れていかないといけない。2人ともこれくらいのタイムで走れたら十分合格だと思っています。どちらかというと出来過ぎくらいです。無理をさせながらやっているわけではありませんから。本来の力がどれだけ高いのかという話ですね。強いです。

準決勝が終わってからNと決勝に向けて少し話をしました。身体の状態を聞くと「疲れた」とのこと。当然です(笑)。そんな話を聞いているわけではない。もう少し聞いてみると「全身筋肉痛~_~;」とののと。そういえば前日もバトン練習する時に「筋肉痛で腕が上がらない」と言っていました。確かに水曜日にシャフト補強をやりました。久々のシャフト補強というともあったのだと思います。それにしてもまだ筋肉痛が治らないというのはなぜなのか?と思って聞いてみると「往復したので」とのこと。え??

分かりにくいと思うので簡単に説明をしておきます。シャフト補強は基本40mで実施しています。1年生は男女ともに距離を半分にしてやっています。まだまだ筋力不足もあるのでそこを改善するため&徐々に慣らしていきたいというのもあるので無理のない距離を設定しています。まー昨年はホウキでやっていた部分を今はシャフトでやっていますからそれだけでも負荷は高いと思いますが。前回シャフトをやったのは水曜日。天候が雨でした。距離が取れないので20mを往復する形でやっています。分かってもらえるかどうか分かりませんが1年生2人が上級生と同じ距離をやっていたのです。オイオイ(笑)。

力の在り方

この記事に書いた内容を話していました。それを感じ取って自主的に負荷を増やして往復していたとのこと。そりゃ筋肉痛になるわ(笑)。大会前ですからこちらももっと配慮しておくべきでした。元々筋力があるわけではない1年生が上級生と同じ負荷をかけたらどうなるか?考えたら分かります。それでも本人たちが「自分が強くなっていかなければリレーで戦えない」と感じてくれそれを行動に移したのであればそれだけで十分だと思います。これから先につながるのではないかという感じですね。まー私のコントロールを越えたところでの練習は危険ですから気をつけないといけないのですが。「身体能力」だけではなく「心」の部分が育っていくことが大切だと思っていますね。

話は県選手権へ戻ります。Nはヘロヘロながら決勝へ。カーブでの風が強く思うように加速できませんでした(風に勝てるほどの筋力はありませんから)。それでも26秒26で7位となりました。あー翌日の100mに体力は残っていないだろうな、という感じでしたが(笑)。Sも2本走っていますしトレーニング負荷のダメージが残っているはずです。それでもお姉さん達と競争できたのは大きいかなと。200m決勝では前任校での教え子である大学生が2人とNがレースに出ていましたから感慨深いものがありました。もちろん一番応援するのはNですが(笑)。

男子も同じようにやっています。あとは私が言っていることを意気に感じてやっていってくれるかどうかです。女子は響きやすいのかもしれません。男子も同じように響いているはずです。チャンスは同じようにあります。これからどうやって強くなるのかを大切にしていきたいですね。男子のリレーは完全に「力負け」です。走力が足りないから負けている。ここから1ヶ月でどうするか。そこですね。変わるチャンスを生かしてもらいたいと思います。

また書きます。
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県選手権2

2016-05-02 | 陸上競技
前の記事があまりにも酷くて(笑)。試合の話を書こうとしていたのに何を書いているのか全く分かりませんでした。お許しください。

選手権、男子は明暗が分かれてしまうような感じだったと思います。走れません。力がある選手であれば支部大会を抜けてこれから総体に向けて、という流れで持っているのかもしれません。今は「何とか総体に行く」という勝負です。1週間前に気持ちのピークを持って行っている部分があります。火曜日にポイント練習をしたかったのですが中心になる二人の選手がほぼできず。質の低い練習をしてしまいました。これはかなり厳しい。

「次の練習に向けて準備するように」と伝えていました。私としては伝えられる最大限の事をやりす。負荷が強いというのもあるのでそれに見合うだけのケアをしてもらいたいと思っています。なかなかそこまでできないというのはあると思います。上手く練習が出来なければ試合での走りも上手くいきません。多少例外はあると思いますが。

逆にきちんと練習が出来ている選手は少しずつですが力が上がっていきます。誰がどう評価するのかは分かりません。私としては全員が総体で活躍できるようになるとは思っていません。総体に出れなくても自分の記録を少しずつ上げていければいいと思っています。それが陸上競技の「やりがい」ではないかと。そう考えるとメニューや練習の組み方も変えていく方がいいのかもしれないなとは思います。そこまで細かい事ができるかどうかと言われると難しいのですが。

総体に向けてを考えると私的には県選手権に向けて調整するというのはあまりやりたくありません。前の週に支部大会をやっていますから筋力的な低下があると思います。そこを補ったり走る練習を入れていきたい。県選手権は「力試しの場」だと考えていますが、実際に総体に出場できない選手はこの選手権を目標にしなければいけなくなるのかもしれません。チームとして何が正しいのかは判断が難しい気がします。

そんな中でも少しずつ「自己ベスト更新」をしている選手が出ています。強い選手がベストを更新すると目立ちます。しかし、予選落ちをしている選手の伸びはあまり目に付きません。私が指導している選手で目立っていた選手の事は分かるかもしれませんが、それ以外の選手の事はほとんど知ってもらえていないと思います。例えば13秒8くらいだった男子が12秒中盤で走れるようになる。14秒近くかかっていた選手が13秒ちょっとで走れるようになる。これも「部活動」だと考えています。

もちろん「適当にやって適当な結果を出す」事に対しては意味がないのではないかというのは同じです。やるからには競技力に関係なく「精一杯やる事」が大切。その中で力を少しずつ上げていくこと。そこを指導の中心に据えています。ある選手が12秒02で走りました。あともう一歩で11秒台でしたが残念。この冬は足を痛めてほとんどまともに練習が積めていません。冬というか昨年もほとんど練習が出来ていないのですか。本人も苦しんでいたと思います。身体に見合うだけの筋力をつけることがなかなかできませんでした。実質1年で185センチくらいある身長を動かす筋力をつけるというのは難しい。もう少し時間があれば、怪我をさせずにきちんとした練習を積ませてあげられればと反省しかありません。

目立つ結果が出れば「学校自体」が評価されます。しかし、それだけではないと思っています。地道に記録を伸ばしていく事が出来ればそこに意味がある。もちろん上を目指してやっていく中で「全員が満足する」という結果は出せません。人は誰もが自分が主役になりた部分があると思います。実際は思うようにいかない。私自身も大会の時には「戦える所」に力を注ぐ傾向があります。「不平等」と言われるかもしれませんが。

逆に大切なポイント練習で「適切な刺激」が入らなかった者は納得いく結果が得られませんでした。最初から「万全の状態」で臨む気はありませんでした。火曜日に走り込みを行い水曜日にフルでトレーニング。通常であればそこで疲労を残すようなことはしません。全ては県総体に向けて進むためにです。今記録が出たとしても総体で走れなかったら勝負にはなりません。この1ヶ月の使い方をどうするか。ここは考えものです。本当は火曜日にトレーニングを予定していたのですが天候の関係で変更。かなりダメージが残るはずですが。

そんな中でもポイント練習が出来た選手はこれまでよりも走れています。逆にポイント練習が出来ない者は良い走りができない。単純な部分だと思います。これでは戦えないと思っています。キツイ言い方かもしれませんが。特別強い選手が数人いるのであれば戦える。うちは普通の選手しかいません。県総体に個人で出場できる男子は1人だけ。その中で上を目指すのであれば「やるべき事を全てやらないといけない。

私がもっと言って聞かせていかなければいけない。そこも間違いない事実だと思っています。まだまだ高校生です。こちらが伝えたいこと、言っていることがきちんと入らないことの方が多い。もっと具体的に明確に示していく必要があるのかもしれません。ここは考えていかなければいけないかなと。

上手くいく事だけを書き記すつもりはありません。毎日もがいています。選手権で男子は「今のままでは戦えない」と感じたはずです。これから1ヶ月、どうするか。特別な選手が集まっているわけではありません。だからこそ「みんなで戦う」という感覚を持たないといけないと思っています。明確に目標を持ってやっていってもらいたいと思います。

まとまりのない記事ですが。また書きます。
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県選手権1~ほぼ雑記~

2016-05-02 | 陸上競技
多分1つの記事では終わらないと思うので最初から「県選手権1」としておきます(笑)。もう少しまとめて書けるようになると良いのでしょうが。相変わらず、ですね。

県選手権1日目。朝早い試合です。この日は200mと男子の4継がメイン。男女ポールもありました。今回は競技役員がありました。ここに関しては考えさせられる部分があります。「決まり切ったパターン」ではない所が必要になると思っているのですが。どこに意見をあげれば良いのか分かりません。こうやって公に書くから批判されるのかもしれないのですが、どこかで声を上げないとダメだと思っています。

初日は役員の合間に競技を見るという感じでした。前日親しい人と話をしていたのですが「SNSの在り方」について考えさせられました。こうやって書いている中で「自分にとってプラスのこと」の情報発信が多くなってしまう、という部分。私はどちらも書いているつもりですが「良いこと」だけになってしまいがちです。書けることも書けないこともある。「順調ですね」と言われる事が多々ありますがいやいや実際は大変なんですよ、と言いたい(笑)。

木曜日に夢を見ました。芝生の坂を車で一気に上がる夢。そこから車が漫画みたいに(まー夢ですから)飛んで行ってひっくり返る。夢の中で身体が思うように動かなくなりました。周りの人は気を使ってくれる。自分は「何とか動かそう」とするのだが思うように動かない。blogを更新したいなとまと思ってパソコンに向かうのだが思うように右手が動かない。もどかしく感じているとそこに師匠が涙を堪えて話しかけに来られる。

あー、もう動けないのかもしれないな、とその場で悟りました。その様子を見て私は号泣。涙が止まりませんでした。尊敬しお世話になっている師匠がなみだをこらえる姿を見る。それが何よりも辛かったし、周りに気を使わせてしまうことが耐えられなかった。

で、目が覚めると本当に号泣していました(笑)。おいおい、この歳になって夢を見て泣くのか?!かなりストレスを感じている部分がありましたがここまでとは。周りからは「いつも楽しそうですね」と言われますが実際は「めちゃめちゃストレスを抱えて生きている」のです。それは私だけではなく多くの人がそうなのだと思います。

選手権を迎える直前の数日間、選手の指導が十分にできなかった部分があります。練習をするための準備がきちんとできていなかった部分も。木曜日は急遽、ポールの練習を見てもらうことになり2時間近く競技場へ。ポールをやるのに指導ができないというのも自分の中でのストレスだったりするのだと思います。見ていましたが細かいところが全く分かりません。見ていく中でしか学べないと思います。こういう機会を増やしていくことが大切だと改めて感じました。

話がそれまくり。県選手権について書こうと思っていたのに(笑)まーいいか。ボチボチ書いていきます。お付き合いください。
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