続き。
「精度不足」を感じていました。この状況でどのような練習をしても効果はないかなと。ここ最近、あまりきつく話をすることはありませんでした。が、このような状態では「戦う」というところまで届かないかもしれないという思いがありました。最後は「選手がどうしたいか」です。ぬるま湯の中で「なんとなく過ごす」のでは戦える可能性はないと思っています。「県で表彰台に上がる」ことが目標なのか。準決勝に進むことが目標なのか。「これまでの取り組み」よりは上だと思います。が、本当に必要な「取り組み」とは大きな隔たりがあります。
全体を集めました。厳しいようですがこのようなバトンをやっていたら戦えないと思います。その話をしました。数年前、練習で「全く話にならない」バトン練習をしていた時があります。前任校の話ですがインターハイに行った直後の県新人の1週間前でした。バトンが全く合わないのに普通に笑って話している。どれだけの想いをして上級生がインターハイを勝ち取ったのか。近くで見てきたはずの後輩たちが「渡らなくても焦らない」という練習をしている。厳しく話してやり直しさせましたが「全くダメ」でした。
その時に「このままであれば間違いなく失格する」という話をしていました。こちらは痛い目に合わないように最大限の配慮をして話をしています。が、実際にやる本人たちが「何とかなるだろう」という感じでは話にはなりません。当時「失格してして痛い目に合えばいい」と突き放しました。実際にレースでは失格。決勝に残って中国新人を目の前にして失格です。「なるべくしてなる」という感じでした。痛い目にあってから目が覚めて県体では「50秒1」くらいで走ったのではなかったかと思います。12秒台で走る選手0、走力の平均は13秒5くらいでしたから上出来です。が、時すでに遅し。勝負する舞台には立つことさえできなかったのです。
この日も「今のままだったら失格をする」という話をしました。男女ともにですね。昨年と同じつらい思いをして帰ってくるのか。3年生男子が涙を流していた姿を忘れたのか。もっとシビアにならないといけないと思っています。バトンに対する「こだわり」をもつ。このレベルのバトンをしているようでは「走力」があっても勝負の舞台には立てなくなると思っています。自滅して終わり。かなりきつい言い方をしました。一つ一つに対しての「取り組みの甘さ」が残っている限りは戦えないと思っていました。かなり突き放しました。
その後、直線でのバトン合わせ。この段階では女子は少し目が覚めたかなという感じになりました。無難にバトンパスができるようになっていた。が、まだまだ「コミュニケーション不足」は否めません。もっともっと真剣に一つずつをやっていかないといけない。本来であればこれは「バトン」に限らず全ての部分で言えることなのです。男子は・・・。早出をする、バトンが詰まるの繰り返し。冬の間に何度もやってきました。この期に及んでタイミングが取れないというのは・・・。勝負する前の段階です。
最後にもう一度話をしました。最終宣告です。このレベルの練習をしていたら「バトンはつながらない」のです。それを認識する必要がある。「参加するだけ」「完走するだけ」を目指すなら私が指導する必要はないと思っています。厳しいかもしれませんが。本当に勝負をするという気持ちで県総体を迎えなければ「とりあえず走りました」で終わりです。何度も何度も言いましたが「3年生にとっては人生最後の県総体」です。その総体を「納得して終わることができるかどうか」なのです。下級生は「来年がある」と思っていたら来年も力を出せずに終わるのです。その年その年の県総体を大事にできなければ次も同じ。何度も何度もチャンスは転がってきません。
常にチャンスは1度しかない。バトンをミスして「次は上手くいく」といっても「次」を試せるチャンスはないのです。県総体は1度だけ。予選でミスをすればそこで「終わり」なのです。だからこそ練習の間にどれだけ真剣に考えることができるかが重要。可能性はあるのです。しかし、その可能性を実際のものにする前に「終わってしまう」ことだってありえる。怪我をしてしまったらレースに参加することさえできなくなるのだから。そういう感覚を常に持ってもらいたいと思っています。
女子に関しては前の記事にも書きましたが「若いチーム」です。2年生の女子が一人で引っ張っていかなければいけない。ミスをしても「来年はインターハイを狙おう」という気持ちでいたら来年も再来年もその可能性はない。県を代表する選手が複数いるのです。だからこそ「シビア」にならなければいけない。中学時代の実績?それはすでに過去のことです。力があるから優しく接して厳しいことを言わない。遠慮して選手任せにする。そんなことは絶対にやりません。例外はない。
厳しく話をすのはなぜか。それだけの「可能性」を秘めているからです。突き放されないとわからない部分もあるかもしれません。ある意味、私が悪者になり選手が一致団結するなら安いものです。私がこの子達に好かれて仲良しこよしでやるよりは「勝負する」「先生を見返してやる」という気持ちになって全力でやってくれるほうが何倍も意味がありますから。
かなり突き放しました。ある程度のフォローはしますが。これで本気になれるかどうかですね。ここの部分が今後の勝負を決めていくと思います。女子、県選手権で4継で2位になりました。が、それは遠い昔に終わったことです。その余韻に浸っている場合ではない。プレッシャーのない県選手権と勝負がかかった県総体は全くの別物。その感覚を持ってもらいたいと思います。あくまで「チャレンジャー」です。余裕なんて一つもありません。必死に勝ち抜く術を探していかなければいけないのです。
勝負できるところまで「心」が育つか。最大のチャンスだと思います。必死になれるかどうか。そこだけです。
また書きます。上手くいかないと期待されるかもしれませんが(笑)。
「精度不足」を感じていました。この状況でどのような練習をしても効果はないかなと。ここ最近、あまりきつく話をすることはありませんでした。が、このような状態では「戦う」というところまで届かないかもしれないという思いがありました。最後は「選手がどうしたいか」です。ぬるま湯の中で「なんとなく過ごす」のでは戦える可能性はないと思っています。「県で表彰台に上がる」ことが目標なのか。準決勝に進むことが目標なのか。「これまでの取り組み」よりは上だと思います。が、本当に必要な「取り組み」とは大きな隔たりがあります。
全体を集めました。厳しいようですがこのようなバトンをやっていたら戦えないと思います。その話をしました。数年前、練習で「全く話にならない」バトン練習をしていた時があります。前任校の話ですがインターハイに行った直後の県新人の1週間前でした。バトンが全く合わないのに普通に笑って話している。どれだけの想いをして上級生がインターハイを勝ち取ったのか。近くで見てきたはずの後輩たちが「渡らなくても焦らない」という練習をしている。厳しく話してやり直しさせましたが「全くダメ」でした。
その時に「このままであれば間違いなく失格する」という話をしていました。こちらは痛い目に合わないように最大限の配慮をして話をしています。が、実際にやる本人たちが「何とかなるだろう」という感じでは話にはなりません。当時「失格してして痛い目に合えばいい」と突き放しました。実際にレースでは失格。決勝に残って中国新人を目の前にして失格です。「なるべくしてなる」という感じでした。痛い目にあってから目が覚めて県体では「50秒1」くらいで走ったのではなかったかと思います。12秒台で走る選手0、走力の平均は13秒5くらいでしたから上出来です。が、時すでに遅し。勝負する舞台には立つことさえできなかったのです。
この日も「今のままだったら失格をする」という話をしました。男女ともにですね。昨年と同じつらい思いをして帰ってくるのか。3年生男子が涙を流していた姿を忘れたのか。もっとシビアにならないといけないと思っています。バトンに対する「こだわり」をもつ。このレベルのバトンをしているようでは「走力」があっても勝負の舞台には立てなくなると思っています。自滅して終わり。かなりきつい言い方をしました。一つ一つに対しての「取り組みの甘さ」が残っている限りは戦えないと思っていました。かなり突き放しました。
その後、直線でのバトン合わせ。この段階では女子は少し目が覚めたかなという感じになりました。無難にバトンパスができるようになっていた。が、まだまだ「コミュニケーション不足」は否めません。もっともっと真剣に一つずつをやっていかないといけない。本来であればこれは「バトン」に限らず全ての部分で言えることなのです。男子は・・・。早出をする、バトンが詰まるの繰り返し。冬の間に何度もやってきました。この期に及んでタイミングが取れないというのは・・・。勝負する前の段階です。
最後にもう一度話をしました。最終宣告です。このレベルの練習をしていたら「バトンはつながらない」のです。それを認識する必要がある。「参加するだけ」「完走するだけ」を目指すなら私が指導する必要はないと思っています。厳しいかもしれませんが。本当に勝負をするという気持ちで県総体を迎えなければ「とりあえず走りました」で終わりです。何度も何度も言いましたが「3年生にとっては人生最後の県総体」です。その総体を「納得して終わることができるかどうか」なのです。下級生は「来年がある」と思っていたら来年も力を出せずに終わるのです。その年その年の県総体を大事にできなければ次も同じ。何度も何度もチャンスは転がってきません。
常にチャンスは1度しかない。バトンをミスして「次は上手くいく」といっても「次」を試せるチャンスはないのです。県総体は1度だけ。予選でミスをすればそこで「終わり」なのです。だからこそ練習の間にどれだけ真剣に考えることができるかが重要。可能性はあるのです。しかし、その可能性を実際のものにする前に「終わってしまう」ことだってありえる。怪我をしてしまったらレースに参加することさえできなくなるのだから。そういう感覚を常に持ってもらいたいと思っています。
女子に関しては前の記事にも書きましたが「若いチーム」です。2年生の女子が一人で引っ張っていかなければいけない。ミスをしても「来年はインターハイを狙おう」という気持ちでいたら来年も再来年もその可能性はない。県を代表する選手が複数いるのです。だからこそ「シビア」にならなければいけない。中学時代の実績?それはすでに過去のことです。力があるから優しく接して厳しいことを言わない。遠慮して選手任せにする。そんなことは絶対にやりません。例外はない。
厳しく話をすのはなぜか。それだけの「可能性」を秘めているからです。突き放されないとわからない部分もあるかもしれません。ある意味、私が悪者になり選手が一致団結するなら安いものです。私がこの子達に好かれて仲良しこよしでやるよりは「勝負する」「先生を見返してやる」という気持ちになって全力でやってくれるほうが何倍も意味がありますから。
かなり突き放しました。ある程度のフォローはしますが。これで本気になれるかどうかですね。ここの部分が今後の勝負を決めていくと思います。女子、県選手権で4継で2位になりました。が、それは遠い昔に終わったことです。その余韻に浸っている場合ではない。プレッシャーのない県選手権と勝負がかかった県総体は全くの別物。その感覚を持ってもらいたいと思います。あくまで「チャレンジャー」です。余裕なんて一つもありません。必死に勝ち抜く術を探していかなければいけないのです。
勝負できるところまで「心」が育つか。最大のチャンスだと思います。必死になれるかどうか。そこだけです。
また書きます。上手くいかないと期待されるかもしれませんが(笑)。