前の話の続きを少し。取り組み云々ではないですが。
練習をやるときの服装、別に気にしないという指導者もいます。私はスパイクを履いた時にジャージを着ているというのを好みません。趣味の話ではなく「スピードを出すための服装ではない」と思うからです。実際にレースに出るときにジャージで走ることはありません。可能な限り試合に近い服装で練習をするべきだと考えています。
基本ロングタイツで練習をする。まーこれも感覚的な話です。長距離がトライアルやハイペースで走るときにはランパンでやります。これは学校によってこやとなると思いますがハーフパンツで練習をしているチームは「それなりのチーム」なのかなと。完全な偏見が含まれているかもしれませんが(笑)。長距離の指導者の方がその辺りは厳しく言うかもしれないですね。
昨年までは「競技場ではタイツを履く」というのがなんとなく決まっていたようです。学校ではタイツは履かない。理由は「恥ずかしいから」というもの。分からないでもないですが。強くなるとかいう前段階の話だったと思います。中学校では試合の時にタイツの上にランパンを履く、という変な服装で試合に出る選手が多い。羞恥心というのもあるでしょうが。
途中から学校でもスパイクを履くときにはタイツを履いてやる、という形にしました。恥ずかしいとかなんとかより「練習をする状態を作る」というのが最優先されるからです。強引な部分があるかもしれません。が、穏やかに「いつかその気になるだろう」という感覚ではいつまでたっても変わらないと思っています。
練習のときに着るジャージは「チームジャージ」で良いと思っています。わざわざ新しいジャージを購入して練習のときに別のモノを着用する必要はない。これも私の考え方ですから絶対的に正しいと主張するつもりはありません。が、チームジャージは部活に入って活動を継続するという段階で購入しています。これは高校を卒業してから着ることはほぼないと思います。そうであれば高校3年間の練習で毎日着れば良い。保護者の負担も減ります。もっと言えば「チームの一員」としての感覚を持つことができると思っています。そういう部分にはかなりこだわりがあります。チームとしての活動をする。
周りからすれば「別にどちらでも良いじゃないか」と思われるでしょうね。しかし、指導するにあたって私としては「こだわり」を持つようにしています。それが正しいかどうかは正直分かりません。でも「チーム作り」をする中ではこういう譲れない部分を持つことは重要だと思っています。もちろん万人に受け入れられるやり方ではないというのも分かっています。「なんでそこまでましないといけないのか」と言われる可能性は十分ありますが。
組織作りをするためにはやはり「こだわり」というものが必要になると思っています。それが「チームとしての色」になるのだと。チームによって特色が違うと思います。「見た目」はどうでも良いという指導者もいるかもしれませんが、私は「形から入る」というのは大切なことだと思っています。こういうのは「日本的な考え方」だと言われるのかもしれませんね。
少し「欲求」について書いておきます。マズローの欲求段階についてです。人の欲求は段階を追って変わっていくというものです。
人は「何かを食べたい」「寝たい」という生きていくために必要な欲求がその根底にあります。これが「生理的欲求」といわれるものです。そこが満たされると風雨にさらされることなく無事に生活したいという「安全欲求」が生まれてきます。常に命の危機に直面しながら生きていくというのは無理ですからね。この二つの欲求はもっとも基本的な欲求となります。
その欲求が満たされると「社会的欲求」「所属欲求」という段階に達します。普段の生活がきちんと送れるようになったときに初めて「集団の中に属して活動をしたい」や「仲間と共に過ごしたい」と思えるようになるのです。ここの段階にならなければ「孤独感」や「孤立感」という疎外されている感じを受けるようになります。
チームとしての活動。実は「所属欲求」がそこのベースにあると思っています。どのような集団であってもそこの中にいることで「安心する」という感じでしょうか。大半の部活はここで終わってしまう感じがあります。「みんなで集まって活動をする」というところで満足してしまう。一番の目的は「みんなで何かをやること」になる。
私が「チームとして」あれこれやるのはこの段階の欲求を早い段階で満たしてしまいたいというのがあります。「形」から入ることで「チームの一員だ」という感覚を持たせたいからです。競技に向かうためのスタートラインを早い段階で切らないといけない。「自分はチームに所属している」という部分が自覚できれば次の段階に進むのが早いと思うからです。
チームとしての活動。私としては色々と考えてやっているつもりです。細かいところを全て示してやるわけではないので理解してもらえない部分もあるかもしれませんが。それでも考えがあってやっています。第三者が「変わったね」と言ってくれるのであればそれは選手の成長ですね。こちらの求める「次の段階」に進んでくれているのでしょうから。
見守ってください。
練習をやるときの服装、別に気にしないという指導者もいます。私はスパイクを履いた時にジャージを着ているというのを好みません。趣味の話ではなく「スピードを出すための服装ではない」と思うからです。実際にレースに出るときにジャージで走ることはありません。可能な限り試合に近い服装で練習をするべきだと考えています。
基本ロングタイツで練習をする。まーこれも感覚的な話です。長距離がトライアルやハイペースで走るときにはランパンでやります。これは学校によってこやとなると思いますがハーフパンツで練習をしているチームは「それなりのチーム」なのかなと。完全な偏見が含まれているかもしれませんが(笑)。長距離の指導者の方がその辺りは厳しく言うかもしれないですね。
昨年までは「競技場ではタイツを履く」というのがなんとなく決まっていたようです。学校ではタイツは履かない。理由は「恥ずかしいから」というもの。分からないでもないですが。強くなるとかいう前段階の話だったと思います。中学校では試合の時にタイツの上にランパンを履く、という変な服装で試合に出る選手が多い。羞恥心というのもあるでしょうが。
途中から学校でもスパイクを履くときにはタイツを履いてやる、という形にしました。恥ずかしいとかなんとかより「練習をする状態を作る」というのが最優先されるからです。強引な部分があるかもしれません。が、穏やかに「いつかその気になるだろう」という感覚ではいつまでたっても変わらないと思っています。
練習のときに着るジャージは「チームジャージ」で良いと思っています。わざわざ新しいジャージを購入して練習のときに別のモノを着用する必要はない。これも私の考え方ですから絶対的に正しいと主張するつもりはありません。が、チームジャージは部活に入って活動を継続するという段階で購入しています。これは高校を卒業してから着ることはほぼないと思います。そうであれば高校3年間の練習で毎日着れば良い。保護者の負担も減ります。もっと言えば「チームの一員」としての感覚を持つことができると思っています。そういう部分にはかなりこだわりがあります。チームとしての活動をする。
周りからすれば「別にどちらでも良いじゃないか」と思われるでしょうね。しかし、指導するにあたって私としては「こだわり」を持つようにしています。それが正しいかどうかは正直分かりません。でも「チーム作り」をする中ではこういう譲れない部分を持つことは重要だと思っています。もちろん万人に受け入れられるやり方ではないというのも分かっています。「なんでそこまでましないといけないのか」と言われる可能性は十分ありますが。
組織作りをするためにはやはり「こだわり」というものが必要になると思っています。それが「チームとしての色」になるのだと。チームによって特色が違うと思います。「見た目」はどうでも良いという指導者もいるかもしれませんが、私は「形から入る」というのは大切なことだと思っています。こういうのは「日本的な考え方」だと言われるのかもしれませんね。
少し「欲求」について書いておきます。マズローの欲求段階についてです。人の欲求は段階を追って変わっていくというものです。
人は「何かを食べたい」「寝たい」という生きていくために必要な欲求がその根底にあります。これが「生理的欲求」といわれるものです。そこが満たされると風雨にさらされることなく無事に生活したいという「安全欲求」が生まれてきます。常に命の危機に直面しながら生きていくというのは無理ですからね。この二つの欲求はもっとも基本的な欲求となります。
その欲求が満たされると「社会的欲求」「所属欲求」という段階に達します。普段の生活がきちんと送れるようになったときに初めて「集団の中に属して活動をしたい」や「仲間と共に過ごしたい」と思えるようになるのです。ここの段階にならなければ「孤独感」や「孤立感」という疎外されている感じを受けるようになります。
チームとしての活動。実は「所属欲求」がそこのベースにあると思っています。どのような集団であってもそこの中にいることで「安心する」という感じでしょうか。大半の部活はここで終わってしまう感じがあります。「みんなで集まって活動をする」というところで満足してしまう。一番の目的は「みんなで何かをやること」になる。
私が「チームとして」あれこれやるのはこの段階の欲求を早い段階で満たしてしまいたいというのがあります。「形」から入ることで「チームの一員だ」という感覚を持たせたいからです。競技に向かうためのスタートラインを早い段階で切らないといけない。「自分はチームに所属している」という部分が自覚できれば次の段階に進むのが早いと思うからです。
チームとしての活動。私としては色々と考えてやっているつもりです。細かいところを全て示してやるわけではないので理解してもらえない部分もあるかもしれませんが。それでも考えがあってやっています。第三者が「変わったね」と言ってくれるのであればそれは選手の成長ですね。こちらの求める「次の段階」に進んでくれているのでしょうから。
見守ってください。