kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

評価

2016-05-15 | 陸上競技
土曜日の練習後の話。

練習が終わってからある方と話をする機会がありました。話しかけてもらったという感じですが(笑)。昨年、新しい学校で部活の指導を始めてからの1年間近くで見続けてもらっていたようです。毎回競技場に行くわけではありませんから「成長」という意味では感じてもらえるのかもしれません。

昨年、バランスディスクなどを使っての指導をしているときに「面白いことをやっているね」という感じで話しかけてもらいました。スポ少のコーチをされている方なのでこういう部分には興味関心があるのだと思っていました。「見たことのない指導形態」という意味では関心を持ってもらえることは大きな意味があると思います。

私のやっている事に関心を持ってもらえるというのは本当にありがたいことだと思っています。そしてチームとしての様子を見てもらえるというのも。正直、県内で私のことを知っている人はそれほど多くないと思っています。社交的ではありませんし(笑)。自分からあちこちに顔を出して繋がりを作っていくタイプでもありません。ほぼ無名だと認識しています。が、こうやって私のやっていることを見てくださっている方がいるというのはありがたい。改めて思いますね。

「随分、チームが良くなったね」という言葉をもらいました。これまでのチームがどうだったかというのは私には分かりません。私は競技をするという視点で指導をしています。練習の流れもほぼこちらでコントロールしています。のんびりする時間を与えないので選手はキツいと思います。それでも明るく練習に取り組んでくれています。「競技をする」というチーム作りをしてきたつもりです。それが外部から見たときに「変わったね」と言ってもらえるのは選手の取り組みが認めてもらっているのだと思います。こういう評価は私自身の評価ではなく「選手に対する評価」だと思っています。

例えば同じカテゴリーで指導している方からはあまり「変わった」とは言われないと思っています。ライバル関係になるでしょうし。他校の評価というのはなかなか難しいと思っています。私的にはかなりのエネルギーを注ぎながらやっていますから「成長するのはある程度当たり前」という感覚があります。だから自分のチームに対しては「厳しい目で見る」ことになります。県全体で見てもらったときに「1年前と変わった」と言ってもらうことがあるかもしれません。社交辞令という部分もあるのではないかと考えていますが(笑)

春先から新入生の加入により大幅に競技力は上がった部分があります。これは私の指導が云々ではなく「力のある選手がうちを選んでくれた」という部分が大きい。しかし、本当に力がある選手が集まればいきなり「チーム」として機能するのかと言われたら「ノー」だと思っています。中学時代にそれなりに結果を残している選手が集まれば「集団」としていきなり機能するのは不可能だと思っています。それぞれがやってきたやり方が違うでしょうから。烏合の衆という感じなのでまとまらないと思っています。それがある程度「チーム」として周りから見てもらえるのはそれなりの理由があるからだと考えています。

それは今の3年生がチームを引っ張ってくれてきたからです。これまでとは異なるやり方である程度のコントロールの下で自分達で雰囲気作りをしていく。トレーニングに関してもかなりの負荷でやる。思うように動けない時もある中で下級生に気を配りながらやっていく。多少(?)理不尽なことがあるかもしれないですがきちんと受け止めて競技に向かっています。それがあるから「チームとして機能する」状態になってきているのだと感じています。ここで「土台」が出来ているから1年生が入ってきてスムーズに移行できたのだと思います。

「すごく変わったね」と言ってもらえるのは最大の賛辞だと思っています。それは私に対してではなく「選手に対しての賛辞」です。その方は他校の高校生(市外?)にまで「自分達のところと違うでしょう?」とアピールされていました(笑)。「雰囲気が違う」と答えていましたがどこまで本当か(笑)。それでも選手たちの成長を認めてもらえるのは嬉しいですね。

本当はこれからなのです。「チームが変わるのは3年間かかる」と様々な人に言われます。もちろん、まだまだ今のチームが成熟しているかといえば足りません。しかし、1年間の成長の度合いとしてはかなりのものだと思っています。「集団」としての土台は出来てきたかなと。1年間。私にとって多くのことを考えさせられる時間でしたが選手たちにもこれまで経験したことのない時間だったと思います。変わってきています。それを素直に評価してもらえることに喜びを感じます。

こうやって地道にやっていれば見てくれている人がいるのです。間違った方向に進んでいたらきっと修正してくれる。そう思うことができました。見守ってくださる多くの方の後押しを受けながら進んでいけたらと思います。

すごく嬉しい時間でした。選手を褒めてもらうとやはり嬉しいですね。ここに満足することなく進んでいきたいと思います。応援してくださる多くの方に感謝して。
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走練習

2016-05-15 | 陸上競技
土曜日、この日はとにかく暑かった。さすがの私も日に焼けるのではないかというレベルの暑さですね。まーほとんど気づいてもらえないのですが結構日焼けをしています。その事をアピールするのですが誰も興味を持ってくれません。扱いが悪いですね(笑)

この日は午前中が中間考査初日。PTA総会も実施されました。ありがたいことにこの代休が月曜日(笑)。日曜と月曜が休みですから普通と変わりません。可能なら中日に休みを持って行ってもらえると大変助かったのですが。私ではなく生徒が。

考査終了後に練習へ。競技場での練習もしました。少し時間が確保できるのでスピード練習ができます。考査期間中ですが総体に向けての準備を進めていかなければいけません。バトン練習なども含めてしっかりとやっていく必要があります。学校ではなかなかできない練習も競技場ではできます。普段は移動時間が確保できないので学内で済ませています。だからといって全く走らない状態で2週間を過ごすというのは考えられません。当然の話だと思っています。

練習話だといつもの流れで。ある程度の事をやってからバックストレート側で走りました。風が向かうのですがこちらの方が効率よく練習ができると判断。腿上げ、チューブ5歩と進めていって並走としました。先週は天候の関係でほとんど走れていません。1時間という限られた時間の中で何をするかという部分。雨が降れば外では走れません。可能な限りな練習をしています。

並走の辺りから一人上手く走れないので別メニュー。以前と比べるとかなり改善されています。計画的な練習が出来ていないので本人も不安があると思います。それでもやっていくしかありません。こちらとしてはできることを最大限にやっていきたいと思います。

並走である程度の調子がわかります。まずまずの者もいれば「うーん」という者もいます。走っていないこともありますし、体育の授業で1500mのタイム測定が連続であったということでした。それくらいで練習に大きな影響を及ぼすというのもどうかと思いますが。体力がないという感じなのでしょうか。こういう部分では有酸素能力を高めていうことが必要になるのかもしれませんね。あまりにも体力がない。

並走からはバトン合わせ。これはいつもと異なる形でやりました。以前県外で練習をさせていただいたときに教えてもらったメニュー。タイム測定をしました。マネージャーが初めて記録を計るのでアヤフヤな部分もありますが「目標設定」という意味合いで実施していきました。このタイム設定は私が行いました。ある程度計算してからの実施。

バトンがきちんと渡れば普通に走るよりは間違いなく速くなります。一人で走ると減速区間が生まれますが二人でつなぐとそこの区間が最小限になります。逆に上手くバトンが渡らなければタイムが大幅に落ちます。そこの部分を定期的にやっていけば「力の目安」がわかるようになると思います。この日のメインはスピード練習も含めてのバトンとしました。

150mを75mずつに分けて走るようにしました。前走者が75m、次走者が75mの150m。前の走者はスタブロから出て走る。次走者もバトンをもらってからきちんと走る。トータルで150mのトライアルとしました。 ひょっとしたら距離が怪しいかもしれませんが(笑)。ここは今後の課題ですね。朝の段階で「やっておきたい」と思ってパッと準備したことですからもっと丁寧にやっておかなければいけないですね。

とにかく課題は「減速なくバトンパスを行う」という部分ができるかどうかです。初めてやることですからなかなか上手くいかないところもあります。もう少し精度を上げておかないといけないなと感じています。勝負をするためにはここの部分は外せません。走力で勝負できなくてもロスをなくせばそれなりに対応できます。もっと言えば走力があってもバトンがきちんとつなげなれば走力は生かせません。まだまだ不安定というのは大きな課題となります。

また、「ミスをしたときにどうするか」という感覚も身につけてもらいたいと思っています。そこまで考えておかないと「万が一」のときに対応できません。「ミスは起こるもの」として考えておかなければ緊張した場面では対応できないと思います。「どんなことがあっても渡す」というのは徹底したいと思います。あと何度バトン練習ができるか分かりませんがしつこくやっていきたいですね。

最後に走練習を。150mからのセット走にしました。本数もそれなりに。走っていないのでどこまでスピードが維持できるか分かりませんが。思うように動かない者もいます。当然です。その中でどう練習をするか。休んだら疲れが抜けて走れるようになるというものでもありません。走る中で感覚をつかんでいくしかないという気はしています。それでも良く我慢して走っていました。スピードを保つためには意識して動かすしかないですから。短長はヘトヘトになっていました。こちらもやっていくしかないと思っています。

疲れてくると本人たちの意識と気持ちが伝わってきます。適当に走っているわけではありません。こういう気持ちに応えてあげられるかどうか。単純に全員が飛躍的に強くなることはありません。その中でどうやって力を上げていくか。戦うためには全員で力を合わせてやっていかなければいけないと思います。ある程度の手応えはあります。勝負できる水準まであと少し。

来週は短い距離を走る頻度を増やしておきたいと思います。走る中で動きを作っていけたらと思っています。

少し補足的に書きたいことがあるのでこれはまた別に。内容があまりないもしれませんがお許しを(笑)
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