kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

自分のスタンス

2016-05-11 | 陸上競技
競技とは少し離れるかもしれませんが、書いておきたいことがいくつもあるのでそのうち一つを。

こう見えても他校の選手から話しかけられることが多い。それが何故かはわかりません。大学生や社会人選手、さらには高校生と幅広く話をすることがあります。これはほかの指導者とは違うかもしれませんね。先日の県選手権でも多くの選手と話をしました。うちの選手の保護者と話をしてたのですが競技が終わった大学生が話をしに近づいてきました。保護者が遠慮されて少し離れられました(笑)。おいおい、どちらが優先なんだ?!という感じですが(笑)。

こういう部分ではありがたいなと思っています。関わった選手たちがこうやって近況を報告してくれたり「どうでしたか?」と話をしてくれるというのは「自分らしさ」にもつながっていくと思っています。別に私が毎回毎回何かをしてあげているわけではありません。それでも話しかけてくれる。身近に感じてもらえているのかもしれません。もちろん全員がそのような形で関わってくるわけではありません。挨拶もせずに横を通り過ぎていく選手もいます。それはそれ。気づかないのかもしれませんし、関わりたくないのかもしれません。

別に話しかけられることにステイタスを感じるわけではない。正直、「どちらでもいい話」なのかもしれません。前任校でもありましたがチームが上手くいっていないときなどは「自分のところの選手からは嫌われる」「他校の選手から好かれる」という状況がありました。本当にかなり前ですけどね。全員から好かれるとは思っていませんし、そんなことがあったら「気持ち悪い」と思います。私の存在が「嫌で嫌で仕方ない」という人がいても当然だと思います。まー、そこまで嫌われるようなことをしてきたつもりはありませんが。

私自身は「人に好かれよう」と思って行動することはほとんどありません。こういう性格ですから。「長いものに巻かれる」という生き方はできません。納得できないことに対して素直に従って行動するというのはほぼ不可能。それが「選手のため」になるのであれば自分を押し殺してでも行動できますがそうでなければ・・・。尊敬できる方には「尊敬している」ということをきちんと伝えまし、そのような態度で接します。その方たちのためであれば自分の時間を削ってでも何かやろうという気になります。

生徒や選手に好かれようと思ったことは残念ながら一度もありません。そういう仕事ではないと思っているからです。最近はほとんど怒らなくなりました。とはいえ、ここ数日間で3回くらい切れましたが・・・。「やるべきこと」をやらないというのは許してはいけないと思っています。中学時代に「普通の子」として見られていた。が、よくよく見てみると「不足する部分がある」と思っています。中学では「義務教育」ですから「手がかかる子」もいるでしょう。その子たちに労力が割かれ「普通の子」はそれなりにやってきた部分があります。実は「面倒を見てもらっていない」という部分。これは仕方ないと思っています。

何かあった時に「仕方ないよね」という形で終わらせることはできません。「絶対にやるように」と言っていたことを繰り返しやらない。それはこれまで許されていたのかもしれません。しかし、それではこれから先に困る。別に私は困りません。「忘れた?仕方ないね」「次はきちんとやろうね」「なんでできなかったのかな?」なんて悠長な話をしていたらダメだと思っています。「ダメなものはダメ」というスタンス。

「○○くんはいろいろな事情があるから許してあげてほしい」という話もあるかもしれませんが、それは「不平等」だと思います。できていないことに関してはどのような「理由」があろうと「ダメだ」と伝える必要がある。もちろん、特別な事情があれば話は聞きます。しかし、それが突発的に起きることなのか。もし「特別な事情」があるのなら先に伝えればいいだけのこと。「仕方ないよ」で済ませていたら何も変わらない。次も同じことをしてしまう。

ある事について連続で注意をしました。それも複数の事が重なるので。今言ったことをやらない、できない。また前日に注意した事と同じ事をやる。難しい事を求めているわけではありません。「やれば出来ること」を求めているのです。それなのにやらないのは誰が悪いのか?誤解なきよう書いておきますが「やるのが当たり前のこと」を言っただけです。絶対にできます。時間も10分もかからず出来ること。それをやらないのは「やる気がない」と思われても仕方ないはず。

周りの人は親しげに話しかけてきます。激怒する姿を見ないからなのかもしれません。世間一般的に見ると私は「優しい人」なのでしょうか?いや、そんな事はないと思うんですが(笑)。かなり厳しく接しているつもりです。だからと言っていつもピリピリしているわけでもない。

以前は練習中にかなりピリピリした雰囲気の中でやっていたことがあります。こうなるとお互い疲れてしまいます。いい練習ができない。授業もクラスも同じ。私なんてクラスで野菜を育てているのですから。だからと言って「譲れないもの」はあります。そこを持ち続けているから子供達も「これはまずいな」と感じてくれる。なあなあでやってしまう事は避けたいからです。

距離が近いかどうかはよく分かりません。が、譲れないのを持つ。それは私のスタンスです。上手く書けませんが。自分の考え、スタンスは持ち続けたいと思います。

まとまりのない文章です。お許しを。
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シャフト補強に見るレベルアップ

2016-05-11 | 陸上競技
何の話を書いているか分からなくなっていますねー。まー基本自己満足のblogですから全く問題なし(笑)。私が思うこと、感じたことを書いています。誰かを批判する気持ちも過剰に持ち上げる気持ちもありません。目の前て起きている現実に対して私が思う事を書いているだけです。

月曜日、こちらから「指標」を示してからの練習としました。この部分の効果がどれだけあるのかは正直分かりません。同じことを伝えても「響くかどうか」で全く異なってくるからです。話をした後に注文した道具を箱から出して準備しておくことにしました。こちらとしては「アプローチ」と「環境整備」をします。練習をうまく進めるために必要な道具やケアをするために必要なものを準備していく。最終的には選手自身がそれを使ってどのようにやっていくかだと思っています。ストレッチポールとセルフケア用の道具、更には「セラバンド」を購入。リハビリにも利用できます

その後、練習を見てみると特に女子の雰囲気がさらに良くなっていましたね。それぞれが「可能性」を感じてくれているのだと思います。この日は悪天候のため室内でシャフト補強のみとしていました。重さはもう少しだけ重い状態での練習です。県選手権前にこの重さでやっていました。さらに1年生が自主的に距離を伸ばしての実施。「大げさに書いているだけ」と思われるかもしれませんが、間違いなくハードです。普通の選手であればできないと思います。ましてや「1年生」です。基礎筋力が十分ではない状態でやるのよほどの「気持ち」がなければ無理だと思っています。1年生にそこまでやらせるのか??と言われるかもしれませんが(笑)。

見ていると全員が必死にやっています。2年生は先日まで何度も何度も休みながら実施していたのですがこの日はとにかく連続でやり続けます。下級生に弱いとことを見せることはできませんから。競技力は1年生に負けるかもしれません。しかし、取り組みの姿勢ではこの子たちのほうが間違いなく「先輩」です。自分のことだけではなく下級生に気を配りながらやっています。そういう部分が「成長」だと思いますね。身体的にも精神的にもかなり強くなってきています。面白い。

1年生も必死にやっていました。この子たちの「才能」を磨くためにはこちらも厳しくやらなければいけないところがあります。この日はこちらが何かを言う必要がないくらい必死にやっていましたね。きつい中で股関節をしっかりと曲げる。更には突き出しで肘を伸ばす。「それくらいできる」と簡単に評価されるかもしれませんが「かなりの負荷」というのは間違いないと思っています。普通はできません。2年生と話をしていたのですが「Sが筋力が付いたらすごいことになる」というのは間違いありません。周りが想像する以上の結果を出せると思っています。同じくNとMは「基礎筋力」を上げていくだけで十分戦えるレベルになります。Sは身長があるので少し時間がかかるかもしれません。NとMは足りない筋力を少しずつ上げていくことが最優先。それでも最初に比べると「別人」ですね。本当に面白いと思っています。

ウエイトトレーニングなどは「重いものが上がり始める」ということで「目に見えて効果が分かる」部分があります。しかし、シャフト補強ではそこが分かりにくい。男子としては「本当に強くなっているのだろうか」とういう感じがあるでしょうね。しかし、こうやって見ていると明らかに「レベルアップ」が分かります。同じ動きをやっていても「力の発揮の仕方」が随分違うからです。こういう部分を自分たちの中で「認めていく」ことができれば本当に強くなっていくのだろうなと思っています。

1年生男子は「やることに必死」です。正確な動きなどはできません。少し前までは「フォームを作ってから重くする」という形をとっていました。が、やっているうちに修正できるのではないかと思って今では最初から「ある程度の重さ」でやっています。故障が怖いのでこちら側も細心の注意を払いながら指導していかなければいけませんが。

競技面の成長が日常生活での成長につながっていくかどうか。これも大きいと思っています。ここがつながっていかなければ意味がなくなってしまいます。勉強時間の確保はしています。その時間を本当に勉強につかえているかどうか。ここですね。与えられた時間を有効に使えなければ競技力は上がりません。全てはつながっているからです。物事に対す取り組みの姿勢は「競技だけ」で身につくものではありません。そこをどうすればいいのか。最後は本人たちが感じ取ってくれるかどうかだけ。

随分、雰囲気が良くなりました。男女ともに1年生が入ってきてくれたおかげです。1年生にとっては「今やっていることが基準」となっています。1から積み上げてチーム作りをしていく段階ではありません。これだけでも1年生にとってはプラスだと思いますね。

少しずつ。少しずつだと思っています。
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