kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

話をする4

2016-05-26 | 陸上競技
長々と書きますねー。どうなんでしょう。読んでもらう方々が「長いわ」と突っ込みを入れたくなるレベルなんじゃないかと思っています。それでも思う事は書いておきたいなーと。お付き合いください。

チーム。ここはすごく意識しています。だからこそこういうのは話をひたすらするのですが。「強いから勝ち上がる」というだけではない。前任校の指導で学びました。これまで2度ほど「意味がないんじゃないか」と真剣に悩んだことがあります。勝ち上がった所で選手の中に何も残らない。「強ければ良い」という気はありません。陸上競技を終えたときに何かが残らないと意味がないのです。

同時に「支えてもらうこと」に対して感謝の気持ちを持ってもらいたい。短距離を一番近くで見てきたのは他の誰でもないマネージャーだと思います。一番苦しい時も近くで見続けてくれています。そのマネージャーに対する「想い」がどのようなものか。近くにいて手伝ってくれるだけではない。本当に心配してくれているのは他の誰でもなくてマネージャーなのだというのはあります。今回の総体はマネージャーとしての一番大きな仕事だと思っています。本当に気遣いをしてくれていますから。

1年生のマネージャーが3年生マネージャーの姿を見てもらいたい。普通話をここまで出来ないと思います。私自身、最大の信頼を置いています。マネージャーがいてくれるからチームが成り立っています。細かい所まで気配りをしてくれる。それに選手が甘えてしまっている部分もあります。本当の意味での「恩返し」は選手たちが「自分の力を出し切る」ことだと思います。どんな言葉よりも一生懸命に競技に取り組む姿を示すことが最大の「感謝」だと思います。学べることは1年マネが学んでいきしっかりと選手を支えて欲しい。それを引き継いでいくのもこの県総体だと思っています。

全員が同じ方向を向く。出場する選手、出場しない選手、マネージャーが全員同じ方向を向いて進めるかどうか。出場する選手のサポートをそれ以外の選手にさせます。形式ばったサポートではない。近くにいて必要なことをする。選手が力が発揮できるように。戦うのは選手だけではない。チームとして全員で戦うのです。それが出来るかどうかはチームとしての取り組みだと思っています。

その気持ちが無いものは大会会場に来る必要はないと思います。チームにとってマイナスでしかない。必要ない。厳しい言い方かもしれませんが。全員で同じ方向を向いて取り組んでいきたい。その意味が分かるかどうかですね。

男女別に話をして後はそれぞれで話をさせました。ここの話は私は聞いていません。それぞれが思う事を話してくれていたらそれで良いと思っています。全てを私がコントロールする必要はないと思います。選手は私の「コマ」ではないからです。最後は私云々ではなく選手がどうするかだと思います。ある程度の所までは私が導けるかもしれませんが。勝負の場面では私が何かできるわけではないですから。選手たちの想い、マネージャーの想いがどれほどのものなのか。ここに尽きると思っています。

本気でやってきたのであればそれに見合うだけのレースをして欲しい。勝ち負けだけではない。周りが注目しようが関係ない。自分達の最高のパフォーマンスを示すだけです。そのために何度も何度も「心」の話をしています。共有できる「想い」があるかどうかです。1年生も短い時間ですがうちで一緒に行動してきています。感じ取ってもらいたい。全員が同じ気持ちを持って取り組んでくれると良い方向に進むと思っています。

これだけ長く書いて上手くまとめられないって(笑)。すみません(笑)。

思うことだけひたすら書いています。お許しを。

後は選手達が自分達で何かを目指してやってくれると思います。そう信じています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

話をする3

2016-05-26 | 陸上競技
更に続き。

男子に引き続き女子にも話をしました。これも話した内容とそれ以外を書いておきます。

女子、何度か書いていますが「上が狙える」状態になっています。それがどうなのか。周りからすれば「強い選手が来たのだから当たり前だ」と言われるかもしれません。昨年の県新人では4継で56秒かかっています。県体は1-2走のオーバーゾーンで失格。笑っていました。これに関して厳しく指導した記憶があります。力を出し切れないで終わっているのには大きな原因があるからです。明らかに甘い部分がある。「次は上手くいく」と考えているようでは次はないと思っていました。新戦力が整いいきなり「台風の目」となる。ここにどれだけの意味があるのか。

これも適切かどうか分かりませんが。「力があるから勝って良いわけではない」という話をしました。前任校の話も含めて。前任校、県内ではある程度「強豪校」という見方をされていた気がします。女子は毎年のように4継とマイルで中国大会に進む。表彰台に上がるのも珍しくない。それなりに練習をしていましたから「勝ち上がる」というのは当然という部分もありました。指導していて「過去最高の水準」で練習ができた時があります。本気でマイルでインターハイを狙っていたときですね。その時は多くの先生方から「インターハイ」の話をされていました。県外の先生からも。本当に応援してもらっていました。残念ながら届きませんでしたが本当に良い選手が集まっていました。

翌年、チーム状態は最悪。チーム内に不協和音しかありませんでした。3年生女子は2人しかいませんでしたが一切話をしない。中心となるべき選手の取り組みに波がありとても「応援してもらえるチーム」ではありませんでした。県選手権の時にあまりにも酷いので激怒。その時はマイルで優勝しました。力はあるのです。が、それを出すことができない。県総体のマイル準決勝、3年生2人を1走と2走に配置しました。チーム事情として200mで優勝を狙う選手がいたのでその選手をアンカー配置して楽をさせるためです。が、1走と2走のバトンパスを失敗。落としました。マイルでバトンを落とすことなんて通常考えられません。更にはそのバトンを2走が拾おうとしない。「拾え」と大声で叫んで再スタート。通常であればそれを取り戻すべく全力で前を負うのですがそれさえしない。尋常ではなく遅い。その後3走と4走が必死に追いかけました。なんとか着順で残ってぎりぎり決勝。あり得ません。

その後、尋常ではないくらいに激怒しました。決勝では4分2秒で走って2位となり中国。力があるのでそれを出せば中国には進むのです。が、本当にこのことに「意味があるのか」とかなり葛藤しました。書きながら当時の記事を読みなおそうと思ってみたら何も書いていませんでした。酷い・・・。どれだけ酷いことがあってもblogは書くようにしていました。が、この年は本当に何も書いていない。書けないような内容だったもありますが・・・。

1週間

これがこの時、県総体から1週間経過してのblogです。前後を読んでみましたが私自身本当にやる気を失っていた気がします。これほど無力感を感じながら指導をしていたというのは・・・。繰り返しになりますが「競技力」はありました。が、それに見合うだけの「心」が足りなかった。とても「応援します」と言っていただけるレベルではありません。恥ずかしくて中国大会を辞退するべきではないかと考えていました。「勝ってはいけない」というチーム状況でした。忘れられません。


こんな話は選手にはしていません。が、「中国大会を本気で狙っているチームにおめでとうと言ってもらえるかどうか」は大きいと思っています。もちろん決勝で7位になったチームがいたら素直に「おめでとう」とは言えない。一生懸命にやっているなら尚更です。が、それでも「このチームに負けたのなら仕方ない」と思ってもらえるかどうかは大きいと思っています。「力があるから勝つ」というだけではない。本当に一生懸命にやっていてそれを周りも理解している。適当に練習していたり、チームが「同じ方向を向いていない」状況であればやはり「勝つ意味がない」のではないかと。当時のblogを読んでみると本当に葛藤があったと思います。「勝ってはいけないチーム」が勝ったことにより悔し涙を流したチームがいるからです。それに何の意味があったのか。

今の女子、当時と比べると全く違います。1年生中心ですが「強くなりたい」という気持ちが大きい。こちらが話をすればある程度は感じてもらえます。良いチームになっていると思っています。それでも「力がある」という部分だけで勝ち上がりたくはないと思っています。競技に対して一生懸命になれているか。苦しんでいる選手に手を差し伸べることができるか。学年は関係ありません。スタートラインに立てば1年生も3年生も同じ。だからこそ「チーム」としての活動の日が浅いうちはしっかりと取り組まないといけない。こういう「心」の部分を徹底しておかなければいけないと思っています。

「力がある」ことで本人も周囲も「勘違いしてしまう」部分が出てきます。そうあって欲しくない。みんなで同じ目標を持って戦っていく。勝ち上がっていく。その気持ちが持てないようではレースに出る資格すらないのではないかと思っていました。力があるからこそその部分を徹底しなければいけない。

この話も繰り返しになりますが「来年はない」と思ってやる必要があります。若いチームだから今年は焦らずにやればいい。よく言われます。分かってはいます。が、今年の県総体は今年しかないのです。「来年があるからいいや」と思ってやっていたら来年も同じ感じになると思います。目の前のレースにどれだけの力を注げるか。ここが重要なのです。「次」は考えません。「来年はインターハイに行こう」とも考えません。やるのはまず「今」です。今年、インターハイを狙う気持ちでいます。結果はどうなるかわかりませんが女子のリレーに関してはそこを目標にしています。周りいから何を言われようが関係ありません。今目指すのは「今」できることです。

話が飛びますね。思うことが多いとこうなります。毎回の事ですが・・・。もう少し書いておきたいと思います。お付き合いください。

ちなみに「女子のチーム状況」が悪いからこのようなことを書いているわけではありません。若いチームですし、以前私が失敗したことをこの子たちにはさせたくないと思って上記の話を抜粋して話しました。注目をされるからこそ細かい部分にまで気を配らないといけない。競技面以外の事であれこれ言われるのはこの子たちの頑張りを否定されることにつながりますから・・・。本当に良い子が集まってくれていると思っています。それぞれ「色」があって大変な部分はありますが。

また書きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

話をする2

2016-05-26 | 陸上競技
続き。ちなみにここに書いている内容はすべてミーティングで話したわけではありません。こんなに長く話しても誰も記憶に残りませんから。一部分は話していますし、一部分は書きながら加えています。

「チームとしてやる」ことに大きな意味を持っていると考えています。それも「一生懸命にやる」から価値がある。「試合に出られるから出る」というのではなく「大きな目標」としてそこに向かうから意味があると思っています。「勝てる」から出るのであればこれほど面白くないものはない。「出ること」に意味があるのではないから。ここは「価値観」として大きな差が出る部分だと思いますが。

ミーティングの途中で「言われていることが分からない者がいるとすればこの時点で辞めたほうが良い」という話をしました。私がどのような気持ちで何を思い話しているのかを感じ取れないようであれば間違いなく「チーム」としての活動はできないと思います。力があれば話を聞いていなくても関係ない。そういう考え方の選手は「個人」でやればよい。「チーム」としての方針は明確に示しています。もちろん、指導する中で幅を持たせていますが根本的に共有できない者がチーム内にいるとそこから「ほころび」が生じることになります。一生懸命にやる選手が可哀そうですから。

男子に関しては「目標値」の再設定を伝えました。ここ最近の練習の様子を見ていると微妙だからです。目標は高ければ高いほど良い。これは絶対に間違っています。到達できそうにない目標を目指してもモチベーションの維持はできません。もちろんん、最初から目標値を高く設定しないというのではありません。最初は「遠い目標」であってもがむしゃらにそこに向かえばよい。が、実際にレースが近づいてきたときに「実現可能な目標」を設定しておく必要があります。

よく高校野球のチーム紹介に「ベストエイトを目指します」と書かれています。または「緒戦突破」と。高校野球やるのであれば「甲子園を目指す」のが当たりまえと言われるかもしれません。が、実際にすべてのチームが「甲子園」に行けるわけではない。各県で1チームのみが出場できる。最初から諦めて「緒戦突破」と言っていると思われるかもしれませんが、「身の丈に合った目標」が必要になるのです。全員が「オリンピック出場」を目標に掲げても実際に達成できるのは一握り。ブロック大会に行けるかどうかの選手がそこを目指すのは「非現実的」です。目指すことが悪いと言っているわけではありません。あしからず。

目標を持って進むことを否定するつもりは一切ありません。できる限りやって欲しい。中国大会に進める実力がある。その選手が「中国大会に行けたら満足」と最初から思って練習をしているようでは強くはならないと思います。前の年に中国に行ったのであれば翌年はインターハイを目指す。当然の流れだと思っています。毎年「中国大会に進む」という目標では実力を上げていくことはできませんから。

男子の4継、43秒前半が目標でした。今でもその気持ちは変わりません。が、最低限でもクリアしたい目標が必要になります。以前、43秒4を準決勝で出したが決勝に進めなかったということがありました。悔しいですがそれが当時の実力。このタイムであれば通常は中国ですがその年は果たせませんでした。中国狙いでやっていましたから満足や納得はできません。9番目で決勝に残れなかったのは事実として残りますから。それでも「43秒4」という記録は当時の選手が最大限の力を発揮して出した記録です。評価します。今回は43秒台が出せればという気持ちがあります。最低でも44秒3は出したい。それくらいの競技力はあるはずですから。最後に3年生の力に期待したいと思っています。

「結果」は大切だと思っています。上述しましたが一生懸命にやってきて出場したレースでの「結果」はその選手のものです。「俺はもっと練習すればいい記録が出せた」というような言い訳は必要ないと思っています。意味がありません。それなら「もっと練習すればいい」だけのことです。それをやっていないなくて「やっていれば・・・」というのは違うと思います。「負け犬の遠吠え」でしかありません。やるだけのことをやって出した記録であればそれは評価するべきだと思っています。繰り返しになりますがこれは私の「価値観」です。誰かに認めてもらいたいとも思いません。

だからこそこの県総体、最後の最後まで力を出してもらいたいと思っています。そのためには大会に参加しない選手がどれだけチームに貢献できるかです。サポートに徹する。ここが重要。男子の3年生、県総体に出場できない選手もいます。その気持ちも汲みとってもらいたい。もちろん、一生懸命にやっているから「気持ち」を感じなければいけないのです。そうでない上級生であれば「マイナス」にしかなりませんから。今はそのような選手はいません。だからこそ出場する選手は走れない選手の分まで力を出さないといけない。それを感じ取れるかどうかだと思っています。

3年生男子、支部大会以降は1年生の練習を引っ張る形で練習に参加していました。前からスタートしてひたすら逃げる。それを下級生が追う。そういう練習の中で少しずつ力をつけていくのです。下級生が一人で強くなるわけではない。上級生に引っ張られて刺激をもらいないがらやってきました。そうであれば尚更、走る選手は「先輩の分まで」走らないといけません。苦しくなってきたときに力を出しきる。これができるかどうか。3年生男子は「真面目な子」ばかりです。こちらが求めることを一生懸命にやろうとします。この1年間、変革の中で一生懸命に練習に取り組んできました。だからこそ本当は全員を県総体に出場させてあげたい。

が、実際に走れるのはリレーであれば4人です。全員が走るわけにはいきません。走れない選手がいるからこそその分まで走れる選手は一生懸命にならなければいけない。そう思っています。

うーん、書いていると思った以上に長くなりますね。文才がないのでしょう。まとめきれません。また書きます・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

話をする

2016-05-26 | 陸上競技
水曜日、この日は朝から雨。雨が降ると少し肌寒い感じがありますね。風邪をひくというレベルではないと思いますが気をつけないといけないですね。

基本的にこの日は「休息日」としていました。少し体幹を締めるくらいの感覚ですかね。朝練は室内で腹筋背筋などを軽めに。リラックスした状況の中での体幹補強をやりました。それほどピリピリした雰囲気でやる必要はないと思っていたからです。朝ですし。

午後は本当に軽めに。練習前にもう一度全体を集めて話をすることにしました。ここまで来て何をするか。その部分の確認をしておきたいなと思ったからです。

陸上競技、他の種目と異なり「スタート地点に立った時点で勝負が決まっている」と思っています。そこまでにどれだけ準備をしてこれたか。スタート地点に立った時に「大丈夫」と思えるかどうか。あの時もっと練習しておいたら記録がよくなったかもしれないと考えてもほぼ無意味です。球技系であれば試合の流れなどもあり「下剋上」が起きることがあります。力が下のチームが「絶対に勝てない」といわれるチームに勝つこともある。「流れ」によって大きく変わるからです。試合時間も長いですし。

が、陸上競技の短距離系に関しては「そこまでの準備」が重要だと思っています。最後の週に慌てて「バトンが合わないから時間をかけて練習をしよう」なんてことは通常ないと思います。一朝一夕でバトンができるはずはないからです。当日に劇的にうまくなることはない。だからこそそこを迎えるまでにどれだけの準備をしているかだと思っています。

ここまで来たらもうやることはほとんどないと思っています。気持ちのコントロールのみ。何度も何度も言っていますが「チーム」としての方向性だけだと思っています。今回の県総体、出場種目はそれほど多くはありません。出場できる選手もいれば出場できない選手もいる。が、全員が「同じ方向」を向いておく必要があります。ほとんど関わりがない1年生も同様。1年生のマネージャーも同様。全員が「一つでも上に」という感覚を持たないといけないと思っています。中学時代にそのような指導を受けているかどうかは分かりません。が、今やっているのですから問題はないはずです。できないはずはない。

試合に出る者は出場するのが当たり前ではありません。県総体に出場したくてもできない選手がたくさんいるのです。その人たちが参加してくれているから勝ち上がって県総体に出場できる。「強いから出れるのは当たり前」ではないのです。勘違いさせたくはありません。それがわからないようであれば「出場する資格はない」と思っています。強ければ何をやっても許されるというつもりはありませんから。また、「チームTシャツ」を着て試合に臨みます。競技会場で「Hosho」の選手だというのが一目でわかります。一人一人の行動が大切になってきます。

周りから見て「勝って欲しくない」と思われる選手やチームであれば意味がないと思っています。もちろん、ライバル関係にあったり個人的に「好ましく思わない人」はいると思います。そんな部分をあれこれ言っても仕方ない。が、多くの人が見て「勝つに値する選手」「勝って欲しいチーム」であるかどうか。どれだけ力があっても「競技以外の部分」がきちんとできないような選手であれば「負ければいいのに」と思われるでしょう。そうなれば「マイナスのエネルギー」が発生します。勝てるものも勝てなくなる。やはり応援されるチームにならなければいけないと思います。

地元で練習をしていたら「すごくいいチームになったね」と言っていただくことがあります。こういう部分です。自分たちの行動を何度も見直していく必要があります。まー私がこうやってblogを書いていることを好ましく思わない人もいるかもしれません。それはそれ。選手には関係ない。選手は自分たちのやるべきことをしっかりとやってくれているはずですから。

だからこそ「チーム一丸となって」という取り組みが必要になります。出場する選手は「自分のため」「出場できない仲間のため」「学校の看板を背負っている」という感覚を持たないといけないと思います。「負けてもいいや」とか「どうせ勝てないし」という気持ちでレースに臨むのであれば「辞退」してもいいと思っています。ほかの選手に失礼ですから。勝ち上がって「県総体」に出場するのです。周りが「不快」に思うような考え方で競技に臨ませたくない。

また、出場できない選手は「全力でサポート」する必要があります。出場する選手が一番いい結果を出せるように最大限のサポートをする。それができないのであれば競技場に来る必要はないと思っています。「勝負しよう」と思っている選手の周りに一人でも「自分は関係ない」と思っていたり「遊び半分」で来ている者がいれば失礼すぎます。マイナスにしかなりません。

こういう大会は「チーム」としての戦いだと思っています。「総合優勝」とか「総合何位」とかで価値が決まるとは思いません。人数が多くて出場種目が多ければ「総合何位」とかには入ります。が、そこを目指すのは私は違うと思っています。結果的に「総合何位」とかになるのであれば意味があるかもしれません。「総合優勝するために○点取る」とかも「チームのため」といわれるかもしれんが・・・。

強い選手がいなければ「総合順位」の争いにはなりません。そこだけで「チーム力」を問われると普通の選手が集まるチームは「チーム力がない」という判断を受けることになります。私は違うと思っています。出場する選手が自分の力を最大限に発揮できるように周囲がサポートする。それを感じ取って競技に出場する選手が「最善を尽くす」こと。こういう部分で本当の意味での「チーム力」が問われるのだと思っています。中国大会に出場したから「良いチーム」かどうかはわかりません。

少し長くなりました。もう少しこの辺りのことを書いておきたいと思っています。おつきあいください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする