水曜日。この日は授業変更がありかなり授業間が空いていました。どうしても眼科に行きたかったので年休をとっていくことに。これまでは車で行っていましたが2時間年休をもらって歩いていくことに。それほど遠くないので大した運動にはなりませんが、自分で時間を作って歩かないと。自分自身で決めたのでとにかく体を動かす。歩いて15分程度だったでしょうか。てくてく散歩がてら眼科へ。
とにかく自分で歩くという時間を作らないといけません。学内でも極力歩く。最低でも1日1万歩。これまでも意識的に歩いていましたがそれ以上に歩くことに。さらに間食を一切やめる。揚げ物は控える。こうなると節制することが楽しくなってくるのでそれはそれでいいかなと。運動することで身体も軽くなります。実質軽くなるというだけではなく気持ちも軽くなる。こうなると少し走れそうな気がしてきます。多分走りませんが(笑)。
さらに合間を見つけてこの日の午後の練習のための準備を。練習で「ハードル走をやる」ということになっていました。冬季練習に入ってから定期的に「ハードル走」が入っています。これは昨年度も実施されていたようです。そこに対して「より走りに繋げていく」というテーマをもってやっていく。kbt先生的には「強く踏み切って重心移動を作りたい」というのがあります。腰が進まない選手にとってはこの部分がかなり苦手。それを克服するための「ハードル走」になっていると思っています。前回は「3歩」でのハードルの往復でした。シャトルハードルのような形。前回私が不在だった木曜日にハードルをやっています。その時ヨンパの選手は行きが「逆足」、帰りが「利き足」だったようです。元気な時に逆足を使うことはないということで指摘されていました。逆足を使うというのは重要ですがどの場面で使うのかを考えなければいけません。
その話を聞いていたので「スプリント」という部分では「5歩ハードル」のほうが良いだろうと提案。3歩では歩数が少ないのでごまかせます。1歩のストライドが確保できなくてもなんとななる度合いが出るからです。しかし、5歩ハードルになるとよりスピードを上げて走らないといけない。高さは低くてもいいと思っています。インターバルでしっかりと走ることができるか。ハードルを越えたときに身体の真下に接地できるか。強い体幹のために接地した時につぶれないか。この辺りも確認できる練習になります。
そのためには「距離設定」が重要になります。月曜の練習内容にも書きましたが、以前作った「資料」があります。これは「理論値」で入れている距離。それを実際に何度も何度も見ることで「適した距離」を見出すようにしました。それぞれがどれくらいのストライドで走るのか。どれくらいから踏み切るのか。着地までの距離は。というデータを利用しながら計算しています。実際、「5歩ハードル」「6歩ハードル」をやるというのがあってもその「インターバルの距離」を細かく考えることは少ないと思います。さらには「走力差」によって「距離設定」を変えるというのは少ない。今回はkbt先生の要望で「4パターン」を作ることにしました。それぞれの走力とストライドに合わせての設定。
この日の練習は「走練習」が中心。体幹補強から始めては基礎ドリルⅠとⅡ。そこからハードルを使っての切り替え。アップは最小限にして早速ハードルで。選手がアップをしている間に距離を測ってマークを置く。実際、やってみないとわからない部分はありましたがある程度「汎用性がある」と思っています。400mHの走りを基準にしてそれぞれの距離を決めています。インターバルを15~18歩を基準として設定。どうなるかわかりませんでしたが、それぞれのグループにあった場所で走ることに。
やってみるとかなり適切な距離でした。ハードルが低いのもありますが問題なく超えていけます。最初は届かないかなという選手もやっていく間に届くようになります。5歩のスピードで走っていって帰りはそのままスプリント。ヨンパの選手は3本のうち2本は利き足、3本目は逆足としました。1セット目を見ていると逆足も「17歩ストライド」で走って今いた。いやいや。逆足になるということは疲れてきてストライドが狭くなる状況です。18歩のストライドにしなければいけません。指摘して修正。ありがたいことにこうやって「ハードル練習」をする機会が定期的に設けられているのでハードル選手にとっては良い練習になります。ハイスピードの中での逆足練習までできる。見ているとかなり良くなってきているなと思います。ちなみに女子の高跳び選手は「16歩」のストライドの場所で越えていました。男子と同じくらいですからすごいことです。バネがあるというのもあります。高跳びができる選手はヨンパに適応できると強いと思います。最後に無理ができます。まー高跳びでIH9番目の選手ですから強いのですが(笑)。
kbt先生からは「6歩ハードルのほうがいいかな」という意見も。利き足だけではなく逆足も使いながらということで。スプリント系の選手は利き足で跳ぶことが多くなるのでバランスが悪くなります。それで怪我をしてしまっても勿体ないので6歩のほうがバランス的によいのでは?と。逆足を使うとストライドが狭くなります。利き足との差が大きくなるので難しくなる。そうなると設定が難しくなるかなという気もします。それでも「準備」はしたいなと思いますね。
終わってからしばらく休憩して土の上で120m×3本。これを2セット。短長は折り返しを100m。短短が歩いて戻ってくるまでがレスト。跳躍は1セット走って2セット目に専門練習。かなりの負荷です。段差スタートでしたがらこれまでにないくらいの接戦になっていました。しんどい部分もあるでしょうが。こうやって気持ちが入った走りを重ねていくと強くなります。ハードル選手はかなり走れるようになってきています。来年から400mHにチャレンジしたいなと思っている男子もかなり。ある程度のスプリントが出てくれば上手くいけば県で勝てるかもしれないなとい感じがあります。ハードリングはまずまずになってきています。それをどうやって生かしていくか。400mのフラットの走りがカギを握るかなと。女子はかなり強くなっています。間違いなくシーズンより強い。まー失われた3か月がありますから。それを取り戻しさえすれば戦えるようになります。意識も変わってきているのでなんとか戦える水準まで持っていけると思います。来年度の注目選手になってくれると思っています。
かなり走りましたが最後までよく走れていました。最後に50mのバウンディングを実施。疲れている中でしたがよくやっていました。タフです。が、足にかかる負担は大きいと思っています。どれだけケアできるか。自分自身でやるしかない部分もあります。怪我をしてしまったらこれまでやってきたとこを棒に振ってしまいます。そうならないように自分自身の体に目を向けてもらいたい。継続的に練習ができることが重要ですね。
何人かが体調不良。時期的なものかもしれません。自分自身でコントロールできる部分もあれば感染する部分もあります。コロナ関係が少し落ち着いてきた部分はありますが、基本的に風邪やインフルエンザなどは変わらずです。練習強度が上がれば免疫も落ちるので風邪をひきやすい。そのあたりまで考えながら対応してくれるといいなと思います。