kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

強化練習2

2021-12-26 | 陸上競技

前の記事の続き。

 

短い距離を中心に走ってからこの日のメインである補強へ。木曜日に「ウエイト代替種目」の説明をしました。うちの選手もこの日が初めて通しで行う内容。種目そのものはわかると思いますが順番などがわかっていない。これもやる中で効率が良くなっていくと考えています。さらには説明をしないといけないという上場になっているので手間取る。当初からこの日にやるということになっていたのでここは片目をつむった状況で見ていなければいけないと思います。

 

今回はウエイト代替種目のほうについて指導しました。サーキットBに関してはこれまでもやっているので問題はなし。種目が少し異なる部分がありますがこれは問題ないと思います。こちらも人数が多くなるので薄まる部分が出てきます。それをどのように対応するのか。すべて私が説明してもよいのですが時間がもったいない。選手たちが自分で「ポイントを伝える」というのができるかどうかです。

 

ウエイト代替種目は本当は「ウエイト場」でやる予定にしています。シャフトの運搬などのことを考えるとグランドでやると効率が悪くなるからです。さらには男女共に「片足スクワット」をやる際に自分で背負えないというデメリットもあります。ウエイト場であればスクワットラックを利用して背負うだけでできる。この部分のロスも大きいかなと。また、「重さ」も様子見で考えないといけないので。女子は20㎏のシャフトのみ。サイドランジも片足スクワットもスナッチもこの重さで。サイドランジに関しては細いシャフトでもいいかもしれません。この辺りもやっていかないとわからない。

 

男子は片足スクワットが40㎏、サイドランジなどは重いので軽くしました。本当に筋力を上げるためにはもう少し思い重さでできないといけないかなと思います。これまでスクワットをやっていましたが本当に必要な筋力が上がっていたのか。腰への負担なども考えて重さを減らしながら最大負荷をかけらえるようにしようと思っています。選手によっては女子と同じ重さでやっている部分もありました。こうやって「明らか」にされていく部分があると思います。「筋力」を上げるためにやっているはずのウエイトで向上していないのはなぜか。どこに課題があるのか。「補強をやるだけ」ではない。すごく重要な部分だと思います。

 

下半身、股関節、体幹。この部分に関してはかなり負荷をかけることができるのではないかと思っています。一つ課題があるのは「上半身」です。ベンチプレスはもともとやっていませんでしたが、腕立て系しかやっていないのでこの部分のバランスが悪いかなと思っています。この日の練習の中に取り入れるのは難しいかなと思っていますが、どこかでしっかりと上半身補強を入れたい。ここも見極めながらなのかなと思っています。

 

うちの選手も弱いなと思いますが他のチームの選手も弱い。もちろん、「補強の強さ」=「競技力の高さ」ではありません。先日国体関係で練習に来た選手たちも「驚くべき弱さ」でした。それでも走れるのです。が、本当は体幹の筋力が上がることでもっと競技力が上がる。なかなかそこの部分には目が向きません。「筋力がなくても走れる」のだから困ることはない。「体幹が強い」ともっと走れるといわれても実感はわかないのだと思います。鍛えるだけではなく「使える」ようにすることも含めて重要なのかなと思っています。

 

1時間程度で終わるのが理想ですが説明や流れのこともあり1時間を越えました。時間をかけたらできるのは当然です。しかし、時間をかけずにしっかりとできるようになるのが理想。「補強を早く終わらせる」のが目的になってしまう選手も出てきますが本当は「正確に早く」というのが重要です。体幹に力が入った状態で他の補強もできるようになってほしい。しかし、その部分に対してどれだけの理解が得られるか。この冬で徹底的に強化できたらと思っています。

 

もちろん、今回実施した種目がそのまま行われるかどうかはわかりません。試行錯誤しながら一番良いものを作り出していきたいと思っています。複数顧問体制ですから客観的な意見を聞きながらやることができます。正確性を保てない補強であればそれは除外する必要もあると思っています。やればいいというものでもない。正確にしっかりと。

 

導入段階です。それでもかなりきつそうでした。慣れていくしかない。筋力を上げていくしかない。そう思っています。温室育ちではなくある程度ワイルドさも必要です。「きれいな練習」だけではなくがむしゃらに正しくやっていくことも必要。単純に「がむしゃら」になればいいというものでもないですから。こう考えるともう少し「ボディーコントロール」の練習もできればいいなと思います。バランスディスクなどを利用した練習も。ここも考えながら見守っていけたらと思います。

 

午後からハードル練習会もあったので該当者はヘロヘロの中で気持ち早く終わる。それ以外の選手はプラスアルファの補強をひたすら。どれだけやるのか??と思われるかもしれません。毎回毎回ではない。時として必要なことがある。そう思っています。普段はある程度きれいな練習でも時と場合によっては「泥臭くやる」必要もある。叱咤激励しながら前向きに取り組んでもらいたいと思います。元気が出ればもっともっと変わっていくと思います。

 

かなり筋肉痛になると思います。そのあたりのことはいろいろと聞いてみたいですね。どうなのかを。フィードバックがあってわかることもある。日々勉強です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

強化練習

2021-12-26 | 陸上競技

土曜日。この日から冬休みに入ります。練習に関しては事前に予定を立てていました、この土曜日と次の月曜日火曜日でしっかりとした負荷をかけておきたいという話になっています。どれだけ時間をかけて強化練習ができるか。やるべきことを正確にできるか。大きなことだと思っています。

 

単独でやってもよいのですが他のチームの力を借りながらということで合同練習の形をとりました。午後からハードル練習会もあるので毎回のことですがsmsが参加してくれました。さらに私個人のつながりということでymchと前任校の選手が数人。トータルで30人くらいの練習となりました。我々のキャパとしてはこれが限界です(笑)。これ以上増えると「動きのこと」はできません。それほど多くの人数を一度に見るというのは難しいからです。ある程度の「責任」をもって練習をしています。目が届かなくなると個別に指導ができなくなるので。

 

この日は練習を任されていました。事前に予定を立ててですが。補強を中心にやる。短い距離を走る。ここだけです。時間が確保できる限りしっかりとやることに。日曜日から中国合宿に参加する選手も複数名いますが、「3泊4日の合宿」ということでこの日は補強はしっかりとやっておこうということにしていました。最初にクリスマスなので簡単なゲームをしてから練習開始。30人もいるとなかなか大変です。

 

体幹補強から開始。練習開始前に「説明をする」という時間を作っていましたがやはり正確に伝わっていない。合同練習の時に注意するところはここだと思います。「自分たちは普段やっている」ので問題なくできますが、他校の選手は「初めてやること」なのでできません。そこに説明する時間などを加えるので普段よりも時間が必要になります。補強に対しての「理解」の部分もあるので「正確にできない」なかで補強をすることになります。何度もやっていくとできるようになると思いますが、1回でできるとは思いません。合宿などで指導する際には気を付けないといけないなと思います。「練習の紹介」になってしまうと「本当にやりたいこと」がわからないまま「形だけ持って帰る」ということになるからです。補強も「効果を高める」ためにはやはり注意点を理解してやっていくことが大切。

 

体幹補強をしてから基礎ドリルⅠともも上げ。ここに関してはskyではほぼ毎日やっています。が、ここも慣れてくると「目的意識」が薄くなります。今回は女子の参加が多かったので女子選手から説明する部分が多くありました。男子は活躍の場面が少なかったかもしれません。週明けの活躍を期待したいですね。この日は普段に少しプラスして「スイッチング」の意識付けをしました。「足を前で動かす」ためにどうするかというところです。春先にはやっていましたが砂金はほとんどやっていないので。チューブのスイッチングからマークを使ってのスイッチング。身体の前で切り替える。直線的に持ってきて前で入れ替える。ここは徹底。

 

その流れから「引き出しで進む」ために片足スキップと連続引き出し。前段階で「スイッチング」の部分をやっているのでそれを進む動きの中に取り入れていく感じでしょうか。やっていることは同じです。前に足を送っていくときに進む。ここも重要だと思っています。普段の練習にプラスアルファという感じですね。

 

で、短い距離を中心に練習。加速段階、中間、まとめという感じです。最初は「前半マーク」を。これも前任校ではよくやっていました。夏休みにも何回かやらせてもらいました。どうしても「起きるのが早い」選手がいるのでこの部分にも対応したいなと。マークを使って最初の5歩のリズムを安定させる。さらにはそこからピッチアップと身体を起こしていく部分を一致させる。さらには「タイヤ押し&マーク」で普段やっていることを走りの中で生かしていく。とにかく「関連性」です。それぞれの練習が独立しているわけではない。走るために必要な要素を「抜き出し」てやっているのをこうやってまとめていくのです。マークを使うことで意識付けもできます。選手がどのように感じてやっているのかは分かりませんが、こちらとしてもできることをやりたいと思っています。

 

そこから「カーブ直線」での中間のイメージづくり。最大スピードを出してからの「動きのコントロール」です。これも何度かやっています短長は今でも頻繁にやっている練習です。あまりストライドが広がりすぎないようにしたいなと思っています。間延びするのはよくない。走りの中でしっかりと身体の真下で捉えるイメージで行う。ピッチを保つ。この部分をやりました。70mくらいは走っているでしょうか。もちろん、加速段階の動きが抜けてしまったら意味がなくなります。最初の流れの中から中間に結び付けていく感覚ですね。最初「詰まる」と話していた選手もいます。が、実際は「間延びしている」のです。きちんとコントロールしていけば問題なく走れます。

 

最後に90m×3本を2セット。うちの選手は前日に走り込みをしていますから短い距離のほうがいいなと思っていました。「距離を走ればいい」というのは顧問3人は全く考えていません。どちらかというと「短い距離で最大スピードを上げる」というのが大きい。2日連続で走るというのもありだったかなというのもありますが、この日は「加速段階」「中間」をやっているのでそれを走りに繋げていくとい感じがメインだったかなと。選手は足が重いと言っていましたが「その中で正確に動く」ことを求めました。実際の試合も連続して実施されます。重要。

 

ここから補強へ。ここは記録しておきたいのでまた別に書きます。長くなったので記事を替えておきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬休みに入る

2021-12-26 | 陸上競技

なかなか書けません。まーかけるときに書くということで。

 

金曜日。この日が授業日最後。一応2期制をとっているので「2学期終わり」という表現が微妙にできません。この日も3時間目まで通常授業。色々と考えさせられますね。どうなんでしょうか。全校集会の時には「リモート」での配信がどれくらいできるかを試すことになっていました。安易にはできません。この部分もしっかりと把握しておく必要があります。考えてみると当然の話なのですが。「ハイブリッド講演会」という言葉を初めて知りました(笑)。この辺りはまたいつか時間があるときに。今更かと言われる可能性がある内容ですが。

 

練習に関しては先日からの流れの中で。kbt先生とkd先生が全国駅伝のお手伝いのために京都に行くことになっていました。3人がそろってグランドに立つのは今年最後ではないかというくらいの流れです。バタバタします。練習は走練習を中心に。しっかりと走っておこうということになっていました。アップサーキットから始めて基礎ドリルⅠ。ハードルを使ってワンステップハードルなどをやってから走練習へ。簡単にバトン並走をやってからタイヤ引き。この日も短短と短長に分かれて実施。短短は120m×3本、短長は120m×5本。これを2セット。「何のためにやるのか」をしつこく話しています。加速段階をきちんと作ること、身体が起きてから接地のポジションを身体の真下にすること。ここがなければ「タイヤを引くだけ」になってしまいます。

 

基本的にこの手の練習はどこでもやると思います。が、そこに「どのような狙いがあるか」というのが大きい。走るだけでは意味がなくなるからです。それぞれの練習に対して「明確な狙い」があります。そこを意識できなければどのような練習をしても同じことになります。しつこくしつこく。競争の形になります。勝てばいいというのではなく「競争する中でも正確な動き」をするというのが重要。当たり前の話ですね。

 

少し休んでから短短は120m×3本。短長は150m+100mを3本。走る練習が少しずつ増やせるようになってきました。この日は声も出せています。「声を出す」ことが目的ではなく、「暗い雰囲気にならない」ことが重要です。あくまで「良い練習」をするための「方法論」でしかない。しんどい時に前向きに練習をするかどうかという部分です。もちろん、「そんなことをする必要はない」と考える指導者も選手もいると思います。どれだけ「重要性」を伝えても「関係ない」と思えばそれまで。そこを強制するものではないですし。まずは「本当に強くなりたい」と思う者が率先して行動に移すだけ。「自分自身に返ってくる」と思う必要があるからです。

 

ひとまずこんな感じで練習を終えました。何か色々と考えていたような気がするのですが。もう忘れていますね。やはり丁寧に書く必要があります。記録として。残しておきます。内容はかなり浅いですが(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする