月曜日。この日は舎監で山口に宿泊していたので朝は長距離と同じ時間帯に3キロ走る。ある程度のペースで走れるようになってきましたが、若干ふくらはぎが痛い。無理をしないようにやっていこうと思います。継続することができるかどうか。
通常通りの7時間授業。これが木曜日まで続きます。ありがたいことです(笑)。思うことはありますが我慢。
放課後。会議があったので前半部分はグランドに出られず。シャフト、ハードルドリル系をやってからタイヤ押し&マークまでが終わっていました。ちょうどバトン往復走を実施するところ。この練習は「出のタイミング」が重視されています。さらに「加速」の部分も。前段階で「加速」のことをやっています。それをここでもやりたい。シーズンに入ってからやるのではなく冬季を通じて「出の安定」を習得しておかなければいけない。春になっていきなりやり始めるのは手遅れだと思っています。ここも考え方かなと。
そこからは1時間程度の「専門練習」です。毎回ハードルを並べるのに時間がかかるので事前に「距離設定」の用紙を渡して準備させました。が、なぜかきちんとマークの準備ができていない。ハードル練習を始めるまではそれぞれの場所にハードル設定ができないので「マーク」を置いておいてその後、ハードルに替えます。が、全然置けていない。kbt先生から「ハードル置く練習になっている」と指摘されていました。まさに。何のための準備なのか。難しいことを求めているわけではありません。できる限りの練習時間の確保。これができるかどうかだと思いますね。
この日はドリルは一切やらずに最初からハードル走。色々と試行錯誤しています。最も適した「距離設定」を作りたい。選手に走ってもらいながら毎回距離の修正を加えています。この冬だけでかなりやっていますからある程度の距離が確定してきています。理論上の数値と目の前の選手の状況。さらには土の上でやっているのでその距離設定も。色々なバランスを考えながら検討をしています。この日は4歩ハードルから。ヨンパのための練習がメインです。
土曜日にやった練習を踏まえて「競争」の形でやることも必要だなと思っています。そのため3人のハードル選手を同時に出すことに。3種類ハードル設定をします。フレキハードルの台数が多いので助かっています。4歩ハードルは通常の距離設定よりも「詰める」ようにしました。当然ながら歩数が増えているわけですから、その部分も踏まえての設定にしなければいけません。ヨンパのことを考えて4歩ハードルを設定します。逆脚をうまく使えるようになる。かなり良い距離設定になっています。もう少し完成度が高くなったら親しい指導者に強制的に送って見てもらうつもりです。汎用性を高める必要があると思っています。
ここでは「同じリズム」で走るので逆脚が入ってもある程度上手くいきます。これが「逆脚練習」の基礎かなと思います。リズムが変わらなければ次は利き脚、次は逆脚という感じでイメージができます。まずはこのレベルの練習を徹底してから、年が明けて慣れてきたくらいに「リズムの変更」をします。「5歩」→「6歩」や「7歩」→「6歩」のように途中で「歩数が変わる」という練習もしておきたい。正直、そこまで「特化した練習」をする必要はないのかもしれません。というかほとんどの学校ではやらないと思います。逆にこの部分がうちの学校の「アドバンテージ」になるのではないか。マニアックな「ハードルのための練習」をやる学校はそこまでないと思います。歩数の切り替えの部分やハードル走を頻繁に入れる学校がそこまで多いとは思えません。毎回同じような「ハードル走」をやるのではなく「意図をより明確に」して実施することで効果は高まるかなと。
まー、こんな話を興味を持って聞いてくれる人は少ないと思いますから。こうやって勝手にblogにアップしておきます。突き詰めたいですね。
同時にショートハードルのことも考えています。ここに関しては今はちょっと重きを置いていない部分がある。練習の流れの中でやっておきたい部分。これに関しては「距離設定」はそれほど考えなくていいかなと思っています。基本的には全員「3歩」でインターバルを走る。ここで「距離設定」をしても実施のレースの時には距離が決まっています。歩数が異なるのであれば調整する必要がありますが、「同じ歩数」であれば変更する意味はない。これは「ハードルインターバルの走り」をどうするかを優先的に考えるようにすればいいかなと。全く「別の位置づけ」になると考えています。「ハードルを跳ぶ」という部分は同じですが「特性」が異なる。
で、話をもとに戻す。4歩ハードルが終わってから今度はしっかりと走りたいということで「7歩」へ。これも競争形式で実施。17歩の女子と18歩の男子を同時スタートして少しおいて15歩の男子のスタート。4歩の時は女子が勝てる。これは「逆脚の技術の違い」が顕著にあったからです。「7歩」にすることで「利き脚」だけになるので減速が抑えられます。こうなると「走力差」が出ます。それでも女子は同時スタートにしました。自分よりもスピードがある男子と一緒に走ることで「速いリズムを覚える」ことができます。男子も女子には負けられないので意識的にスピード上がる。男女一緒に走ると色々と難しい部分がありますが、ハードルの距離設定などの部分で十分に対応できるなと感じました。力が付いてきているというのは確かです。ハードル技術だけではなく走りの中でハードルを越えていくという感じを作りたい。手ごたえはあります。
細かい部分まで考えながら。しっかりとやっていけたらと思います。見ながら考えていきたいと思います。