kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

アントキノイノチ

2021-12-12 | 陸上競技
1週間前、出張で不在だったのですがその時に机の上に図書室の本が置いてありました。3冊(笑)。先日から時間がある時には本を読んでいます。図書室で本を借りる事もしばしば。その話も以前から図書担当の先生に話をしていました。自分で本を借りる事もかなりありました。お陰でこのブログは「陸上競技」と同じくらい本の話になっています。別にどうって事ないのですが。忘れないうちに記録しておきたいなと。

最近は身体を動かす事も加えています。まーそれはそれで自分を磨く時間になるのかなと。本当は土曜日の午後の内容を記しておきたかったのですが、その前に本を読み終えてしまったので。日曜日の午前中に運動。これを3時間くらいやってから読書。机の上に置いてあった本を1冊持って帰って読むことにしていました。なかなか時間が確保できなくて読めませんでした。やっと。






タイトルは「アントキノイノチ」です。さだまさし著。かなり前の本だと思います。本屋で見かけたことがあるという感じです。2009年初版だということ。まだtokushoにいた頃です。当時も本は読んでいたと思いますが、ほぼ哲学の本と実用書(笑)偏りが半端ない。「アントニオ猪木」にかけてあるんだろうなくらいの意識しかありませんでした。

今回も一気に読み終えました。考えさせられる内容。間違いなく文庫本としても出ていると思います。「最後をどう迎えるか」という話ではない。「遺品整理」の会社で働きながら「壊れた心」を元に戻していく。壊れるキッカケになった出来事、そこに対する葛藤。そして「アントキノイノチ」。

世の中に存在するすべての「命」に対して。向き合うことができる作品。かなり「対比」があります。一方があまりにも酷い。もう一方が潔い集団。こういう対比の中で自分自身の考え方や思いと向き合うというのは貴重な経験だと思います。

内容をあまり書くのは好きではありません。ただ、自分がどのように感じたのか。そこは記録しておきたいなと思っています。いろいろなことが脳裏を巡ります。その中で「今自分がやること」は何か。これから先何をしないといけないのかを。どこかで壊れかけた心。それを修復するというのはできるのかどうか。私自身、崩れかけていた部分をどうやって戻していくのか。作品を通じて壊れかけた時のことを思い出しました。救われる事もある。だからやってこれた。それだけは確かです。

また読みます。とりあえず記しておきます。
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一日練習

2021-12-12 | 陸上競技
土曜日、この日は一日練習でした。元々午後からはハードル練習会を予定していました。このタイミングで全体も一日練習にしようという流れになったのでskyの選手も。それに合わせてsmsも一緒に練習をしようということに。更には跳躍の練習を見てもらうためにondkも一緒に。更に国体の関係で女子の県内トップ選手を呼んでうちの練習に参加してもらうことに。かなりの人数での練習となりました。こうなると複数体制での指導体制で良かったなということになります。

人数が多くても「合同練習」は実施できます。が、人数が多くなると一人一人に対しての関わりが少なくなります。全体的に投げかけてやっていくという形になります。技術的なことが課題としてあってもそこに細かく指導するという形にするのが難しくなる。これは仕方ない部分です。それに対して指導する指導者が複数名いればある程度のことは対応できます。幸い4月以降kbt先生と一緒にやらせてもらっているので「やりたい事」を分かるようになっています。常に練習で話をしながらやっているので。

アップはサイキングアップの形で。長縄とテニスボール。これを30分くらいやったでしょうか。そこから身体ほぐしも含めて身体を動かしました。なかなか意図が伝わらない部分もあるので動きが雑になってしまいます。ここも近くに行って指摘をしますがなかなか。慣れない動きですから。それでも言い続ける。

そこからは基礎ドリルⅠを。これは足運びです。直線的に足を運ぶための練習。うちはかなり時間をかけてやっています。私自身これまで指導してきた学校では常に意識してやってきました。これは共通する感覚ですが他校ではなかなかやらないかもしれません。最初は重心移動がほとんどないその場での足運び。そこから少しずつ進みます。12月に入って進む度合いを大きくしています。が、これは慣れない選手では膝が開く原因となります。

この段階で国体関係で参加している選手は抜き出して繰り返しやることに。とにかく「効率良く走る」ことを覚え込ませたい。そのためには時間がかかります。kd先生が国体の総監督なのでこうやって来年度の国体での活躍が期待される選手に対しては色々な形でサポートをしています。国体合宿などでも実施しています。短距離やハードルに関してはかなり手厚くやっていると思います。2年前にはこの事業の一環で大阪に練習に行かせてもらっています。

抜き出してひたすら足運び。ここは私が担当することに。こちらは2人抜きだし個別に。それにより全体の方はkbt先生一人だけとなりました。申し訳ないなと思いながらも。その場での脚運び、少しずつ歩く。そこからチューブを使っての足運び。更にはそれを外してから直線的に運び続けているかどうかの確認。すぐに身につくものではないので時間をかけてやっていきたい部分です。学校でどれだけやってくれるか。

このタイミングでハードルドリルになったのでここは私が全体の指導をさせてもらうことに。本当は出来るだけ省略しながらやりたかったのですが、やはり最低限のことはやっておきたい。せっかくの練習ですから。何故ハードルドリルをやるのかというところも含めてです。こういう部分を徹底的にできるというのも本校の強みだと思います。手前味噌ですが他ではここまでできません。複数体制でしっかりと見ていく。気づいたことを指摘して本人に理解してもらう。この辺りも含めて優れていると思います。

そこからタイヤ押し、タイヤ引き、DM投げを。国体候補選手がタイヤ押しをしました。が、全くできません。初めてやる動きというのもありますがこの辺りのことをきちんとやる学校はほぼないと思います。タイヤ押しをしてスタート局面の足運びをします。膝の引き出しで進むというよりは膝を地面と並行に出す、接地は締めて落とす。ここが前接地になったり、締めて落とせないので潰れてしまう。ブレーキになる。過去をひたすら徹底。途中kd先生がいらっしゃって学校でも出来るように別の形でもやっておこうということでハードルを使ったり、棚を使ったりしながら直線的な引き出しを。

かなりやってから再びタイヤ押しに戻って。先ほどよりは良くなっていましたがやはりまだまだ。この局面が変わってくるだけで随分違ってきます。走りを見るとある選手は身体が反っいました。シーズン中の走りとは随分違います。本人も周りから指摘されるということ。まー「反っている」という指摘があってもそれをどう修正するのかが分かりません。腰が入らない、重心が後ろにあるというのがあったのでそれを普段から意識するように伝えておきました。あとは腹筋が弱いのかなというのも。

結局、全体の方はほとんど関われませんでした。どのような動きだったのか。意識的にできていたか。この辺りは実際に見たかったな思います。立場的な事もあるのでせっかく来てくれた国体候補選手に対しても丁寧に指導しなければいけないと思います。あと数日間まとまった時間が欲しいですね。ちょっとこれだけの時間では対応ができない(笑)

午前中はこれで終わり。午後からまた別にハードル練習会でした。このことはまた別に書きます。ひとまず記録として。


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