kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

2021年終わる

2021-12-31 | 陸上競技
気がつけば12月31日。大晦日です。異動などもありこれまでとは全く違う環境の中での生活となりました。

こういう性格ですから前のことを引きずる部分はあります。単純に割り切れない。この時期になると様々な事が思い出されます。変わらない現実を受け止めることができない自分がいたりします。今の存在意義を何度も何度も考えました。といっても何も変わらない。過去に戻って何ができるということはないからです。

「選択」をする。それにより得るものもあれば失うものもある。それは誰にでもあることです。全てを手に入れたいというのは不可能。そんな中で毎日を過ごしてきました。私に何ができるのかを常に問いながら。落ち着かない気持ちの中で朝を迎え、気がつけば寝ている。本当にそんな日々でした。「自分らしさ」って何だろう?と思う時間の方が多かったと思います。そのことさえ「批判の対象」になるこの世の中。blogの存在についても何度も考えさせられました。

今は尊敬するkd先生ととkbt先生と一緒にグランドに立たせてもらえています。これは15年前には絶対に考えられないことです。嘘みたいな本当の話。その中で自分自身に足りないものを感じなから指導についても新しい視点の中で見ることができるようになっています。

幸い指導させてもらった選手がショートハードル選手としては大きな目標値である「13秒台」に入ることができました。これまでは遠い目標だった気がしていましたが「力のある選手」に関わらせてもらえる事でこれまでとは違う視点を持って見ることができました。この数ヶ月はハードルについて考える時間が過去最高レベルで増えました。それにより練習パターンやハードルインターバルについても試行錯誤しながら見ることができます。

結局は私だけでは何もできない。選手がいてくれて考えていることを体現してくれるから指導ができるところもあります。私だけで何ができるというのは間違いなく「奢り」でしかない。その部分も含めて選手には感謝の気持ちしかありません。だからこそ何ができるかを考えていきたいなと思っています。最大限のことをしたいなと。

価値観の変容もあります。私自身が選手や生徒に好かれるために何かをやろうという気はない。こういう性格ですから批判的に捉えられることもあると自覚しています。100人に好かれるようなことはできない。これから先も変わらないかなという気はします。自分が自分でなくなってしまうまったらこれまで出会った全ての人に申し訳ないなという気持ちになるので。苦しい時に支えてくれた人。その人に恥じることのない生き方をしたい。心からそう思います。

来年。何が自分にできるかをしっかりと考えていきます。見守ってください。力を貸してください。多くの選手の力になれる存在になれればと思います。「使命」を感じながら。何が目指せるか。前を向いてやりたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風に立つライオン

2021-12-31 | 陸上競技

なかなか読書の時間が確保できなかったので、読む進めることができませんでしたが。しばらく前に借りていた書籍を読み終えました。「風に立つライオン」です。さだまさしさんの歌から小説化され、それが映画化されたと。全然知りませんでしたが。自分の見聞の狭さが明確になります。

 
 


 
一人の医師がケニアで医療に従事する。その中で出会う目をそむけたくなるような現実。「医者」としての生き方、考え方が書かれています。元々あるお医者さんが実際にケニアで経験したことを元に歌になったということでした。歌が発売された時には私自身は小学生くらいだったのだと思います。「戦争」がない中で生まれ育っている。しかし、世界的には同じ年頃の子供たちが「戦争」に巻き込まれている。重い話です。
 
ケニアで関わった子どもが東日本大震災の際に「ドクター」として来てくれる。そこからまた新たな物語が始まる。
 
色々と考えさせられる内容でした。「使命」として自分自身に何ができるか。この部分はかなり前に修学旅行で沖縄に行った時にも感じた部分です。「ひめゆりの塔」での話。何を伝えるのかを本当に考えさせられました。当時も今も思いは変わりません。何ができるのか。何かを求められるのか。
 
自分自身と向き合いたいなとあらためて思います。本当に。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021最後の練習

2021-12-31 | 陸上競技

水曜日。この日は年内最後の練習となっていました。寮の関係もあるので。閉寮が28日だったのでkbt先生と二人で舎監として泊まりました。部のことは部でお世話をすることになっています。

 

この日が最後の練習。2日間しっかり走って最後に補強という流れ。中国合宿組も戻ってきているので一緒にということでした。跳躍系は技術的な修正も含めてです。練習前に合宿組からの振り返りがありました。気持ち的な刺激を受けたようです。「声出し」や「返事」に関してはskyは負けていないという意見もありました。ここに関しては「そうでもないね」という話もこちらからしておきました。そういう部分では合同練習でなかなかできていませんでしたから。来年に参加する合宿でも「埋もれてしまう」というのがあります。力があるなし関係なく図々しくでも前に行く。存在を示す。

 

私自身は合宿や合同練習というのは「格付け」の場面だと思っています。一緒に練習することで「この人には勝てない」「このチームは強い」と相手に思わせる。試合ではないので実際のタイムはここではわかりません。だからこそ「前に出る」「声を出す」という部分で存在感を示す。雰囲気だけでも「強い」と思わせるのは今後の競技会にも影響していくと思います。

 

そこから補強を2時間ということでした(笑)。これも前日までの練習と同じですがずっとやり続けるのは難しい。合同練習では「走る」時間を少し減らすために「補強」をしていました。今回できる補強とすれば「上半身」と「体幹」だけになります。さすがに下半身を追い込むのは難しいかなというのもあったので。最初の段階ではしばらく「サイキングアップ」という形でテンションを上げる練習をしました。「悲壮感」をなくしていくためにもです。こういうのは得意です。ひたすらやるというのも得意ですが、気持ちを切り替えるために「遊ぶ」というのも重要だと思っています。多めにゲーム感覚で遊びました。こういう部分で「声が出る」ようになるというのもあると思います。雰囲気を明るくする。

 

そこからはひたすら補強。この日はいつもと違って「輪番」で数を数えることにしました。合同練習の時に感じたのは「声を出す」選手が限られてしまうという部分です。ペンギンと一緒で誰かに引っ張ってもらってそれについていくことで練習が成立する。そこに対して「頼る」ことが多くなります。「輪番」で数を数えると必ず声を出すことになります。きっかけ作りというのも含めてこういう部分も重要かなと。とにかくゲーム性を持たせたり、テンションが下がらないように補強をし続けました。「追い込む」という部分までできたかどうかはわかりませんが。思い付きで補強をする部分もあります。マンネリ防止のために。スタビの補強などもペアで負荷をかけ続けるということでお互いの気持ちを保てます。

 

最後の20分くらいはひたすら「腹筋」「背筋」の繰り返し。サーキット形式で。腹筋が終わったらすぐに背筋。背筋が終わったらすぐに腹筋。ここにはゲーム性はない。時にはしっかりとやることも必要です。さらに「カニ歩き」を。いつもよりも歩数を多くして。「無理だ」と思うことに対してどうチャレンジするのか。「補強」で無理だと思っていたらこれからチャレンジすることはもっと「無理」です。大きな目標に向けてやっていくためにどうするか。自分自身で「無理」と思うことを越えていく必要があります。大切。

 

そこから掃除をして終了。色々なことを感じる数日間でした。大きく環境が変わる中で何をするのか。これは私自身にも言えることでした。また思うこと、感じていることは書きたいと思います。練習についてはやったことを記録しておきたいと思って書いています。

 

また書きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする