月曜日。前日に投擲練習会と跳躍練習会が実施されたためそれぞれの選手が休みとなっていました。そのため放課後の練習に参加した選手は短距離系だけ。少なかったですね。
kbt先生と話をしていたのですがこれまで我々はいつも「ギリギリ」のところでやってきました。人数的に「リレーが組めるかどうか」の選手でやっていたので少人数を丁寧に見ていくという流れでした。この日、人数が少ないですが「個別にしっかりと見れる」という部分があります。これは最大限のプラスになると思います。練習の最初にそのことを選手にも伝えました。大きなチャンスです。
朝の段階で今週のメニューをkbt先生からもらいました。この中に「特別補強」が作られていました。別の形で補強を入れていこうということで「考えて」とのこと。このあたりの柔軟性は本当に見習いたいなと思います。「役割」を与えてもらえているという部分もあります。バランスを考えてどのように導入するかを考えていきたいと思います。ウエイトの代わりになるメニューというのも必要かなと思っています。
話が若干飛びますが。kd先生と「補強」について話をしました。どのような補強が効果的か。というか、「費用対効果」で効果が出しやすいかという話です。時間をそれほどかけずに「身体づくり」につながる種目の精選が必要だと思っています。「〇〇がやっているから」ではなく、現場で見ていて「必要だ」「効果がある」と思う種目をどれだけ導入できるか。
かなりの時間をかけて補強をしています。が、実際に「身体つき」があまり変わっていない選手もいます。これはどういうことか。「練習はやっている」のです。が、筋力が上がってこないというのであればやはり「何かを変えていく」必要もあります。効果が高いと思う種目を精選してそれを導入する。女子のウエイトに関してはもう少し工夫をしないといけないなと全員で話をしています。より良い方向に進んでいくためにどうするか。重要なことだと思います。
話を戻して。この日天気予報が大きく外れ雨が降っていました。そのうえ寒い。幸いピロティが使えたので練習はそこでやろうということに。懸垂とシャフトだけは屋外で実施してそれ以外は中で。壁抜きをやってからハードルを使っての抜き。ここも「つながり」があります。単純にやればよいという話ではなく「なぜやるのか」というところが重要です。自分ができていると思っていても本来やりたいことができていない。「やる」ことはできますが、それが「意味のある時間になるかどうか」は別です。ここが変わってくるといろいろなことが変わると思います。
そこから土曜日に実施した「タイヤ押し」を再び。人数か多かったため細かい部分の確認ができていませんでした。少人数で2人で見るのでかなり細かく見ることはできます。時間的にはそれほどではありませんが、「膝を平行に引き出す」「締めて落とす」というのを何度も何度も確認できました。動き的にはかなり良くなっています。この局面が非常に大事です。が、その反面ここばかりに特化してしまうと「力で走る」感じになってしまうので難しいところ。
最初の局面を練習してから今度はバトン走。狭い場所だったので「出の確認」だけを実施。タイミングよく出るという練習です。昨年度も実施されていたようですがなかなかできていません。前回の練習の時にも「早出」「遅出」が目立ちました。繰り返しになりますが「何でやっているのか」の意味が分かるかどうか。指導者が2人体制で工夫をすることに。色々とアイデアが浮かんできます。心に余裕があるからかもしれないですね(笑)
そこから専門。ハードル練習をするかどうか悩みましたが「走る」ことを選択。ハードルの技術云々に偏るとよくない。短い距離をしっかりと走るという時間が不足しつつあります。「技術」の前に「基礎筋力」と「走力」です。ここもやっておきたいなと。短長が「30+60」だったのでそれに合わせて。シーズン中から「マーク走」の形でこの練習を入れさせてもらっています。カーブ直線でスピードに乗ったところでそれを維持す感覚。この日は3本を2セット。寒さもありましたがタータンがあるというのはありがたい。
最後にシャフト補強をやってから体幹補強。予定通りの時間に終了。この手の練習がきちんとできればずいぶん違ってきます。人数の問題ではないと思っています。まだまだ足りない部分はありますがこれからどこまで取り組みが変わっていくか。見守りたいと思います。