kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

セミナーパークで

2021-12-07 | 陸上競技

土曜日。この日は気分転換も含めてセミナーパークへ。学内だけではなく色々な環境でやっていくことで見えてくることもあります。

 

気分転換ということもあり最初はマークを使ったゲームを。これはサッカーでよく用いられるようです。スペースを作る。マークをする。広い視野を持ちながら先を見越して動く練習。これがスプリントに直結するとかではなく、様々な形で「考え方」や「視点」を磨いていく。ゲーム性もあるのでかなりの時間を使いました。たぶん予定よりも多く時間を使ったと思います(笑)。

 

そこからは坂道を使っての「ジャンプ系」で。バウンディングや片足跳びなどを上り下りを使って。前日に「一歩目の重心移動」をやっていて選手もいます。今回はそれを生かしながら「一歩目で歩大きくマークを超える」という形で。上手くできない選手もいるのでグループ分けしてそれぞれに「教えさせる」という時間も。時間に余裕があるからこそできる部分かなと。ここが「弱点」という選手もいます。何とかしてここを克服していく。大きく跳ぶというだけではなく「そこからの流れ」も必要になります。練習を重ねていくことの重要性ですね。ハードルジャンプが得意でもバウンディングが足だけになる。これでは進みません。「腰が残る」タイプの選手はここをどのように改善するかというのが大きいなと思います。結局走れない。

 

kbt先生と話しながら「女子は片足でどれだけ跳べるか」という部分に。これは以前から書いているような。mtm先生やysd先生と話をする中で「ホッピングの重要性」について出てきます。この部分の強さとスプリントの強さは間違いなく比例すると思っています。男子よりも女子のほうが相関関係が強いと思っています。だからこそ芝生の上でもしっかりと跳ぶことが必要になる。やはり「頻度」をどうするか。練習の中に「縄跳び」を入れていきたい。片足二重跳びなどをしながら「片足で力を発揮する」という部分を経験する。それが少しずつ前に進んでいくことになるのかなと。準備としては重要だと思っています。話をする中で色々なイメージがわいてきます。グランドで話をすることは面白い。

 

少しだけ平地で。これまでひたすら「縦の動き」をしていました。少しずつ「横の動き」に変えていく。「縦の動き」がしっかりとできていないと進むときに膝が開きます。それにより接地に位置がずれる。前に進むことでやってきた動きがつながらなくなります。「縦の動き」だけでは実際の走りにつながらない部分があります。足長を伸ばして少し進む。やはり時間をかけてやってきたところが身についています。「腰が進まない」選手に関してはこの辺りから苦手です。足だけで進んでしまうので。繰り返しやっていくことが重要かなと思います。それでも間違いなく「変化している」というのがあります。大切。ここに時間を割きました。

 

そこから短い坂道を20m×4-40m×4-60m×4で。競争形式で実施。ここで勝負できるようにならないと他校と戦う力は身に付きません。「強くなりたい」「記録を出したい」という「想い」があっても競争の中で勝ち上がっていくことは重要。もちろんそれだけではない「努力の積み重ね」も重要ですが、「勝負」の中では「よく頑張った」ということでボーナスポイントはつきません。「勝利至上主義」ではありません。が、実際には「勝つ」か「負ける」かの話になるのです。だからこそシビアに「相手に勝つ」という意識を持っておく必要があります。

 

長距離を走る方々が多かったので場所を移動して実施。5人1組でリレー形式で。距離的には120mくらいでしょうか。3本を1セットとして3セット。競争ですから全力です。普段とは異なる形式で走るというのは面白い。男女混合のリレーですから差が開いていても一気に詰まることもあります。見ているとずいぶん走れるようになってきているなと感じます。何度も書いていますが、ある程度の時期から「来年ブレイクするな」というのを感じるようになります。動きの変化なども含めてです。毎日毎日の積み重ね。「今日はこれが良かった」「できなかったことができた」という感覚を毎日感じられるようになるといいなと思います。

 

気分転換も含めて。いい練習だったと思います。

コメント
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