kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

目標に向かうために

2015-10-23 | 陸上競技
前の記事の続き?かなり思うことがあるのでその事に関して書いておきたい。

「強くなりたい」「速くなりたい」という気持ちを持つ。誰もが思う。でも本当に「強くなる」「速くなる」ために必要なことができている選手がどれだけいるだろうか。「速くなる」ためには最低限の練習が必要となる。「強くなりたい」と言葉でいうのは簡単だがそのために必要な練習が積めなければ強くなる可能性は著しく低い。前の記事に書いたように「10秒台で走らなければ陸上をやる意味がない」というのであれば練習をする必要はない。女子で言えば「12秒3を切れないとやっても意味がない」というのと同じことだと思う。

世の中は大部分が「トレードオフ」の関係にある。何かをやろうと思えば何かを引き替えにしなければいけないと思う。「練習をしないで速く走れるようになりたい」というのは無理。美味しいものや甘いものを好きなだけ食べたい。でも体重は減らしたい。ダイエットを希望する女性は「どれだけ食べても太らない」というダイエットサプリメントに目を奪われる。通常考えたらそのようなことはありえないが、「どちらもやりたい」という気持ちがあるから「トレードオフ」の関係を忘れてしまい、「自分の都合のいいように物事を判断する」ようになる。だからよくわからないビジネスが成立している。

本当に強くなるためには「現実に目を向ける」必要がある。残念ながら陸上競技はシビアだ。生まれ持っての素質の差はいかんともしがたい。何度も書いているが「誰もがボルトに勝てるわけがない」のだ。それを夢物語のように「練習さえすればボルトに勝てるんだ」と思ってやっていくのは違うと思う。速く走れる選手を羨んで自分もそうなりたいと思う。が、実際は届かなくて最終的に「妬み」に変わっていくのかもしれない。芸能人などに対するネット上の批判の大半はこれだと思う。実際に芸能人の立場には届かない。最初はあこがれているが届かないとわかった時に「批判」することで自分の感情をぶつけていく。何も生産性のない話になるのだがそんなことはどうでもいい。一時的にでも自分の憂さ晴らしができればいいから。

実際は能力のある選手には勝てない。正確に言うと「能力がある選手が良い指導者と良い練習をした」場合にはほとんど勝てる可能性はない。多くの場合はどこかが不足してしまう。それほど努力しなくても勝ててしまう選手というのもいる。そこに対してどのように指導していくのか。

それ以外の選手はまずは「最大限に努力する」ことを必要とする。どうせ勝てないからという気持ちで練習をする。この時点でもう「競技者ではない」と思う。部活動の在り方について問われるが私は「競技スポーツ」という部分があるから人は成長すると思っている。「楽しくやる」だけのレクリエーション的な部活動では「一つのことに一生懸命になる」事は難しい。勝利至上主義で競技をするつもりはない。が、「勝つこと」を目指さないと何もならない。それは「他者」に勝つことを求めるのではなく「自分自身」に勝つことを求めるところに高校時代の部活動の本質はあると思っている。

どうせ勝てないから練習は手を抜く。それならもっとほかのことをやったほうが良い。時間の有効活用になあらないから。「勝てない」「失敗したくない」ということを掲げて自分の行動を正当化していたら成長はしない。たいていの人間は勝てない。でも練習をする。ほんの少しでも前に進むために。その感覚が将来の力になる。言い訳をして逃げ道を作っていたら何も残らなくなる。難しいのかもしれない。それでもやるべきことをきちんとやっていけば必ず結果は出る。

その「結果」とは何か?日本一になることではない。行動に変化が生まれ考え方に変化が生まれる。そしてその様子を周りがみて「何か変わってきたね」というのが「結果」だと思う。0.01秒でも記録を短縮しようとする。その中でしか感じ取れないものがあるのだから。

「自分には才能がある」と思っていても進まない。それほど強くないからこそ努力して前に進むのだ。もっと強くなれる可能性があるからこそ嫌なことから目をそむけずに向かっていく。「どうせやっても無駄だ」と思うような考え方から脱出できないようなら「競技者には向かない」と思う。やるだけのことをやってやってやり尽くして初めて「どうだったか」がわかるのだから。

努力しないといけない。人が見ていないところでもやらないといけない。それが唯一強くなるための手段だから。人間として強くなる。言い訳せずに向き合う。こういう姿勢があって初めて何かが変わってくる。忘れてはいけない。目標なき行動は方向性を誤るが、行動なき目標は「机上の空論」でしかない。

自分自身に常に言い聞かせたい。言葉にするからは自分自身がやらないといけない。選手は私のことを見ているだろう。言うだけで何もやらないというのであれば誰もついてこない。そうならないようにまずは自分から。進んでいきたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分の目標

2015-10-23 | 陸上競技
いろいろと考える日々。これはいつものことだから仕方ない。毎日の生活の中であれこれ考えていく。こうやって自分の中の価値観を作り出していくのだと思う。

ある話を聞いた。「100mを10秒台で走れないような選手は陸上やっても仕方ない」と言っている者がいた。その部分に価値観を見出すのであればそうなのかもしれない。実際に県内で100mを10秒台で走る選手は2人くらいか。極論でいうとその二人以外は競技をやる意味が無いということになるのか。もっといえば10秒台入っただけではインターハイにはいけない。10秒7が出せなければやっても仕方ない。更にインターハイで入賞しようと思えば10秒5台の力が必要になる。日本選手権で決勝に残ろうと思えば10秒2台の力。もっというと来年のリオオリンピックに出場するためには10秒16が必要。そうなったらそれ以外の選手は「やっても仕方ない」という考え方になる。

私自身、このような考え方をする選手がいたら「陸上競技には不向き」だと考える。陸上競技の面白さがわからないまま練習をやっていても絶対に意味が無いから。他のスポーツに比べて道具を使うことも少なく面白みもない。基本的に自分の身体をどのように動かしてどのようなパフォーマンスをするのか。DAKARA他者と比較してもそれほど意味がないと思っている。過去の自分を越えることができるか。この一点。そして自分が最大限の努力をした時にどこまで記録を伸ばせるか。そこに面白さを感じなければ競技をする意味はあまりないと思う。それよりは他のスポーツをやっていく方がいい。冷たいかもしれないが真剣にそう思う。

考えていることをblogに書くと誤解を招く可能性がある。それでも自分の考え方を示す。繕って見せても意味が無いと思っているから。自分が思うストレートな部分を書き連ねる。そこから何かが誰かに伝われば理想。それくらいの気持ちで書いている。

私は陸上競技が好き。種目的にに指導できる部分は限られるが・・・。競技を通じて「一つのことに一生懸命になる」という経験をしてもらいたいと思っている。それが全く別のことでも構わない。斜に構えて格好をつけて生きるよりはがむしゃらに一生懸命生きるほうがいいと思っている。これも私の価値観だから他の人から見たら「そんなに一生懸命になってダサい」と言われるのかもしれない。それでもいい。

誰もが負けるのは嫌だと思う。だからその部分を避ける。勝てないのが分かっているから斜に構えて「自分はそんなにやる気ないから」というような姿勢を示すことがある。私は思う。それなら他の事をやった方が意味があるのではないかと。冷たいかもしれない。しかし、実際消極的に競技をやっても面白くないと思う。楽しくないことを楽しめないのであれば他のことに時間を使う方がよっぽど効率が良い。時間は有限だから。どのように使うのかをきちんと考えていかないとダメだと思ってる。

人はいつの日か競技スポーツを辞める時が来る。マスターズなどで続ける人もたくさんいるが大半の選手は何処かで区切りをつけて辞めていく。それがいつなのか?競技をする全員がオリンピックに出れるわけではない。やるだけの事をやっても届く人は本当にごく一部だ。でも、本気でやりもしないのに諦めるなんてカッコ悪いのではないか?価値観。これは多様だから私の考え方がどうなのかは分からない。

これまで見てきた選手の中で競技に対して一生懸命になっていた選手は他の部分も輝いていた。何かしら逃げ道を作っていた選手は結局最後まで頑張りきれない。勉強とは違う部分がある。何か一つのことを全力でやっていく。その中で多様な価値観に触れることもある。一緒にやっている選手でも「この子とは感覚が違う」と思う部分もあるだろう。狭い世界の中だけでやっていたら前に進むことはない。

伝わらないかもしれない。それでも様々な場面で話をするし、こうやってblogに記していく。出会ったことのない誰かがこのblogからのメッセージ
を受け取って「競技に対する考え方」が変わったらこれはすごいことだと思う。まだまだだけど。

まとまらない。このことに関してはまだ書きたい。自分のことを否定的に捉えてしまったら進まない。他者との比較だけではなくまずは自分がどうするか。そこが本当のスタートラインなんだと思う。足がめちゃくちゃ速い選手しか競技をやってはいけない、何てことはない。逃げ道を作らず一つのことに没頭するくらいの想いの強さが欲しい。

また書きます。多分。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

運の無駄遣い

2015-10-22 | 陸上競技
火曜日、この日は中学校へ挨拶回りに行く予定となっていました。ちょっと距離的にあるので早めに出発。

前任校ではそれなりに指導をしてきました。中学時代の実績がほぼなくても戦えるようになっていく。そこには色々な要件が入ってきますが、総じてある程度のレベルアップは可能だと思っています。素直で一生懸命になれる選手。私が一緒に夢を見ながら進んでいける選手であれば競技力にこだわりません。その方が強くなる楽しさを感じてもらえるから。今私に出来ることは「知ってもらうこと」しかありません。競技に関して無名校ですから活動をしていることを理解してもらう必要があります。「kanekoがいるから」なんてことは基本的にないと思います。だからこそ知ってもらう。そのためにエネルギーを使う必要があると考えています。

この話はまた別の機会にしておきます。話しがそれまくるので。

目的地が比較的遠かったので早めに。40分くらい早く着いてしまいました。距離感が分からないので難しい。仕方ないのでコーヒーを買って少し待つことに。何気なく寄った自販機でホットコーヒーを購入。基本的に普段は水がコーヒーしか飲みません。コーヒーの飲みすぎて色が黒いと言われますがこれは違います。カフェインの取り過ぎで落ち着きがないと思われるかもしれませんが、これは前からです。安心してください、いつもです。

で、540円入れてボトル型のホットコーヒーを購入。ここまではいつもの流れ。コーヒーを取ってお釣りを取ろうとすると自販機が突然ピピピピと鳴り出す。恐怖に襲われる(笑)。まさかのタイミングで自販機を壊してしまったのか??我ながらなんてタイミングが悪いんだ。そう思って焦る。

見てみると自販機に入金した金額が表示される部分に「3333」と出ている。なんだこれは??よく見てみるとどうも当たりクジ付きの自販機だったらしい。奇跡的なタイミングで自販機で当たる(笑)



当たったのは良いがほぼパニックだったからどれを購入しようか迷う。上述のように基本的にコーヒーか水しか飲まないのでペットボトルの水をもらおうかと思ったらそこの部分にはランプが付いていない。コーヒーを買って当たったのでペットボトルは対象外なのか??迷っていて時間切が来ると嫌なのでさらにパニック(笑)。とりあえず冷たいコーヒーを購入。ブラックしか飲めないのでまた同じようなコーヒーを貰ってしまった。



そしてこのコーヒーは160円。どう考えてもペットボトルの水の方が安いし、ペットボトルと同じ値段。めちゃくちゃ得した気分でした。とにかくこういう所で無駄に運を使っている。本当に天才的だと思いますね。クジ運が良いというか。人生で運の総量は決まっていると言われます。私はいつもこんなどうでも良い所で運を使っている。本当に大切な所で運が使えるのか??大きな疑問が残ります。

目的地へ移動してのんびりホットコーヒーを飲む。しばらくしてあることに気づく。当たった事に夢中でお釣りを取るのを忘れている!なんてことだ。慌てて車で移動して自販機に戻る。人がほとんど来ないような場所だったのでお釣りの400円は残っていました。一安心。これはひょっとしたら新手の作戦だったのではないか?!コーヒーを1本当てておいてお釣りを取り忘れるのを狙っていたのではないか??

と、考えてみましたが多分違うと思います(笑)。普通取り忘れないし。

まーいつもの事ですがこんなパターンが多いですね。退屈しない日々を送っています。少しずつ運の節約をしていきたいと考えています。運の良い人の近くにいたら吸い取れるかな。試してみよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無理ー

2015-10-21 | 陸上競技
今日は多分blogを更新するほどのエネルギーが残っていないと思います。あれこれ思うことがあって2時間くらいしか睡眠がとれませんでした。おっさんとしてはもう少し寝ないと頭が働かないんです。難しいところなんですけどね。

思うことは信じられないくらいあるんですが、私自身が疲れている?!感じがあって。

学校でインフルエンザが大発生。県内で一番最初に学級閉鎖になりました。師匠からテレビ放送されている映像の写メが送られてきました(笑)。話を聞くと他校では全くだとのこと。何でかなー。

私が担任しているクラスもかなり危険な状態となりました。明日はヤバイかも。私は朝からマスク着用。常に手をアルコール消毒。徹底しています。それでもインフルエンザになるときはなるんだろうなー。ならないように最大の配慮をしないと。

疲れているのはインフルエンザだからではありません。とにかく色々なことがあってー。書けるのかなー。ちょっとそこまでの元気がないかなという感じなので。もう少し休んだら書く気になるかもしれません。ちょっと休ませてくださいー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山へ

2015-10-20 | 陸上競技
月曜日、練習は色々と考えてから山へ。この日は7時間授業となるので競技場へ行って練習をするということは基本不可能。やろうと思えばいくらでもできるのですが移動時間と競技場の終了時間が7時なので行ってすぐに終わってしまう感じがあります。冬になると6時までしか使えないということなので平日にわざわざ競技場に向かうメリットがありません。

前任校では近くに競技場があっても学校で全てをやっていました。直線でそれなりの距離が確保できていたというのもあります。競技場でないと練習ができないということはなかったから。今はグランドが狭いということもありこれまで私がやってきたような練習パターンではできません。ここはきっと工夫だと思います。やろうと思えば何でもできるから。「既成概念」から抜け出せばもっとアイデアが湧いてくるんじゃないかと思います。

この日は県体前ですが山へ行くことにしました。競技場へは行けない。学校で練習するのはこの日は難しそうというのであれば平地で走ることにこだわる必要はないかなと。正直、調整練習を適当にやっている所も多いと思います。細かく考えなくても走れるときは走れる。今回は上につながる大会ではありません。だからといって適当に扱うつもりはありませんが、出来ないことをあれこれ考えても仕方ないから。

手頃な坂があるのでそこを利用しながらおんぶ走をアップ代わりに。



更に登っていくと丁度いい(?)長さの階段があるのでそこでトレーニング。短い階段でジャンプとフォロースイングのタイミングを取る練習。この時に爪先の意識をしっかりとさせました。上から下への感覚に加えて前に進むためのタイミング。それがスプリントの動きにつながっていくと考えています。こうやって文字で書いても分かりにくいですね。が、ここがきちんとできるようになると走りは変わります。

やはりまだまだこちらが言う動きとは大きく異なる選手が複数います。その都度指示をしていく。動きを変えるための努力をしていないとどれだけやっても変わりません。出来ないのかやらないのかは全く別問題です。出来ないのであればこちらも全面的にサポートしていかないといけないと考えています。自分の身体をどのように動かしているのかをまだまだ把握できていない選手が多い。ここの感覚を少しずつ変えていけたらと思います。

加速段階の動きを長い階段を使ってやりました。記録として写真を撮るのを忘れていました。その前に階段でもおんぶ走をやったのでその様子を示しておきます。階段長い(笑)



ここで加速段階の動きをやっていきました。前はチューブを使って軸作りをしていました。が、それがなかなか思うように出来ない。逆に出来ない動きに時間をかけるより「意識しやすい状況」で作っていく方が早い気がしました。階段を使うと少し意識やすい。まー細かすぎて分かりにくいのですが爪先と膝の位置なんかを徹底するのはやりやすいかなと。これもトレーニングになります。自分の身体を重力に負けないように斜め上に引き上げる。その時に股関節の広がりも意識する。やりたい事が複合的にできるのでいいですね。

階段ダッシュをしようかと思いましたが暗くなりつつあったので中止。坂道を使っての練習としました。こないだ別の所で坂道をやったのですがこの時に思いついたことを今回実際にやってみました。これがかなり良い感じの練習となる。短い距離ですか上手く身体を運ぶ練習になりました。道具を使っての平地で地道にやるのも練習。が、意識しなくても自然にそういう動きになるように工夫するのも練習。走るだけではなくきちんと目的意識を持ってやっていくと全く違った結果となるのかなと。

そこからジョグで学校に戻ってショートスプリントを数本。スパイク着用しました。学校でスパイクを履く習慣がなかったようです。ずっとシューズで走っていた選手もいるとのこと。これは考え方の問題です。冬季練習はシューズで走るというチームもたくさんあります。が、私は嫌なのでやりません。理由はたくさんありますが基本的に「嫌だから」という言葉に全てが集約されます。ここのショートスプリントの意味を考えながら出来ると間違いなく冬で大きく変わると思います。

これまでとは違う形で練習を組み立てていきます。ある意味新鮮です。そして山などに行くとこちらも好奇心を刺激されます。様々な練習のイメージが湧いてきます。もっともっとあれこれやっていきたい。一石三鳥くらいの練習ができるんじゃないかと思っています。それをどう組み立てるか。こういうことを考える時間が最高に楽しい。

良い時間を過ごせました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今考えること

2015-10-19 | 陸上競技
色々なことを考えるようになりました。こう見えても基本的に小心者ですからあれこれ考えながら生活をしています。なかなか信じてもらえないかもしれませんが。私が何を目指し何をやろうとしているかはなかなか伝わりにくい部分だと思います。

自分が目指すところはどこなのか。これはなかなか自分でも分からない部分もあります。それでも進んでいくしかない。自分の人生のなかで陸上競技に関わる時間がたくさんありました。陸上競技と出会わなければ今の私は存在しなかったと思います。一つの事に本当に必死になる。周りから何を言われようとただ一つの事に自分の持っている力を注ぎ続ける。たぶん周りからは「あいつは変わっている」と思われていたと思います。本当に競技に全てを賭けてきた感覚があります。

高校時代も大学時代も本当に競技のことしか考えていませんでした。アホですね。今の高校生と違って携帯電話などもありません。毎日の練習が生活のすべて。だから遊び心がない。青春時代の全てを競技をメインに考えていました。大学を選んだのもそういう部分があります。中高と憧れていた先輩に「うちで一緒にやらないか?」と言われたのが大きな理由。本当は競技がやりたくて県外に出たいなと思っていました。そんなに実績のある選手ではなかったから県外でできるレベルではなかったと思いますが。安易かもしれませんがこの先輩と一緒にやりたい!というだけの理由。まー県内の大学は限られていますし、合格する可能性が100%ではなかったので運が良かったという噂もありますが。

アホみたいに一つの事だけを考え続けていました。一意専心。これが正しかったかどうか分かりません。本当はもっと趣味を持って遊びに行ったり、友人と飲み明かすという生活を送っても良かったかもしれません。が、私にはそれはできなかった。遊びに行くことも飲みに行くこともほぼなし。だからこんなに楽しくない性格になったのではないかと思います。もっと違う人生もあったかもしれません。が、後悔は一切していません。一つの事に馬鹿みたいに熱中する経験は生きている中でほとんどできないと思います。

昨日の記事を書いていて改めて思い出しました。マイルで本気でインターハイを狙っていた時、この子達も同じような気持ちで取り組んでいました。周りから見たら「何やってるの?」と言われるかもしれません。一昨年くらいに一緒に食事をしていた時にそんな話になりました。フットサルサークルに入っていて他の男性から「高校時代何をやっていたのか?」と聞かれたから「陸上競技」と答える。その中で彼女たちの取り組みの話をしたらその男性が「そんなに必死にやっている女子高生見たら引く」と言われたらしい。二人ともブチ切れる(笑)。彼女たちの中で「高校時代の陸上競技に対する想い」は大きいのだと思います。もう23歳くらいですかね。それでも彼女達の中にある「想い」というのは支えとなり大きなエネルギーを与えてくれているのだと思います。

高校時代、なんとなく過ごす子ども達もいる。それでも3年間は過ぎていく。一時的な楽しさも感じることができるだろう。が、最後に何が残るだろうか?そのような生き方を否定する気はない。誰かに強制されて生きていくというのは楽しくないから。しかし、本当にその高校生活が充実したものだっただろうか?逆の立場からすれば「馬鹿みたいに陸上競技ばかりやって何になるの?」と思われるかもしれない。お互いに分かり合えない部分なのかもしれない。

私は「一つの事に没頭できる時間や経験」というのは形には残らないかもしれませんが一生の宝になると信じています。勉強ももちろん大切。でも、それだけやっていてもダメなんだと思う。上手くいかないかもしれない。結果は残せないかもしれない。そんな事に向かって必死になれる経験というのはこれから先の長い人生のなかで絶対に生きてくる。それはどこで誰とやっても同じなのかもしれない。それでも私は自分が関わった選手に「陸上競技をやっていて良かった」と心から感じて欲しい。そんなに簡単なことではない。それでもやっていきたい。

全てを競技に賭ける。こんなスタイルは今の時代に合わない。分かっています。だから私と同じ事を求める気はありません。が、本質的な部分で「競技と真剣に向き合う」という姿勢を身につけてもらいたい。何かを達成するために一生懸命になる。達成できればそれはそれで価値がある。最大限の努力をしても届かないことだってある。そこには「見えない何か」がある。結果も大切。が、そこには向かうために本気になれるかどうかで得るものは全く異なる。「本当にやり切った」と感じられたらそれから先の人生というのは大きく変わってくると思う。

私に関わる選手達。暑苦しくて面倒くさい私から学ぶ事はそれほどないかもしれない。それでも真剣に向き合いたい。誰よりも一生懸命に選手にとって向き合いたい。それが「見えない何か」として選手の中に残ってくれると信じるから。

何を綺麗事を言っているのか?そう思われるかもしれません。このblogを読み続けてくださる方々にはそれが綺麗事で書いているかどうかは分かってもらえると思います。今考えること。それはこんなアホみたいなことです。関わってくれた選手達に「kanekoと陸上競技ができてよかった」と最後に感じてもらえたら理想。簡単なことではないですが。

真面目に考えています。これまで出会ってきた選手のおかげです。間違っていないと自信が持てました。私に私にしか出来ないことがある。それわ全力でやっていきます。温かく見守ってもらえると幸せです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合宿のメニューを考える

2015-10-19 | 陸上競技
今年の冬休み、山口県で中国四国地区の選抜合宿が行われます。そのため今回はコーチとして参加させてもらうことになります。名誉なことですがプレッシャーもあります。自分の指導を他の人に見られるという部分。一挙手一投足を評価される。かなり前に中国合宿を引き受けたことがあります。一度は島根、一度は山口開催。ほとんど誰も見に来なかったので問題はないと思うのですが(笑)

実際に指導するよりも事前に練習メニューを提出しなければいけません。これが大変な作業。基本的に普段から練習メニューを綿密に作ってやるわけではありません。大まかな流れの中で判断しながらやっています。県合宿などでもほぼ思いつき。あらかじめ決めていたとしても参加する選手の状況に合わせてメニューを変更していくのが必要になるからです。紙媒体で示してもやっぱり分からない部分があります。

初めて中国合宿の指導をした時にメニーをどうしたら良いか分からずに師匠に相談。大まかに書いておけば良いと言われたので「ハードル練習」とか「走練習」とだけ書いて提出。そのまま冊子に載りました(笑)。周りからあまりにも大まかすぎると全力で突っ込まれる。他県の先生がどんな練習をするのか分かるようにしないといけないんじゃないか、と。確かに。しかし、メニーだけ記載されていても中身は分からないと思うのであまり意味ないんじゃないかと思うのですが。

今回は私個人の考え方云々ではなく運営される方々の立場もありますからやはり気を使います。使っていないように思われるかもしれませんが。普段お世話になっている方々に恥をかかせるわけはいかないのでこちらとしても全力でやらないといけません。

今回の担当はハードル。それも400mH。一応専門だと自負していますがまだ一度もインターハイ出場はありません。それなのにわたしがヨンパで良いのか?この種目に関してはかなり考えてきているのでやるべき事に関しては自信はあります。が、外部から見たら「実績」という部分で弱い気はします。国体関係で会う方にはハードル指導をしていると分かってもらえるかもしれませんがそれ以外は(笑)。スプリント系と思われている?まーその前に知られていないのでどちらにしても問題はないと思いますが。

あまり細かく決められないのである程度のメニューをを示しました。特別な練習をするつもりはありません。これもかなり前にお願いしましたし、今回も確認をしました。そして「かなり走る」ことを認めてもらいました(笑)。他県の選手、他校の選手を預かるので怪我をさせることはできません。だからと言って触り程度の練習をして帰ってもらうというのは避けたいなと思っています。

ここ数年はショートスプリントに特化してきました。選手がいなかったというのもあるんですが。合宿などでも比較的短い距離での指導が中心。あまり親しくない人には私は穏やかに指導すると思われています。←誰も思ってないかもしれないけど(笑)。ロングスプリントの指導は色々な意味で楽しいのです。もう一度マイルをやりたくなります(笑)。今ならもう少し違った形で勝負できるかもしれないなと思いますね。

一応締め切り前に提出。これから調整が入るようです。限られた場所での練習ですからお互いに譲り合いながらやらないといけません。ハードルは場所を取りますから特に気を使う。そして私が担当になると更にいじられて邪魔扱いされる危険性あり(笑)。上手く調整しないと。

何の話か分からなくなってきたのでこの辺でやめておきます(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

当時を思い出す

2015-10-18 | 陸上競技
土曜日、夕方にFacebookの友達申請がありました。滅多にないんですが(笑)。基本的にFacebookは友達限定で記事を公開しています。特に何か悪い事をしといるわけではないんですが、blogに書く程でもないことや「こんなものを食べましたよ!」みたいなレベルの内容を投稿しています。

で、申請があったので確認してみると前任校の時に色々とお世話になった方でした。光でアロマや美容マッサージをされていました。いや、ひょっとしたら私の認識違いかもしれないのですが(笑)。基本はそちらがメインでスポーツ選手に対しても少しマッサージされているという所で私はそのお店を知りました。もっというと当時指導していた選手が足を痛めた際、回復を早めるという効果を期待して酸素カプセルを利用させてもらったのがきっかけでした。

酸素カプセルって案外高い。それがここのお店はめちゃくちゃ良心的な値段でやってくれていました。色々と調べてそこのお店を利用させてもらいました。当時のエースが県総体直前に全く走れなくなってどうするかというときにギリギリまで練習をする道を選択。普通なら調整するところを走らせました。本人も不安でいっぱいでしたから「走れるんだ」という自信を持たせるために。試合の1週間前くらいから250mを何本も走りました。リズムが作れないのです。私も一緒に走って常に動きを一番近くで見る。崩れたら短い距離と組み合わせてまた走る。練習が終わったら毎日のように酸素カプセルに通って1時間休ませる。何とか県総体に間に合いましたが決勝で力尽き中国に進めませんでした。それでも彼女はやるだけのことは全てやったと思います。秋には58秒台で走りました。その時ものすごくお世話になったお店の方です。

それ以後も何かあったら通っていました。翌年の総体前も同様に通いました。この時は準エースが故障。軽くハムを痛めていたのに無理をさせてしまいました。シード権を持っているのに「レースに出たい」という気持ちを私が抑えてあげることができなかった。出なくて良い支部大会、県選手権に出場したため今度は足首を痛めてしまいました。その選手を何とかして回復させたい。広島や小野田にも通いました。昨年と同様、このお店にも頼りました。その時にある水を使ったマッサージをしてもらいました。商品の紹介になるとどうかと思うので避けますが、かなり効果がありました。その翌日痛みがあった足がかなり良くなっていました。動く。が、残念ながら片足しかやってもらっていなかったのでバランスが悪い(笑)。練習終了後にお店に行って水を購入。図々しく「片足だけだったのでバランスがー」とアピール。感じ悪い客です。

が、こちらとしては死活問題です。せっかく良くなっても今度は逆にバランスが悪くなるようでは困ります。怪我をして足をかばっていたら今度は反対足を怪我するというのは良くある話ですから。

で、その方からのメッセージには当時の内容が含まれていました(笑)。よく覚えてるなーと。よほど失礼だったんだと思いますね(笑)。今はその水を使ったスポーツ選手へのマッサージの講師をされているということでした。この数年間お会いしていませんでした。お店を訪ねたら酸素カプセルは別の場所に移転したということだったのでそちらのお店を利用させてもらうことにしました。県外出張があり忙しいという話だったので。

メッセージの中に当時の内容を講習会で話されていると書かれていました(笑)効果があったというのは間違いない事実です。それ以後はバランスの関係もありお試しマッサージも両足やっているということでした。案外貢献できています(笑)

人によっては「分からないものは使わない」と思われます。が、私はここのお店を使わせてもらって選手に確実にプラスでした。特別な水なんですがそれが何故疲労回復や筋肉の柔軟性を増すのかは全くもって分かりません。でも、結果として効果があったという事実は間違いないのです。それで十分だと思っています。鍼治療も気功もカイロプラクティックも。色々と試してみて効果があればそこに行けば良いと思います。逆に「良いよ」と言われても選手が「どうかな?」と思うようなら次に行かなければ良い。結果的に良くなったらそれで良いのではないかと思っています。

話を伺うと防府にもお店があるそうです。ここ1番の勝負の時にはぜひお願いしたいなと思っています。選手が力を発揮できるのであればできることは全てやる。指導者として当然のことだと思っています。

この事を思い出して当時のblogを読み直してみました。本当に全力で競技に向かい合っていた選手たちと一緒に過ごせたことは本当に幸せでした。そして、あの頃の自分の甘さと力不足を痛感させられました。当時の選手に味あわせてしまった悔しさと絶望。この子達のためにも本当に選手と向き合っていかないといけないと思っています。それができなければあの時の想いは無駄になってしまうから。

当時を思い出させてもらいました。こういうつながりはずっと大切にしていきたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

難しさ

2015-10-18 | 陸上競技
土曜日、この日はいつもより早めに練習を開始しました。ねんりんピックが県内で開催されているためこの日の午前中しか競技場が使えません。日曜日と月曜日は隣の体育館で剣道と麻雀があるとのこと。そのための駐車場確保として競技場使用不可。中は全く使いませんが周りの駐車場のために使用禁止だそうです。なんとも。

で、9時からはクラブチームの活動となっています。これまではクラブチームの指導をしてから午後から学校の指導を別にするという形で行っていました。ここには考えがあります。クラブチームは底辺の拡大という意味で関わりたいと思っています。基本的な技術を中学校段階から身につけてもらいたい。もちろん各顧問の考え方もあるでしょうから私の技術的なモノが万人受けするものではないというのもあります。それでも少しだけでも貢献したいという気持ちはあります。

この内容をあれこれ書いていたのですが削除しました。なかなか難しい話もありますから。

普段は時間をずらしていますが、競技場の使用の関係で午前中にやるしかありませんでした。そのため8時から開始して1時間はしっかりとうちの練習を見る。そこからはクラブチームの指導中心に行いました。本末転倒的な部分もあります。が、この時間帯に競技場を使うということはそういうことなのです。クラブチームの指導を引き受けている。今後はちょっと考えていこうかなという気はしています。クラブチームの指導が出来たから多くの人に出会う事が出来ました。その部分ではありがたい。が、どういうスタンスでこれから指導をしていくのかを真剣に考えたときに何が必要で何を大切にしないといけないかを判断する必要はあると思います。

うちはバトン中心。バトン練習はしっかりと見ていきたいのです。が、ほとんど見れませんでした。うーん。最後に走らせて2時間半程度で終わり。挨拶もきちんと出来ずに終わりにしました。走りの感覚を確認する作業ができませんでした。この部分は本当に考えないといけない。それでも選手達がある程度考えた判断できるようになってきているのかなという気はしています。こういう成長を見ることはできる。

クラブチームの指導は中学生が数人、あとは他校の高校生。基本的な事をやりました。途中からはまた別の高校生も参加して動きをやりました。普段と異なる動きをする場合は弊害もあります。だからこそ見極めながらですね。中学生に関しては何度も同じ事をやってもらっています。これは継続的な感覚作りだと思います。

全体的に股関節の使い方が悪い。筋力的なモノもあると思います。まだまだやらないといけないことがたくさんあるなと感じます。こういう指導の中で普段の練習の見直しもできる。良い部分もすごくあります。こういう部分を自分が普段見ている選手に還元することが出来れば十分かなと。あとは慣れてくると動きが雑になる。ここは考えないといけない。何となくやってしまうから。

最後は走って修理。中学生は競争させました。勝負する事を避けていた部分もありますが先日から前向きになってきているのでそこを踏まえてあえて一緒に走らせました。避けては通れない競争。あえて走らせます。高校生は色々と(笑)。ここはあえて書かないようにします。しっかりと走るという経験がいつか身を結ぶのだと思います。うちのチームにも短長選手を作っていかないといけません。多くの選手が出場種目がないという状況は極力避けたいので。もちろん重なる部分があるのは仕方ないと思いますが、短距離選手に取り敢えず競歩に出すとか出るだけの投擲種目に出すというのはやはりこちらのスタンスとは異なるので。

まとまりがない記事ですね。言葉を選びながら書くと難しいのです。本当に。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教えていく事の大切さ

2015-10-18 | 陸上競技
金曜日、中間考査終了。これからは県体もありますがとにかく来年に向けてチーム作りをしていきたいと考えています。これまでも比較的指導してきたと思っています。が、技術よりも「取り組む姿勢」を身につけさせる方が優先事項なのかもしれないと感じています。ここは難しい。練習するために部活に入っているのだから「基本的な考え方」で指導を受けるというのは違うかもしれない。が、教育活動として取り組んでいます。速ければ良いとは思わない。基本的なことができなければ練習参加をさせないというの考えていきたい。それくらいの気持ちでやりたい。

この日は午後から競技場でやることに。翌日の午後から競技場がほぼ使えません。まー調整云々の話ではなくなっていますから来年に向けての準備の中でやっていくという感じでしょうか。あれこれ話をしてから開始。

練習を進めていく中で練習を止めて指摘する事が多々ありました。とにかく今自分が何をするべきかを考えないといけないと思います。すぐにはできない。が、言わないと気づくことさえない。ここを変えていくというのは簡単なことではありません。それを気づかせるためにはやはりしつこくしつこく言い続けていく必要があります。ハードルを使ったドリルを行う際、何もしないで他の選手が準備するのを見ているだけの者がいます。何をしたらいいのかが判断できない。これは訓練だと思っています。その時に何をしないといけないのか、それを判断してすぐに行動に移す訓練。

ハードルを置いていく。これは前任校でもありましたが「みんなが同じ事をする」のです。これは明らかに考えていない証拠。マネージャーがスティックを準備します。マネージャーはやる事が分かっている。それは客観的に見るから。選手は誰かがやっている事を真似するだけ。自分から進んで何をするべきかを考えるのではない。自主性ではなく完全な受け身になっている。さらにハードルを置く場所。周りを見ずに置く。余ったハードルをこれから進んで行く場所に何気なく置きました。使わないからと思ってよけたのですが、そこに置いたらいい確実にぶつかる。そこまで考えてで動かないといけません。気づかないから教えるしかない。嫌がられてもやっていく中で見えるようになるのです。私が言わなければ誰も言いませんから。

練習自体は短い距離を中心に。1週間まともに走っていませんから動きの確認をしっかりとしなければいけません。動きが変わっていくことで更にスピードも上がっていく。当然の話ですが。この日は本当にしつこくしつこくやりました。腿上げをしつこく。それからマーク走。数本やってから今度はチューブを使ってからのダッシュ。引っ張る強さを何段階に分けて行っています。「引っ張れば良い」訳ではない。その強さによって狙いとする部分が異なるのです。選手が細かく考えられないかもしれませんし、感覚的に分かりにくい部分もあるでしょう。だからこそその都度指示出していかないといけません。軌道にのるまでは徹底しておかないといけないと思っています。

そこから並走。県体に向けてのバトン練習です。これバトン1ヶ月前から徹底してやっていますがまだまだできません。メンバーを固定してやる形ではなく誰とでも組める形でバトン練習をしてきました。この練習の中で感覚を掴んでもらうためです。何のためにそういう練習をしているのかをきちんと理解しないといけない。とりあえずやっていという感じであればこういう時に効果は出なくなる。何度やっても同じです。

このメンバーでリレーをするのはこれが最後。来年はまた別のメンバーでやることになるかもしれません。もちろん今のメンバーのままで戦えるようになるのが理想。そのためにやっていきます。男子に関しては人数がかなりいます。4人だけではありませんから練習の様子を見ながらメンバーを決めていきます。他校がどのようなメンバー選考をしているのかは分かりませんが今の段階では私が判断しています。もっと接戦になれば違う形にしなければいけなくなるかもしれません。現時点で力が上の方から4人。1人バトン行動が安定しないので大会までにこちらが求める事が出来なければメンバー変更。それは伝えました。

そこから更にバトン合わせ。直線で行いました。ここも練習として定着させないといけません。様々な練習パターンでやるのも必要ですが、中心になる練習を決めていかないといけないと思います。冬は土の上での練習になりますからその中でもこの手の練習を中心にしていきたいと思います。とにかく最大スピードで走るという機会を増やしたい。これは数ヶ月前から比べると随分力が出せるようになってきています。速くなるとかではなく「全力で走れるようになってきた」という感じですかね。これも練習の成果だと思います。

最後に120mと60mの組み合わせ。この練習を始める前後にUK高校が走り込みを始めました。合宿などでいつも走り込みをお願いしていますが、普段でもしっかりと走っています。そしてそれを見てうちの選手たちがビビる。これはすごい刺激だと思います。自分たちがやっている練習が全てではない。普段見かける他校の練習が全てではない。こういう練習をやっている学校がいるのです。自分達だけが練習を頑張っているという思い込みを抜け出すチャンスだと抜け出すきっかけになっていけばいいなと思います。

うちの練習はとにかく毎回高いスピードを出すための練習。現在は短短のための練習に特化している感じがあります。本当はもっとガムシャラに走る練習が必要になるのかもしれません。この冬はその部分も含めて考えていきたいなと考えています。私自身も殻を破るための練習をしていかないといけないかなという想いがあります。まだまだ改善の余地がある。

久々に走ったので疲れていました。まーそれでもやっていくというのが必要。

夜は親しい指導者と久々に食事。楽しい時間を過ごせました。周りから見たら変な二人なんだろうなー。まー関係ないですが(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする