東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

なんと、支部で表彰されました!

2023-05-20 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

事務局の大井秀人(20期)です。

先月の東京協会中央支部のカンファレンス2023で、思いもよらない賞をいただきました。その名も「素敵な投稿賞」。全く予期しておらず、カンファレンスの数日前に連絡いただいたときは、ただただ驚きました。
対象となったのは、国際部が続けているブログ「グローバルウインド」の記事、

「会員部、研修部、国際部共催イベント実施報告『江戸の老舗「豊島屋」講演 と酒蔵見学 ~400年の老舗経営と国際展開を学ぶ~』」

です。この記事に、なんと136もの「いいね!」をいただけたというのが受賞理由だそうです。賞をいただくこと自体が、いつ以来というくらいで、大人げなくうれしかったです。せっかくなので、手前味噌ですが、なぜいただけたかを分析してみました。ちょっと自分に酔ってみたいと思います。

1.ネタが良かった

何といっても、対象が酒蔵ということ。中小企業診断士の多くが日本酒大好きです。まずこれが大きなフックになったと思います。江戸最古の居酒屋、東京の地酒とそもそも興味を引く要素がいっぱいです。

さらに、酒造工程、老舗経営のコツ、不易流行の経営、海外進出と、診断士向けのキラーコンテンツが満載。なによりも社長さんの人柄、経歴もユニークで魅力的でした。ネタには本当に恵まれたと思います。

2.ストーリー性や臨場感がある

酒蔵見学は本当におもしろく、職人さんが、どれだけこだわった酒造りをしているか、日本酒のつくり方が世界的にも独特か、熱心に説明してくださいました。社長の淡々としながらも熱い経営のお話しも胸打つものがありました。コンテンツそのものがストーリー性があり、とても生き生きとしたものだったこともポイントと感じています。

3.文章が良かった(かも)

これこそ、ザ、手前味噌ですが、、、、まず、稼プロ!の執筆の教えを守って構成したのは大きかったと思います。奇数で節構成、一文長くなり過ぎないとか、、、、その他いろいろと気を配りました。
また、いろいろな方に文章見ていただき、フィードバックをいただきました。企画発起人の山崎塾長はじめ、見学に行った方々。それ以外にも家族や、神戸の診断士知り合い(しかも灘の酒蔵で(笑))に見ていただきました。社長にも御覧いただき、貴重な修正もいただきました。こういった外部からの目は、最後に文章全体のレベル感をぐっと引き上げることを実感します。

こうして振り返ると、今回の賞は、8割周りのかたのお膳立てでした。この記念碑的な執筆の機会をくださったみなさまに、本当に感謝したいと思います。

この支部イベントは、コロナ前から準備され3年越しの待ちに待ったもので、ネタも豊富かつ内容も気合も抜群でした。なので、この取材記事を凡文にするわけにはいかないと、書いている間はえらく悩み、かなりのプレッシャーと不安に苛まれていたことを、最後付け加えておきます。

(うれしげに載せてみました)

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★マスターコースを検討中の皆様★
稼プロ!では23期生を数名募集しています。
23期生に興味・関心のある方は、ぜひ下記の見学会・説明会にお越しください。
<説明会> 
  5月24日(水)19時~ 中央支部事務所(中央区小伝馬町) 
  6月 2日 (金)19時~ 中央区内区民館
<講義見学>
  5月28日(日)13時半~ 中央支部事務所(中央区小伝馬町) 
 なお、5月28日が23期入塾検討者対象の講義見学は最終となります。

⇒説明会・見学申込みは、稼プロ!トップページからお願いします!

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ちょっと登壇しました(少し前ですけど)

2023-04-10 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

事務局の大井秀人(20期)です。

1年前にある診断士向けの取材・執筆の短期スクールに通ってました(どのスクールか、おおよそ想像つくかと思います(;^_^A)。もう2か月前ですが、そのスクールの説明会で僭越ながら経験談を話す機会をいただきました。

先方から厳しい面も話してほしいというリクエストがあり、学び・気付きとして取材・執筆の厳しさを自分なりにまとめてお話ししました。この週末に振り返ってみると意外によくまとまってたので(自画自賛ですいません)、自分自身への戒めも兼ねて共有します。

  1. アウトプットは自分の分身、品質へのこだわりを
    • 仕事としての取材・執筆だけでなく、演習の成果物も自身の写し鏡
    • 取材・執筆はハート。インタビュイーの良さを引き出せるか、なり切れるか
    • 独りよがりでない表現力、アウトプットの推敲力、指摘を受け入れる力・する力
  2. プロとしての継続的な自己投資
    • 設備投資(一眼レフカメラ、フラッシュ、PC、スマホ、モニター、Zoom、良いノート、良いペン、便利文具などなど)
    • ネタへの投資(得意分野、最新動向、評判の経営者、話題の人・モノ)
    • スキルへの投資(傾聴、ライティング、フレームワーク、ITツール)
  3. プロとしての自覚
    • 約束を守る(締切を守る、連絡が取れる、レギュレーションを守る)
    • タイムマネジメント(やりきる時間を絶対確保)
    • 一見さんは次のお声がかからない。参加と提案を!

2つ目の自己投資は今年の課題です。アウトプットの品質を高めるためには、設備、ネタ、スキルなどでそれなりのものが求められることを日々の診断士活動で実感します。リアル復活のせいか、この3カ月ほど目の回るほどの慌ただしさで、その辺が手つかずでした。既にやばいです。4月新年度、あらためて仕切り直して取り組もうと思いました。

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只今、23期生募集中!!説明会や見学会を用意しています。お気軽にご参加ください。

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あれから3年 卒業式

2023-03-01 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

事務局の大井秀人(20期)です。

このブログを書いている2月28日は、下の娘の高校の卒業式でした。家族も2名までなら参列OKとのこと。無事、旅立ちを見届けることができうれしさはもちろんですが、制限のあった3年間だけに、これまで出た卒業式とは異なる感慨がありました。

遡ること2020年、新型コロナまん延に伴う最初の緊急事態宣言が出たのが3月13日です。その直後の中学校の卒業式は生徒だけとなり、保護者は参列できませんでした。以降、高校の入学式は生徒だけの説明会のようなもので終わり、そのまま2か月の登校停止。1年は学校行事もほとんど執り行われず、行事があっても入場制限が続き、私も学校に行事を見に行くこともありませんでした。3つ年上の娘の高校時代とは全く異なる、思い返すと、なんと非日常な3年間だったかと思います。

当然ながら、式辞、祝辞、送辞、答辞とすべてがこの非日常をどう過ごし、どう感じたかという話になります。共通するのは、「当たり前」が当たり前でなくなり、「当たり前」の大切さに気付いたという話ですが、卒業生代表の答辞の切り出し文句は驚きでした。

「私たちは「仕方ない」とあきらめることに慣れてしまった世代かもしれません」

ここから「それでも、できることを精一杯頑張る」と話が続くのですが、どう解釈したらいいのか、戸惑いが残りました。自分たちではどうしようもなくコントロールできないことに対して、あきらめることができる能力が身についたということなんですね。この世代の正直な告白だと思います。

さて、ここから私たちの未来を考えたとき、「それでも、できることを精一杯頑張る」にどれだけシフトできるかに懸かっていると感じざるをえ得ませんでした。コロナ禍の中でも、地球温暖化、デジタル、円安、原油高騰、ウクライナ情勢と、一見、どうしようもないと思えることがたくさん起こっています。これらを「仕方ない」で済ますわけにいきません。ただ一方で、コロナで異次元の行動制限に接したこの世代は、意外にしなやかに対応できるのかもしれないとも感じました。

こんなに、複雑な思いを巡らさせられた卒業式は初めてです。若い世代のメッセージを真摯に受け止めて、未来を考えねばと思い直しました。

*****

稼プロ!入塾希望者を募集中

説明会 3月17日(金)、31日(金)

講義見学会 3月25日(土)

詳しくは、ホームページをご覧ください。

https://www.kasepuro.com/

ご参加お待ちしています。

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人生20年説

2022-12-09 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

事務局の大井秀人(20期)です。

稼プロ!に入って最初に取り組むのは、キャリアプラン、ビジョンの作成です。診断士を稼業とする第一歩はプラン、ビジョンにありということだと理解しています。私も20期のキャリアビジョンで、当時塾長の鴨志田さんの指導の元、人生を4つのステージに分けて棚卸をしました。自分自身に影響を与えたこと、大切にしていたことを自覚でき、とても新鮮に感じました。今回は、4つのステージで思い出したことを書いてみたいと思います。

さて「人生20年説」という言葉を聞かれたことはあるでしょうか?
これは、私の世代の大学受験界で超有名だった、京都大学で数学史を研究されていた故 森毅先生の言説です。

人生は20年ずつやったら、80年でも4回あるやないの。
4回あったら1回やそこらどうなろうと、まだ次があるやないのという、
何かそういうノリね。
人生20年説―人は一生に4回生まれ変わる 
出典:https://www.gakushikai.or.jp/magazine/archives/archives_783.html

関西の学者らしく軽妙な語り口ですが、なかなかに深い。これを思いついた背景は、研究者・学者は若い頃が旬で、どうも40歳くらいで一度人生どうするか切り替えないといけないタイミングが来るということかららしいのです。40歳からの生き方を方向転換できるかが、人生充実するかどうかの分水嶺。加えて、たいていの人は20歳、60歳で人生の節目が設定されているので、一生同じ仕事とか考えず、20年単位でなにやるのかを区切ったほうが、より充実する人生を過ごせるということだそうです。

私がこの「人生20年説」を聞いたのは、先生が停年退官前の大学2年頃、ちょうどバブル崩壊のタイミングと思います(Windows95も出てません!)。まだ終身雇用が当たり前だったご時世、新鮮な考え方で衝撃でした。40歳までに何か成し遂げておかない、その後は別ステージだということが深層心理に築かれたように思います。

それから30年近くたち、人生20年説はすでに学問の世界だけのことではなくなってますね。私は、この言葉を知っていてよかったと思います。この10年ほどは企業においても、キャリアプランの作成を強く謳うようになりました。これは「会社が一生人生を面倒見られなくなったので、自身でキャリアに責任を持ちなさい」という流れと思います。メインターゲットは私のようなミドル層だったりします。40代で切替を考えろということなんでしょうね。

とはいえ、人生を人任せにせず自分ごととして考えるという意味で、良い流れと思います。この「人生20年説」、なかなかの先見の明と、あらためて感じています。

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BATH?

2022-10-28 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

事務局の大井秀人(20期)です。

1年ちょっと前のこのブログでリスキリングについて書きました(リスキリングに格闘中)。まだまだ知られていない言葉だと思っていましたが、それから1年と数か月。まさか総理大臣がリスキリングに言及するようになるとは思っていませんでした。先日の岸田首相の1兆円支援は驚きです。世の中リスキリング真っ盛りとなってきました。

去年ブログで紹介したとおり、私は製造業でDX子会社に出向しており、この会社の設立目的の1つがまさにリスキリング、デジタル人材育成です。旗振り役を仰せつかって1年経ちKPIを見ていますが、職場全体のスキルレベルが上がってきました。副次的効果でマインドセットも上がってきたように思います。学びは風土にするのが一番大切なので、経営の本気度と継続性が重要とあらためて認識しています。

勤務時間の15%がデジタルやITに関する研修時間に充てられています。ベテラン、新人、保有スキル関係なく、一律全員です。私自身、専門のプロジェクトマネジメントなどの学び直しできるのは、知識の再整理や古い常識のアップデートもでき、有意義に感じています。一応その道のベテランということで、最近、社内で登壇の機会もいただきました。僭越ながら好評で、稼プロ!での学びが生かせたかな、と感じています(手前味噌(汗))。

その研修の一環で、毎月、DXに関する最新トピックを3件動画受講するというのを実施しています。30分くらいの動画講義です。そこで、「BATH」というキーワードが出ました。もう数年前からある4文字だそうですが、私は知りませんでした。みなさんはご存知でしたでしょうか?

B: Baidu
A: Aribaba
T: Tencent
H: Huawei

そう、中国に拠点を持つ大手IT企業群の略称です。決して風呂や温泉関連ではないです(笑)。GAFAに呼応する括りとして使われています。売上規模的にはBATHはGAFAの3分の1くらいだそうです。知らなかったとは診断士として恥ずかしい、、、と思ったのですが、私の職場で11人に聞いてみて、知っていたのが1人でした。まだまだ知名度は低いようです。

ちなみに、VUCAもまだ知ってたり知られてなかったりです。アルファベット4文字キーワードは、フレームワークとしてとてもわかりやすいのですが、むやみに使うと周りがついてこれない可能性もあり、要注意とあらためて感じました。それでもこういうトレンドのキャッチアップは診断士には必要です。

しかし、日本企業でアルファベット4文字で略せられる企業群が出てきていないのが、本当に残念です。こういった企業の創出に診断士として貢献していきたいですね。

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