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バルスッ

2012-04-07 22:56:34 | 11期生のブログリレー

こんばんは、11期生小林剛です。

4月7日、労務管理の日が過ぎ去ろうとしています。

労基法が公布された日ということで労務管理の日とされています。

みなさん、「バルス」ってご存知ですか?

そうなんです、あの有名な「天空の城ラピュタ」に出てくるラピュタ崩壊の呪文です。


いえ、違います。

会社名です。

あのカジュアルスタイリッシュをコンセプトとした「Francfranc(フランフラン)」を展開している会社です。


バルス社はもともと東証1部に上場していたクラスの企業ではありますが(平成24年1月MBOにより上場廃止)、その店舗運営の考え方については、中小企業に通じるところがありますので今回取り上げさせていただきます。

バルス社長がカンブリア宮殿の中で語っていた、女性の心をつかむ楽しい店作りのポイントです。

まず、

■ターゲットを明確にする

「Francfranc」はターゲットを<都会に住む25歳独身女性>に絞り込んでいます。

かなりの絞り込み具合です。

ここまでターゲティングしてしまって「維持可能性」があるのだろうか?という疑問が浮かびます。

「Francfranc」は、ターゲットに憧れる層の取り込みにも成功しているのです。


次に、提供する価値を明確にしています。

■日常の中でどれだか気持ちを豊かにできるか

必需品ではないが、癒しや、和み、うるおいを与えるような商品展開をしています。


そして、したたかさです。

■無目的客を買う気にさせる

目的があって来る人は放っておいても購買します。

バルスは無目的客を買う気にさせるための取組みをしています。

具体的には、

・常に新鮮な売り場で客をハッとさせる
 イメージカラー定期的に変える →「次は何があるか?」 →来るたびに楽しい

・機能を見た目でつたえるディスプレー

・本物より手が届く楽しみ

・物が生み出す情景、風景を売る(伝える)

・導線に珍しいものを置いて顧客を誘導する


このようにバルスは商品を売るのではなく“楽しさ”を売っているのです。

“楽しさ”を売ることによって差別化し、競争を回避しているのです。


店づくりのアドバイスをすることがあれば、参考にしたい内容ですね。

では、では、今日はこの辺で、失礼します。 

 

 

 

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強者の分析力

2012-04-07 00:12:31 | 11期生のブログリレー

11期生 村山です。

分析なんてことを生業にしていると、強者といわれる存在の
分け方の細かさによく驚かされます。

スペインでは、サッカーのドリブルには2種類あります。
突破するためのドリブルである「レガテ」と
ボールを運ぶドリブル「コンドゥクシオン」です。
つまり相手がいる時のドリブルといない時の
ドリブルは違う動作だと認識しているんですね。

日本だと「ドリブルで抜けぇ!」とか「ドリブルで上がれ」なんて
言うのでしょうが、どれだけの選手が違う動作だと
認識しているのでしょうか?
さすがスペインFIFAランキング1位の国ですね。

少林寺では、人間の急所を138の経穴として分け、
それぞれに対する攻撃方法を作り出しているそうです。
漠然と殴ったり蹴ったりするより確実に相手を戦闘不能に
できるそうです。
そりゃ北斗の拳のケンシロウは無敵にもなりますね。

私のやっているボウリングでも上手い人は、レーンの板一枚単位で
ボールを投げ分けています。それができるとAvg180を超えられるんですけどね。
わたしはまだ板三枚単位ぐらいでしか分けて狙えません。

ビジネスでもIBMが考案したワーク・ブレークダウン・ストラクチャー(WBS)も
プロセスをできるだけ細かく分けることから始めますね。

つまり物事の違いを認識して細かく分ければ分けるほど、
特徴がつかめ、対策が立てやすくなるということですね。

まあ、言うのは簡単なんですが、実際は本当にそこで分けられるのか
悩むことも多いんですけどね。

でわでわ。

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