こんばんは、11期生小林剛です。
4月7日、労務管理の日が過ぎ去ろうとしています。
労基法が公布された日ということで労務管理の日とされています。
みなさん、「バルス」ってご存知ですか?
そうなんです、あの有名な「天空の城ラピュタ」に出てくるラピュタ崩壊の呪文です。
いえ、違います。
会社名です。
あのカジュアルスタイリッシュをコンセプトとした「Francfranc(フランフラン)」を展開している会社です。
バルス社はもともと東証1部に上場していたクラスの企業ではありますが(平成24年1月MBOにより上場廃止)、その店舗運営の考え方については、中小企業に通じるところがありますので今回取り上げさせていただきます。
バルス社長がカンブリア宮殿の中で語っていた、女性の心をつかむ楽しい店作りのポイントです。
まず、
■ターゲットを明確にする
「Francfranc」はターゲットを<都会に住む25歳独身女性>に絞り込んでいます。
かなりの絞り込み具合です。
ここまでターゲティングしてしまって「維持可能性」があるのだろうか?という疑問が浮かびます。
「Francfranc」は、ターゲットに憧れる層の取り込みにも成功しているのです。
次に、提供する価値を明確にしています。
■日常の中でどれだか気持ちを豊かにできるか
必需品ではないが、癒しや、和み、うるおいを与えるような商品展開をしています。
そして、したたかさです。
■無目的客を買う気にさせる
目的があって来る人は放っておいても購買します。
バルスは無目的客を買う気にさせるための取組みをしています。
具体的には、
・常に新鮮な売り場で客をハッとさせる
イメージカラー定期的に変える →「次は何があるか?」 →来るたびに楽しい
・機能を見た目でつたえるディスプレー
・本物より手が届く楽しみ
・物が生み出す情景、風景を売る(伝える)
・導線に珍しいものを置いて顧客を誘導する
このようにバルスは商品を売るのではなく“楽しさ”を売っているのです。
“楽しさ”を売ることによって差別化し、競争を回避しているのです。
店づくりのアドバイスをすることがあれば、参考にしたい内容ですね。
では、では、今日はこの辺で、失礼します。