皆様、こんばんは
11期生の静永です。
昨日のブログでも紹介されてますが、先日の土曜日、最終講義が実施され出席させていただきました。
私もこの場を借りて、鴨志田先生、青木先生、亀田先生、林先生に改めて御礼申し上げます。そして同期生の皆様にも感謝申し上げます。
最終講義の最後に、先生方から、今後の診断士生活を充実したものとするため、育成塾で学んだことを活かして、磨きをかけることについて御言葉をいただきました。
講義の内容をただ覚えるだけでなく、講義で学んだ内容を実際の行動へ移していく。知識として暗記するだけでなく、必要な時に知識を呼出して問題を解決していく。さらには、日常の行動・態度から変えていく。
講義の内容に対して、受講生としてどこまで学んだかは、暗記・応用・行動といった様々な観点・段階で分かれているんだと思います。
では、自分はいったいどの段階まで学んだか?次の一歩はどの段階を目指すのが良いか?
こういったことを考えると時に使えそうな枠組みがあったなぁと思い、PCに残っていた昔のメモを調べてみました。そこで見つけたのが「ブルームの分類学(Bloom's Taxonomyの訳で、文献・資料によって日本語は微妙に変わるようです)」
受講生・生徒が学習した結果を評価する枠組みとしてブルーム氏が提唱したもので、どうやら1950~60年頃には提唱されていた古典的なもののようです。
自分なりの概要を述べると以下の通り。
教育の目標(向上させたい領域)には大きく以下の3つがある。
1.認知的領域(Cognitive Domain):知識、知的技能の領域
2.情意的領域(Affective Dmain):興味・態度の領域
3.精神運動的領域(Psychomotor Domain):運動技能の領域
それぞれの領域は、さらに低次から高次へと、5~6段階に分けられる。
「認知的領域」なら、単語の意味などを覚えている段階から、そのような知識を組み立てて理解する段階、さらにそれらの理解をシーンに適用・応用し問題解決に利用する段階、など
「精神的領域」なら、例えば読書なら、まずは本を読んでみたいと思う「受入れ」段階から、客先や友人宅で書棚にある書籍に「反応」する段階、さらに特定の書籍に夢中になるような「価値付け」の段階など
検索エンジンで「ブルーム」「分類学(taxonomy)」「教育」などの単語を適当に組み合わせると、様々なサイトで解説が用意されています。ここでは詳細は省略しまして、個人的にイメージが掴み易そうだと思った図を示しておきます。ちなみにこの図は、作者が仏典にある「開」「示」「悟」「入」の概念と組み合わせて分類しています。
(梶田叡一氏「教育評価」より)
自分は、こちらに則ると「認知的領域」では2~3あたりなんだろうか、だとしたら次は3を着実にさせつつ4を目指すのが良さそうだ、といったことに使えそうな感じがします。
育成塾での最初のテーマであったキャリアビジョンで、10年後の目標の話がありました。10年後には、「稼げるプロコン」というテーマについて、育成塾で学習した内容を磨いていくことで、「認知的領域」「情意的領域」ともに、上の図での「悟」あたりまで行きたいですね。
今後も、最終講義の最後にいただいた言葉や、最終講義後のメールでいただいた言葉にありました通り、精進を続けたいと思います。
長くなりましたので、この辺にします。
今回も、長文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。