こんばんわ。ベトナム旅行中の三宅です。
今日は突然友人(ベトナム人)の夫の弟の結婚式に誘われました。
隣で大音量が鳴り響いてる中でこのブログを書いています。
ベトナムでは結婚式は家に親戚や近所の人を呼んで前の晩から歌って飲んで騒ぐようです。
明日の式はどんなものなのか今から楽しみです。
ちなみにこれは地方の結婚式で、都市部ではレストランを貸しきるようになり少しづつ変わってきているようです。
さて、本日はベトナムにいることもあり、企業のグローバル化について書きたいと思います。
ベトナムの国民は日本人のように勤勉で、手先が器用と言われており、日本企業も数多く進出しています。
私の友人(ベトナム人)とこんな話をしました。
彼女はベトナムにある日本企業でパートタイムの仕事をしています。
この会社はベトナムでカバンを作って日本で売っているそうです。
彼女は以下の様な不満を訴えて、次の契約更新でやめようとしていると話してくれました。
・契約上業務内容は通訳だけとなっているのにお茶くみやコピーや掃除をさせられる
・労働時間は17時までなのに17時半からミーティングを入れられて残業代もない
・ベトナムでは毎月1回土曜日がお休みになるところが多いが、毎週出勤である
・給与を上げてくれと交渉したのにあげてもらえない
この会社はひどい、もう嫌だといっている彼女に対して僕は、
「残念ながら日本では普通のことで、社長に悪気はないと思う。
でもベトナムの労働文化とは違うにので、もう少しベトナムに理解があるところにしたほうがいいと思う」
と言うしかありませんでした。
また、これは別の友人の話ですが、とても優秀な外国人が新卒で入社したようです。
(日本の一流大学卒業、大手ITメーカーです)
その外国人はフィードバック面談の際に、「どうして先輩と同じパフォーマンスを上げているのに給与・評価が違うのか?」と聞いたそうです。
ここで具体的に評価が異なる理由を説明すれば彼も納得したのだと思うのですが、そこでの説明は
「この年次だとこの評価になる」といった類のものだったそうです。
彼は日本製品を素晴らしいと思い日本のメーカーに就職したそうなのですが、愕然として退職したそうです。
さて、これを聞いて、自分の会社のことを考えて「うちはそんなことない」と言えるでしょうか。
なかなか難しいのではないかと思います。
日本人からすると普通でも、外国人からするとあまりに理不尽で耐えられないことなのでしょう。
グローバル化という名のもとに英語を社内公用語にする企業が増えてきていますが、
壁は言語ではなくてこのような文化なのではないかと思います。
この壁を超えて一緒に働くためにはどうしたらいいのかを考え続けていきたいと思いました。