16期生の大石です。
今週のブログマイルール(前回と同じ)
⓪第2回の講義のレジュメを読み直す。
①骨格が決まるまで書き始めない。
②最初にテーマか結論を言う。
③最低2回は読んでから発信する。
④数行おきに空き行を入れる。
⑤制作所要時間をステップ毎に記録する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日はスーパーボウルでした。NHKのBS1で8:00から生中継をしました。スーパーボウル
というのは、アメリカのプロのアメリカンフットボールリーグであるNFLの32チームのNo.1を
決める試合です。
私は学生の時からアメリカンフットボールの観戦が好きで、今でもBS1での放送を欠かさず観てい
ます。今回、ブログの日がスーパーボウルと重なったので、アメリカンフットボールのチーム運営の
ことを書きます。
NFLは総てのチーム力を均衡させ、常勝チームを作らないようにするためにいろんな仕組みを
持っています。ドラフトでは前シーズンで成績が悪かったチームから順番に指名できます。また、
1シーズン31試合ではなく、16試合の成績で順位を決定します。そして前年の成績が上位
のチームは上位のチームと多く対戦するようになっているなどです。
ところが、 ほとんんど毎年のようにプレーオフ(成績上位12チームのトーナメント戦で、これで
勝ち残るとスーパーボウルに出場できる)に出場する常勝チームがあります。その名はニュー
イングランド ペイトリオッツ(以下、Pチームと略称)です。
Pチームの関係者の中で、オーナーとヘッド・コーチ(以下HCと略称。監督に相当)とクオー
ター・バック(以下、QBと略称。プレーの司令塔の役割を果たす選手)の3人だけが、この17年間
変わっていません。HCとQBの特徴を調べれば、組織力を高く維持する秘訣がわかると考えました。
常勝の原因となる特徴とそう考えた理由は以下のとおりです。
①HCはコーチの使い方がうまい。∵Pチームでコーチをやっていた人たちがごっそり弱小チーム
に移ったら、そのチームは突然プレーオフに進出しました。一方で Pチームも新コーチでプレーオフに
進出しました。
②HCは選手やコーチ のモチベーションを高く保つ。∵NFLでは、毎年全選手とコーチにアンケートを
実施しています。その中の「今所属するチームでもっと長く働きたいか」という質問に対し、Pチーム
関係者は「はい」と答える人がいつも多いのです。それでは緩いチームなのかというと、全く真逆で、
Pチームに移籍した選手は、他チームでは一部の選手しかやらないような厳しくて効果的なプレーを全員が
実行します。
③HCはチームに必要な資質と選手が持つ資質を見抜く力がある。∵Pチームに移籍してくる選手は、
他のチームで大活躍していなかったのに、Pチームでは大活躍する選手が多いのです。
④HCは、現在のQBを最大限に生かす戦略を明確に持っている。∵世間的に評価が高い選手を
沢山集めてるわけではないのに常勝できるのは、選手を採用して育成する大本の戦略が明確
だと考えらます。
⑤QBはモードを作る。∵試合が始まって自チームの選手のテンションが低いと感じると、敢えてハイ
スピードのパスを投げて、自チームのテンションを上げるなど、チームのモードをコントロールします。
⑥QBは最後まであきらめず、あらゆる手段を尽くす。∵ミスした後は徹底的に原因を分析し、原因が相手の
戦法によるものであれば、その裏をかく戦法を必死で考え即実行します。また、パスのレシーバーとなる
選手の数は全チームの中で1~2位であることから、適材適所の最大限の活用を考えていることがわか
ります。
以上から、経営者と現場のリーダーのあり方次第で、従業員のメンバーが変わっても全員のモチベーション
を高く保ち中小企業の業績を黒字で継続できる可能性もあるのではないかと思えてきました。
さて、本日の結果はすでにご存じの方も多いと思いますが、少し説明いたします。
今年は常勝Pチームと初優勝を狙うアトランタ ファルコンズの対戦となりました。前半が終わったところで
3-21と大差でPチームが負けていました。4Qに入る時点でも9-28で勝負はあったと誰もが思っていた
のですが、終了57秒前に同点に追いつき、スーパーボウル史上初の延長線になりました。そしてPチーム
が大逆転で勝利したのです。スパーボウルを5回制したQBも新記録です。
HCの名はビル・ベリチック、QBの名はトム・ブレイリー と言います。