こんにちは。22期の浅野です。
最近、寒暖の差が激しく、体調を崩してしまいました。皆様はいかがでしょうか。
今回は、QRコードについて書いてみようを思います。QRコード決済は中国のアリババによって始められました。現在では、日本や東南アジアをはじめとする世界中に広がっています。最近の報道では、2025年に日本と東南アジアでQRコード決済の相互利用を可能にする構想があるとのことです。つまり、PayPayのQRコードを中国の決済端末でスキャンすると決済ができるようになるわけです。QRコードだけでは機能せず、スマホがこのQRコードを読み取る機能を持ったことにより、使い方が無限に広がりました。特にURLをQRコード化することにより、カメラでQRコードをスキャンするだけでブラウザーが起動し、該当のURLを表示する機能が素晴らしいです。
QRコードは、デンソーウェーブの原昌宏氏によって1994年に発明されました。当時、工場で使っていたバーコードが汚れに弱く、情報量も少ないという不便さを解消するため、1992年に新たな技術の開発が始まりました。現在のQRコードは、バーコード(最大138数字)の約50倍、最大7089桁の数字、または1817文字の漢字まで入れることができます。
実は、原昌宏氏は法政大学工学部の出身で、2023年法政大学から名誉博士号を授与されました。私自身も法政大学の養成過程を経ているため、勝手に親近感を感じています。さらに、修士論文の研究活動で、デンソーウェーブにお世話になったり、課題解決にQRコードを活用した経験があるなど、いろいろ間接的な関わりがあります。驚くべきことは、原氏がQRコード普及を望み、技術をオープンにしたことです。我々はその恩恵を受けています。
このブログを書くにあたり、QRコードを読み込む機能を最初に搭載したスマホはiPhoneだと考えていましたが、調べてみると、実際はdocomoが2002年iModeでQRコードからホームページを表示させる機能を搭載したのが最初ということがわかりました。iPhoneがiModeを参考にしていたとは聞いていましたが、こんなに影響を受けていたとは。改めて、当時の日本の技術が素晴らしかったことを実感しました。
文字列をQRコードにする方法をご紹介します。QRコード作成【無料】のサイトで①文字列を入力②QRコード作成という2ステップで作成できます。あるいは、Python(プログラミング言語)にはQRコードを生成するライブラリがあるので、多くの文字列が含まれたファイルを読み込んで、それぞれの文字列に対応するQRコードの画像(.pngなどのファイル形式)を一気に作成することができます。
文字列がURLであれば、Googleフォーム、Dropbox、HP、ブログ、アプリのウェブページなど、あらゆるものをQRコード化することで、スマホを使用して即座に内容を見せることができます。
自分のQRコードを作ってシェアしてみましょう!