こんにちは、稼プロ!事務局の新谷です。
日経平均も史上初の終値4万円の大台を超えてきましたね。
これまでの最高額は1989年大納会での38,915円でした。日本の
「失われた20年(30年)」がようやく戻ってきた感じです。
1989年、バブル景気も頂点を迎えていたころ、当時私は大学生でした。
1989年の世界半導体市場は過去最高の487億6300万ドルを記録して、
1985年から5年連続上昇、市場規模は2.27倍に伸びていたそうです。
その頃の日本は半導体産業が絶好調で、ワールドワイド半導体市場の
50%強の生産シェアを獲得し、世界の頂点に立っていました。
当時は半導体メーカー売上高ランキングトップ10に日本企業が6社
(NEC、東芝、日立、富士通、三菱電機、松下電器)入っていましたが、
今ではトップ10に入っている企業はなし、という状況です。
いっぽう、現在の半導体製造装置メーカーの売上高ランキングを見ると、
世界トップ10に日本企業は4社入っています。
(4位に東京エレクトロン(TEL)、6位にアドバンテスト、7位にSCREEN、
9位にKOKUSAI ELECTRIC)
国別でみると、アメリカ4社、日本4社、オランダ2社ですが、売上
シェアではアメリカ43%、オランダ38%、日本19%と他2国の半分程度、
となっているそうです。
今このブログを見ているであろうパソコンやスマホの中には多くの
半導体が装備されており、半導体は産業の米、と言われていた時期も
あります。
半導体復権に向けて、日本政府も様々な支援を打ち出しています。
ラピダス社のように1兆円規模の支援が投じられる企業もありますし、
半導体受託製造世界最大手の台湾企業TSMC社の日本(熊本)進出、
なんてこともあります。
半導体にはSEMIという国際工業会があり、そちらではいろいろと興味
深い情報が見ることができます。興味のある方はぜひご覧ください。
半導体業界に関わっている身でもあり、日本の復権に期待したいです。