「稼プロ!」事務の小林 隆です。
5月3日は、カンボジアフェスティバルです。
「カンボジア日本経営者同友会」のメンバーである私は、今年もボランティアで広報を行うブース出展のお手伝いです。
あくまでボランティアなので、直接的なメリットはありません。
ただ、そうした活動から、信頼関係が構築され、カンボジア関係の人間関係が形成され、入手しにくい情報が入ったり、比較的気軽にビジネスに関する相談にのってもらえる人間関係が形成されます。
ただしそうした活動は、そのメリットがいつ役に立つかわからない、無駄の多い活動でもあります。
経営においては、直接収益にかかわらない活動は、無駄だと考える考え方があります。私自身、経営者の性格や経営状況により、本来集中すべき仕事の優先順位や、取り組む仕事が拡散しがちな経営者には、粗利益に直結しない活動は自粛するように促すこともあります。
ただ、その結論は、月並みな話ではありますが、バランスということになるのではないでしょうか?
自分の時間や経済に余裕があるならば、そうした活動も必要であるし、そうでないならば、収益に直結する活動、下世話な表現を使えば「お金の匂いがする活動」を優先すべきなのでしょう。
どうも、私は、そのバランスをとるのが下手なようです。
先日、私はある方から「安く自分を売りすぎるのではないか?」とアドバイスを頂きました。
私は、その真意を「受ける仕事の単価が低い」というより、「収益に直結しないめんどうな仕事を引き受けすぎ、その結果、本業の品質が低下していないか?」、という意味なのではないかと解釈しています。
ボランティア仕事も、いったん受ければ責任が生じます。
そうしたことを考えると、自分の許容量をと優先順位をしっかり見据え、他に優先すべきことがあれば、ボランティアは「断る勇気」も必要なのではないかと考えられます。
そうしたセルフ・マネジメントが、収益につながる仕事であれ、ボランティアであれ、結果的に、誠心誠意仕事に向き合うことや、仕事の質の向上につながることになります。
今更ながら、当たり前の基本について考えさせられる今日このごろです。
先日、「私は、ボランティアはしません」という方と会いましたが、ちょっと自分勝手な人なのかな?と思いました。
人がしない仕事は率先して行うという考え方を大事にしなさいとある方が教えてくれました。それを評価くださる方もいますよ……と。