皆さん、こんにちは。稼プロ!事務局&19期卒業の太田一宏です。雨空が続き、水害も多発してしまいました。地球温暖化のひとつの表れとのこと。環境問題への認識を新たにするとともに、水害に遭われた方々へ心よりお見舞い申し上げます。
さて、私は中央支部の研究会部員でもあります。協会の活動を語るとき、必ずといっていいほど、これが協会の力の源泉というようなかたちで言及されるのが研究会。研究会部はそれら研究会を制度的にささえる専門部です。診断士登録をされて間もない方の中には、そう言われても、研究会ってホントに意味あんのかな?なに研究するの?と思っている方もおられるかもしれません。研究会部員としては、さまざまな研究会の活動に、広く浅くですが、接する機会があります。その経験から、疑問をお持ちの皆さまへ思うところを述べてみます。
さて、その研究会とはまずは何者なのか?
会員相互の研鑽、スキルアップ、コミュニケーションを図るとともに、
その研究成果を広く世の中に発表することで、
中小企業診断士としての活動に資することを目的とする独立した組織、
というのが定義です。
注目していただきたいのは、その研究成果を広く世の中に発表する、というところです。
中小企業診断士という資格の性格が反映されている定義だと私は思います。
実際に企業を支援している研究会もありますし、セミナーの形で成果を発表している場合もあります。書籍を出版されている研究会もあります。発表する、というのは、研究を前に進める推進力になっています。
1年前にもこのブログに研究会部のことを記しました。その頃と比べて、研究会活動の広がりが少しずつですが分かってきました。趣味・嗜好の集まりのように見えた研究会が思わぬ深さをもっていたり、キャッチーではない名前の研究会が長い歴史をもっていたり、などなど。診断士の活動は、何人かでチームを組んだほうが知見も広がるし、対応力も上がります。またチームで活動していると必然的に「締め切り」が設定され、これが推進力になります。一人だと発表の場を設けるのは費用・労力の面から容易ではありませんが、チームだと分担できます。協会はこれら研究会を金銭面や広報面でサポートしています。
中央支部が有している研究会が約20団体。東京協会の研究会、というのもあります。これらの研究会は協会の宝だと思います。少し時間をかけて自分の興味・関心に近い研究会に接してみる、診断士ライフ充実へ向けて、そんな宝さがしをしませんか。
入会してよかったと思うことは、中小企業支援の現場で使われている知識やツールが知れることです。それと、太田さんの仰る通り、自分の発表があると締め切りが設定されるので、発表のために勉強する必要に迫られます。
コロナ禍で多くの研究会等がズームでやっているので、試しに会を覗いてみるには余計なストレスがない良い機会かと思います。
太田さんのおっしゃる「締め切りの推進力」、このキーワードが、私の何かと重い腰を上げさせ、研究会参加を誘う引き金となりました。
4月〜5月に興味を持っていろいろ調べていたのですが、コロナ禍で開催が不明確だったこともあり、あまりアプローチしませんでした。
機会があれば、いろいろな(裏?)話を聞かせてください。
ありがとうございます。
感染症対応で研究会主宰者は苦労されております。
開催を途絶えさせないためにはZoom活用は避けられないでしょう。一方、思考が近い方「隣人」の自分と異なる意見は貴重です。隣人の考えがリモートで引き出せるか、というと、練達の師でない限りは難しい。感染リスクを下げて懇親会を行う方法が期待されていると思います。