こんにちは。稼プロ!23 期の種本淳利です。
最近読んだ書籍の中で、エッジが効いているなと思った本について紹介します。
既に読んだ方もいらっしゃるかと思いますが、橘玲による著作「貧乏はお金持ち」です。少し前の私のブログ内で紹介した書籍紹介本の中で紹介されていたもので、大変目を引く題名でしたので、手に取りました。副題が「『雇われない生き方』で格差社会を逆転する」とあり、サラリーマンとしての生き方を続けることに一種の警鐘を鳴らしているものと解釈しました。
これから読まれる方の興味を削がない程度に概略を説明します。
①国家や企業から搾取されるサラリーマンという枠組みから脱却し、個人もマイクロ法人を作って生活することのほうがメリットが大きい。国家を利用する側へとシフトすべき。
②会計や税務の知識は企業だけでなく個人の人生にも役立つため、これらを用いて、自分自身の人生設計をどう最適化すべき。格差が拡大する中で、自身の資産を守り、増やすことに邁進すべき。
内容として、とても刺激的でした。「国家を道具として使う」ことが主張されており、そのための戦略が提供されていました。一部、法人化や税務対策のテクニック本のような部分もあり、更に制度を深掘りするためのきっかけとなります。
全体的に橘氏の実体験に基づく主張が散りばめられれており、説得力のある内容でしたので、特にサラリーマンから自営業やフリーランスへの転身を考えている方、もちろん診断士で独立する方にとっても参考になると思いました。皆さんも一度手に取ってみては如何でしょうか?
今回ご紹介いただいた本も是非手に取って読んでみたいと思います。
確定申告されている方にとっては、その時期が近づいており、本書籍の内容がひときわ刺さるものかと思いました。橘氏に「人任せではなく、自らが人生を切り拓く気概を持て」と発破をかけられているような気持ちになりました。