こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
今年は、コロナ禍と向き合い、これまで当たり前だったことがいろいろと見直された年となりました。そんな1年を仕事面で振返ってみました。
〇コロナでの渡航中止
2020年のメインの仕事は、JICAの中小企業海外展開支援の事業のチーフアドバイザーでした。総勢、40名ほどの大型プロジェクトのプロジェクトマネジャー的な仕事です。これは、あと2年間、継続します。
今年は6回、パートナー国であるベトナムに出張する予定でしたが、1月上旬の出張を最後に、コロナ禍で渡航中止。そんな中、ベトナムのパートナーと連絡を取り合いながら、国内でできる活動を抽出して取り組むなど、いつもにはない仕事のやり方が求められた年でした。
パートナーとのやりとりは、英語です。英語が得意ではない私は、まず、英文Eメールの書き方の本を買い、横に置きながら奮闘……良い経験になりました。これからの次第、やはり、語学力は必要ですね。
〇コロナ禍でのリアル講義
コロナ禍の中で、リアル講義。中止になるとばかり思っていましたが、早くも8月から再開しています。今年は、地方自治体の職員の方々の研修に取り組みました。
・少人数の班編成。
・講師はマスクにフェイスシールド装着
・水分補給時に、マスクを外さなくてもよいようにストローを、フェイスシールドをつけるとハンドマイクは不便。ピンマイク用に小さなポシェットも持参
・マイクを回すきは、都度消毒。書類を配布するときも都度消毒
少人数でも班編成をしていただき、グループワークができる場合はよいのですが、中には、受講生は、他の人と話をすることは一切禁止。ペアワークもできず、個人ワークのみ。沈黙の空気の中での講義も貴重な体験でした。その分、講師である自分が声を出して、重たい沈黙の空気を少しでもなくすよう努力したり……現場での柔軟な対応が求められました。
〇コロナ禍でのオンライン講義
ある自治体職員の研修。受講生の職員の方々は、研修会場にいますが、講師だけ東京の研修会社から講義。
自分のPCでは講義資料を、研修会社が準備してくださったPCには、研修会場に設置された3台のPCのカメラがとらえた受講生の映像が映しだされています。ついつい、横に置いたPCの受講生の様子を見ながら講義をしがち。会場には、2つのスクリーンがあり、一つには講義テキスト。もう一つには私の顔。きっと、常に視線を外した顔が映し出されているのではという違和感があり、2日目は2台のPCを高さを変えて、前後に並べて設置。オンラインでは、視線も気になりました。そして、その場の空気感が共有できないことは、受講生との一体感形成が難しく、今後の大きな課題だと思っています。
〇同時通訳によるオンライン講義(予定)
来年2月には、ロシアに向けたオンライン講義が予定されています。海外は、通訳が入るので、逐次通訳では講義時間が長時間化し、受講生の集中力がもたないので、同時通訳となります。まだ、経験していないのですが、仕組みとしては、講師の私は90分間、ロシア語のスライド(PPT)を自分で画面共有して、黙々と講義をするのみ。通訳の声も聞こえなければ、受講生の顔も見えません。その後、30分の質疑応答。この時は、逐次通訳となり、質問者の様子もうかがえるようです。
今年は、ZOOMを大いに活用した年でしたが、実は、稼プロ!では、もっと前から、ZOOMを活用していました。慣れないことには手をだしたくない私なのですが、新しいことにもチャレンジするものですね。おかげ様で、コロナ禍でもスムーズに仕事を運営できたと思っております。
来年は、少しでも状況が好転することを心から願っています。皆様、どうぞ、ご安全に年末年始をお過ごしくださいませ。
Webやネット配信を活用した講習会や講演会はコロナ後も続きそうな気がしています。
顔を見ないでスライドを説明するのは、朗読に近いものがあるのではないかと推察いたしました。