皆さん、こんにちは
22期生の川元芳晃です。
先日、データサイエンティストの松本健太郎さんという方が書いた「人は悪魔に熱狂する〜悪と欲望の行動経済学〜」という本を読みました。
マーケティングに携わる人間として、いつもどうやったらモノやサービスが売れるのかを考えており、何か参考になればとたまたま図書館で手に取った本だったのですが、人間の心理的な面からモノが売れる理由を解説しており大変興味深い内容でした。
その中で、人間は自分の仮説を支持する情報ばかり集めて、仮説と合わない情報は無視または集めようとしない「確証バイアス」と呼ばれる傾向の紹介がありました。
この概念を初めて知り、確かに今までの自分の意思決定を思い返して、これはかなり働いている気がしてはっとさせられました。また他人の下した判断に関しても、これまでの議論を踏まえてなぜその判断になるのだろうと疑問が残った場面を思い返し、このバイアスが原因だったのかもしれないと言語化することができて、頭の曇りが晴れたような気がしました。
こんなバイアスが働くからこそ、自分の仮説に合わない情報は特に注意深く見るように意識づけないといけませんね。
この本には他にも興味深い人間の傾向について、多数紹介されているのでお時間があればぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?
昔、NHKでやっていた「出社が楽しい経済学」というのを観て行動経済学って面白いなと思うようになりました。鎌倉殿の13人で頼朝の家人をやっていた俳優さん(おじさん)が主役でした。
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