こんにちは。19期生の遠藤孔仁です。
立春をむかえた先日の週末、比較的暖かい陽気もあってか、ゴルフ練習場に来る人が多くなったような気がします。
1月に入り、我が家では、時期を別にして2回ほど流行り病で、バタバタとした日を過ごしておりました。
家庭内感染を防ぐために、完全隔離する部屋として寝室を使用しました。そのため、その寝室を利用していた他の家族は、防災用のエアベッドを使用しました。昨年の春ごろ、南海トラフなど大きな災害の備えを始めなくてはと考えて購入した防災セットが、期せずして、昨年の第7派で役立てることができ、今回も同様に居間でエアベッドを使用しました。ですが、夏と違い冬場に使用すると、マット部分の空気が冷やされ、布団をかけていても冷気が下から伝わり、寒くて眠れなかったのです。止む無く空気を抜いて、固い床で過ごすことにしました。防災セットを購入して安心していましたが、何かあった時のための訓練も怠ってはいけないと改めて感じました。
さて、防災といえば、「フェーズフリー」という言葉をご存じでしょうか。”身のまわりにあるモノやサービスを、日常時はもちろん、非常時にも役立てることができるという考え方”のことを言います。防災用品というと、普段は押し入れや物置にしまっておき、いざというときに取り出すことが多いと思います。しかし、”フェーズフリー品は日常時のいつもの生活で便利に活用できるのはもちろん、 非常時のもしもの際にも役立つ商品・サービス・アイデア”となるのです。
また、フェーズフリー商品は4つのカテゴリーに分けられます。
1.防災用品・特定の職業や趣味で使われるモノ
工事で使用されるヘルメットやキャンプ用のコンロや寝袋などを災害時に活用するものとなります。
2.工夫次第で災害時にも利用できる日常使いのモノ
災害時の非常食などがこれに該当します。水やレトルト食品などを日常的に買い置きしておくのですが、災害時にはそれを非常食として活用する考えを「ローリングストック」といいます。
3.災害時でも普段の生活でも同じように役立つモノ
水に強いボールペンや翻訳サービスなどが該当します。
4.日常時とは違った役割で災害時に活躍するモノ
非常時には、本来とは別の用途で使用することで、フェーズフリーの価値を発揮するものとなります。代表的なものとして、電気自動車が挙げられます。通常は自家用車として利用しますが、災害時は家庭用電源や発電機として活用するものとなります。
このフェーズフリーの考え方は、非日常である災害時の備えを、日常的に使用するものとして利用することで、実際にそのような事態となった時に、困ることなく、普段に近い生活を送るための一つの備えの知恵して、広く浸透していければと良いと今回の騒動を経験し、改めて感じました。
参考
一般社団法人日本フェーズフリー協会 https://phasefree.or.jp/phasefree.html
ethicame https://ethicame.com/shop/information/phasefree
トルコでも地震があったばかり。
日常から災害にたいして意識をしておくことが、大事ですね。