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気候危機

2019-10-20 04:00:22 | 事務局からのメッセージ
皆さん こんにちは。
稼プロ!事務局(17期)の金岩由美子(かねいわゆみこ) です。

台風15号の爪跡が残る中、台風19号は各地に甚大な被害をもたらしました。
被害に遭われた方々の、1日も早い復興をお祈りします。

このところ「地球がおかしい」と言わざるを得ないような現象が多く発生していますね。
私が子供の頃は夏に30度を超えたらニュースになりました。
ところが、今では35度を超える猛暑日は当たり前。
まさか、東京でマラソンが開催できなくなるほどとは、想像だにしていませんでした。

実際、日本の平均気温は、100年あたりおよそ1.1℃の割合で上昇しているそうです。
日本は地球温暖化による気温の上昇率が比較的大きい北半球の中緯度に位置しているため、
気温上昇が世界の平均に比べて2倍程度大きく、1日に降る雨の量が100ミリ以上の大雨の
日数も増える傾向にあると言われています。

スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(16)が、9月23日にニューヨークで開かれた
国連気候行動サミットに出席し、地球温暖化に本気で取り組んでいない大人たちを叱責した事や、
サミットに合わせて世界中で「グローバル気候マーチ(Global Climate Strike)」が開催された事は
ご存知の方も多いと思います。
科学が示す気候変動のリスクには耳を背けたくなりますが、もうそんな猶予はないと感じています。
一人一人が自分ごととして考え、そして行動しなくては!

個人で実施可能な日本での具体的なアクションとして以下があります。
①ダイベストメント:インベストメント(投資)の反対の意味で資金を引き揚げること。
地球温暖化を悪化させる石炭・石油・天然ガスを含む石炭燃料ビジネスや、地域にとって安全でない原子力にお金を流す銀行にそれらの事業からお金を引き揚げさせる。
②パワーシフト宣言:パワーシフトとは、自然エネルギーが中心となった持続可能なエネルギー社会にむけて、電力(パワー)のあり方を、変えていくこと。電力会社を選ぶ。
③横須賀の石炭火力発電所建設計画の中止を求める署名

私も行動していきます!

<追記>
行動し始めたら、こんな事実を知りました。ネットの引用ですが共有させて下さい。
タイトル:グレタさん演説のウラで、日本メディアが報じない「ヤバすぎる現実」

記事によると、政府、投資家、企業から、ものすごい数のコミットメントがあったにもかかわらず、日本の報道機関はその内容をほぼどこも報じないという異常事態が発生しているというのだ。下記は、その内容です。
①投資家のコミット
2020年までに削減目標を引き上げること。石炭火力発電を段階的に全廃し、さらに化石燃料の消費量を削減するための政策課税である炭素税を導入する。
日本からも、三菱UFJ信託銀行、三井住友トラスト・アセットマネジメント、野村アセットマネジメント、ニッセイアセットマネジメント、日興アセットマネジメントなどが宣言。
②銀行のコミット
銀行の融資が、環境や社会にどのような影響を与えているかを自主的に測定し公表していく「国連責任銀行原則」が発足。日本からはメガバナンク3行と三井住友トラスト・ホールディングスが参加。
③企業のコミット
投資家・銀行の動きに連動して投資を受けられなければ経営危機につながると、パリ協定で定めた「2℃目標」よりも高い「1.5℃目標」を達成するためのCO2削減目標を自ら課すと宣言した。日本企業では丸井グループ、アシックスの2社が加わった。
④業界団体のコミット
自動車業界では乗用車からのCO2を95%削減する活動が発足。
不動産業界からも、2050年までにCO2排出量をゼロにする活動が9月23日に生まれた。
食品・小売業界では、2030年までに食品廃棄物を半減させる活動が発足し、日本からもイオンが加盟。加盟企業は、仕入先企業にまで削減をコミットさせにいく。

記事は「投資家も企業も政府も、経済成長とわたしたちの生活を守るために気候変動対策を進めている。さて、日本国民はいつ目覚めるのか。」と締めくくられています。

この動きは中小企業にも大きな影響を与える事になります。目覚めないと!!
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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (廣瀬達也(19期生))
2019-10-23 12:23:31
金岩さん

朗読コンサートの冒頭、確かにこの詩が読まれてましたね。

今、改めて活字で読み、最後から2番目のフレーズでちょっと鳥肌たちました。ご紹介ありがとうございました。
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地球上の生物の一員として (金岩由美子)
2019-10-22 18:48:53
廣瀬さん、コメントありがとうございます。
谷川俊太郎さんの詩は自然や人類「生きる」意味を考えさせてくれますね。講義での解説をお伺いしたいです。

先日の朗読コンサートで谷川俊太郎さんの「三つのイメージ」冒頭の「あなたに」が上手く言えなくて苦しんだ事を懐かしく思い出しています。
廣瀬さんも観に来て下さりありがとうございました。
https://cafeteria.exblog.jp/10518662/
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Unknown (廣瀬達也(19期生))
2019-10-22 17:32:59
私の会社は自社単独だけでなくグループとして環境問題には強めなスローガンを上げています。
が、社内で必須受講のIBTとかで「なるほどねー」と眺めるだけに終わってしまうことが少なくありません"(-""-)" 意識して一歩動きだすだけで、できることがありそいうですね。

そして、このブログを読んで、つい先日受講したとある講座で課題に取り上げられた谷川俊太郎さんの詩を思い出しました(タイトルさえ満足に読めずボコられたことも含めて・・(T_T))。

▼谷川俊太郎「遠くから見ると」
http://marutama-mama.blogspot.com/2013/12/blog-post_2095.html
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それぞれの立場の個人が世界を動かす! (金岩由美子)
2019-10-22 16:27:10
森さん、コメントありがとうございます。
そうなんです!私はダイベストメントに署名しました。仕事では食品業界のSCMシステムの開発に携わっており、間接的に食料破棄削減に貢献したいなーなんて思っています。それぞれの立場でできる事があると思っています。
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Unknown (森(宏))
2019-10-21 20:31:20
温暖化の問題は一義的にはエネルギーをどうするかということなんでしょうけど、私達にも脱炭素な企業を応援するとか、できることもあるということだと思いました。
Webの記事、私も気になって読みました。こればかりは価値観という問題ではないですね。今の経済成長のために子とか孫その先の世代にツケを回していいなんて価値観はありえませんし。
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