こんばんは。17期の依田です。
本日は、地方でのIoTの取り組みとして、茨城県の事例をご紹介したいと思います。
私は、今年の4月から茨城県の「中小企業IoT等自動化技術導入促進事業」に携わっており、
県内の中小企業に対して、IoTの導入を支援しています。
この事業は、県内の中小企業を訪問し、企業が持っている課題をヒアリングした後、
課題の解決にIoTが有効な場合、IoTの専門家が無償で支援するというものです。
設備の導入に係る費用は、企業持ちとなりますが、
IoTに興味を持っている、もしくはIoTの導入を検討している企業にとっては、
専門家の話が聞ける良い機会になるのではないかと思います。
[中小企業IoT等自動化技術導入促進事業]
http://www.htc.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/htc_A.IoT_PR_chirashi.pdf
これまでの、茨城県でのIoT導入実績をみると、大きく以下の6つのパターンに分けられ、
情報を収集し、見える化し、活用するという、IoTの導入ステップに分類されています。
最初の取り組みとして、情報を収集し見える化を行う事例が多いようです。
茨城県では、事例集を作成していますので、ぜひご覧ください。
1.設備稼働情報の取得による、生産現場の見える化
2.作業実績情報の取得による、生産情報の見える化
3.IoT活用による生産管理システムの改善、データの繋がる化
4.機械・製品の運転状態等データ取得による故障予測、保守・予防保全サービス化
5.IoT/AI活用による「技術伝承」問題解決
6.ロボット、IoTデバイス活用による作業の自動化
[IoT活用・導入事例]
http://www.htc.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/IoT_jireisyuu_mihiraki_20case_02.pdf
茨城県が行っているこの事業は、地方版IoT推進ラボとして、茨城県IoT推進ラボが行っているものです。
このような取り組みは、各地で行われているものと思います。
働き方改革などで生産性の向上が取りざたされている中、
このような取り組みが行われているということを知っているだけでも、
中小企業診断士にとって、提案の幅が広がるのではないでしょうか。
[地方版IoT推進ラボ]
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/local_iot-lab/index.html