皆さん、こんにちは。17期の渡邉です。
GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?私は某診断士試験の予備校のお仕事でほとんどつぶれてしまいました。ただ、受験生の皆様の真剣な姿に接し、改めてこの資格の重みを感じる事ができました。
さて、前回の講義は15分間プレゼンでした。本日はプレゼンのテーマで時間の都合によりカットした部分がありますのでこちらで書かせて頂きたいと思います。
まず、私がお話しした内容をおさらいします。
1. 日本は世界から見て既に「豊かな国」では無くなってきている。
また、少子高齢化により更に深刻な状態に陥る可能性がある。
2. 世界経済の中心はアジアに移る。日本はこの地域の経済発展の力を利用すればまだまだ成功の可能性がある。
3. 実際にアジアビジネスで成功している企業に共通していえる事は「信頼」である。現地の人材を信頼して育成する事で、自社の信頼を勝ち取り、顧客基盤を拡大していく事ができる。心の中にある海外に対するボーダーを取り払えばまだまだ成功できる可能性がある。
ここまでがプレゼンでお話しした内容です。以下がカットした部分です
4. 2つの対照的な例としてシャープとジャパンディスプレイを挙げたい。シャープは台湾のホンハイに買収されたことで業績はV字回復している。一方のジャパンディスプレイは「日の丸液晶を守る」という大義名分のもと、産業革新機構が2000億円以上を出資してつくり、経産省の護送船団そのもので再建を図ってきた会社であるが、今でも業績は泥沼状態である。
シャープの件は、日本の名門企業が台湾企業に買収されるという事でショックを受けた方も多いと思うが、これからの時代はアジアの成長活力を利用していくべきだという良い例である。
島国の影響なのか日本人は海外に対して門戸を開くことに抵抗感を感じる傾向にあるが、グローバル化の現在、日本だけでまとまろうとするとガラパゴス化してしまい、世界から取り残されてしまう。日本人はアジアNo.1という変なプライドの様なものが邪魔をしてアジアの国々から学ぶ、という事に抵抗感を感じる傾向があるが、もはや日本は経済的にもアジアNo.1の国ではない。余計なプライドは捨てて「アジアの成長エネルギーを十分に活用する」そんな強かさが今後の日本には必要ではないだろうか。
さて、肝心のプレゼンですが、ジェスチャーや動き、レジュメの作り方、タイトルのつけ方等、多くの改善点をご指摘頂きました。また、同期の皆さまのプレゼンを見て大きな刺激を頂きました。今後、一つ一つ改善点を見直し、レベルの向上を図っていきたいと思います。