東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

バスケをプレーして学んだこと

2023-10-11 12:00:00 | 23期生のブログリレー

こんにちは、稼プロ!23期生の日置です。

スポーツの秋ということで、ついこの間、学生時代ぶりのバスケ大会に出てみました。その際に、プレーヤーがプレーを決断する時に考えるロジックが、診断士として活かせる可能性があるなと感じたので、今回はそちらを共有しようと思います。前々回はコーチとしての話で、今回はプレーヤーとしての話です。

端的に上手なバスケプレーヤーが何を考えてプレーを決断しているのかというと、ズバリ「期待値」だと思います。攻めの時はなるべく期待値の高いプレーを選択し、守りの時はなるべく期待値の低いプレーを選択させる、もしくはどのプレーを選択されても期待値が同じになるようにプレーを選択します。基本的にゴールに近いエリアの守備を厚くするのはこの考えに乗っ取ったものですね。
そして、「期待値」を認識するための材料が「情報」です。つまりは、「自チームの理解」と「相手チームの理解」、「状況の理解(気温、点差、残り時間)」です。診断士で学ぶ環境分析に近しいものがありますよね。
スポーツの勝率はこの「期待値」の積み重ねによって決まるというのが私の考えです。これは経営にも言えることではないでしょうか?
この「期待値」ですが、当然「情報」を集めれば集めるほど精度が上がります。つまり、今回私が伝えたかったことは、経営が成功する「期待値」を高めるために「情報収集」に注力しましょうということです。ただ一回「情報収集」するだけではだめです。バスケにおいても、その時には見えなかった情報がその後見えてくることがあるように、経営においても同じことが言えると思います。

皆さん、常に「情報収集」のアンテナを張りましょう!

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好きこそものの上手なれ

2023-10-10 12:00:00 | 23期生のブログリレー

稼げる!プロコン育成塾コースマスターの太田一宏です。


中村光江さんという方を御存知でしょうか。能面を作る能面師をされています。
この方がテレビで「わたし、顔が好きなんです」と話しておられます。
○○さんの顔が好き、というフレーズは耳にしますが、
顔が好き、というのは、私には新鮮な響きでした。
企業の方から、自社の製品が好き、
というダイレクトなフレーズはなかなか聞けませんが、
自社のものに対する愛着を感じることは少なくありません。

「好きこそものの上手なれ」は、
「何事も、好きであってこそ上手になる。いまは未熟であっても、
本当に好きならば上達する望みがある。」
という意味をもつことわざ。御存知のとおりです。
そこには、弟子を育てる師や先輩の深い洞察力と温かい思いやりを感じます。
そんな気持ちで支援先に接したいものです。

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ヒグマ対策マニュアル

2023-10-09 12:00:00 | 23期生のブログリレー

こんにちは、23期生の永岡伸一です。

 7月に北海道の知床を旅行しました。世界自然遺産に登録された国立公園です。昨年4月に知床遊覧船沈没事故という痛ましい事件でも話題になりました。

 この世界「自然」遺産に登録されることは相当ハードルが高いようです。現在、日本の世界遺産は25件がユネスコに登録されていますが、文化遺産が20件なのに対し、自然遺産は5件しかありません。大勢の登山客が押し寄せて話題となった富士山も文化遺産です。当初富士山は自然遺産での申請する動きもあったそうですが断念し、「信仰の対象と芸術の源泉」という価値を掲げて文化遺産として登録されました。この高いハードルを乗り越えて自然遺産に指定されているのが知床です。

 今回の旅行での主な目的の一つが日本百名山の羅臼岳登山でした。羅臼岳は標高1660メートル、知床半島の火山群の中で最高峰に位置しています。登山口へは中心街から車で30分ほどとアクセスもよく、往復登山で日帰りが可能(ただし難易度は中級という評価が多かったです。)

 さて羅臼岳について登山情報誌で注意喚起していたのがヒグマです。7月はヒグマの活動期にあたります。そこで登山前日に情報を入手するため羅臼岳麓にある知床自然センターを訪ねました。センターには常時ヒグマ出現情報カレンダーが張られています。7月のカレンダーは、ほぼ毎日クマのシールが貼られており恐怖を感じました。係員の方の話では、最盛期は半径500メートル内に10頭いる可能性もあるとのことでした。相当な人口(熊口?)密度です。

 まずクマスプレーのレンタルのための講習を受けました。クマスプレーとは唐辛子の辛み成分である「カプサイシン」を濃縮した液体が噴出されるもので購入するとしたら1万円前後します。1日レンタルだと1100円です。しかし命には変えられません。あわてない、人に向けない、など基本事項について丁寧に説明を受け、講習を終えました。

 クマよけベル、クマスプレーと一通り装備をそろえ、最後に購入したのがヒグマ対策マニュアルです。フィールドワークの第一人者の方がまとめられた、日本クマネットワーク製作のマニュアルです。表紙と1ページ目に大きく記されている言葉があります。

「出会わないことが、最善の安全対策!!」

 マニュアルでは、このヒグマとの遭遇回避に多くのページを費やしています。

・人がいることをクマに知らせてやろう!

・注意!!ヒグマがいるのはこんなところ!

・自ら危険を招くべからず!

・それでもヒグマに出会ってしまったら?

 事故そのものを起こさない、という保全活動の定義と優先順位を思い出しました。

 おかげさまで翌日は晴天で、無事山頂との往復も終えることができました。登山の間中、ひたすらベルを鳴らし、団体登山客の集団にひっつきながら登っていったのが奏功したのかもしれません。

 マニュアルは知床自然センターの研究員の方が、年間400~600件と言われるヒグマの出没情報をもとに、様々な研究グループと共有したデータをもとに作成されています。2001年に発刊されて20年以上、現役のマニュアルとして活用されており、さらに内容更新を続けています。こういった活動が、現在も知床の自然を守る基盤になっている事を感じ、自分も診断士として同じように活動してゆきたいと思いました。

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縄文の湯で英氣を養う合宿

2023-10-08 12:00:00 | 塾長からのメッセージ

こんにちは、塾長の山﨑です

 

先週9月30日(土)10月1日(日)と稼プロ!23期の合宿でした。

参加された塾生、講師、事務局の皆さん大変お疲れ様でした。今年は2日ともフルタイムで第4回、第5回と2回分の講義を行い、大変充実した合宿になりました。

 

合宿会場は昨年に続き、JR南武線矢向駅から徒歩7分ほどの「川崎生涯研修センター」で行いました。この施設は私が20年前に実務補習を受けたメンバーと指導員の先生も交えて、同窓会合宿で使ってみて良かったので昨年から稼プロ!合宿に使っています。

 

この施設、今年までてっきり川崎市の施設と思っていたのですが、栁平 彬(やなぎだいら さかん)という方が創設されましたGDI(㈱グループダイナミックス研究所)という民間の研修機関が経営しており、川崎市とはまったく無関係ということを知りました。栁平氏は1940年東京生まれ。慶応大学経済学部卒業後、丸紅を経て渡米、ハバフォード大学(ペンシルベニア州にある難関名門校)でリベラルアーツ・哲学を学び、MBAを取得。75年、GDIを創立し、AIA・心のアドベンチャー(Adventures In Attitudes)など、やる氣啓発プログラムというものを開発。矢向と蓼科高原に縄文天然温泉付きの相互啓発研修センターを設立し、普及活動をおこなっています。

 

川崎生涯研修センターは、1981年当地に開設されたようですが、隣接した半導体のテスト工場が2002年に閉鎖され、その跡地利用に1300m掘削して温泉を湧出しました。九州・黒川温泉を有数の温泉地に創り上げた故後藤哲也氏の指導のもと、八ヶ岳から230トンの安山岩を運び、九州・飛竜野山頂からコナラなどの自然木を移植し、露天風呂「志楽の湯」が造られました。研修センターの一帯は太古の昔、縄文文化が栄えた場所らしく、研修センターも「志楽の湯」とともに、縄文がテーマになっています。

栁平氏によると、弥生的発想は官僚主義に近いものがあり、縄文的発想は、目標達成ではなく目標創造を重視するとのことで、やりかたではなく、ありかたを重視する稼プロ!にも通じるものがあるかも知れません。

 

研修センターのフロントで「やる氣の健康学」という栁平 彬氏の著書が販売されており、買ってみました。この本は1981年4月から日経新聞の日曜版に毎週連載されたものを編纂したもので、2012年に発行された改訂版です。第96話まであるので、改訂版で追記されたものもあるのでしょうが、日経にも随分長く連載されたようです。第1話がいきなり「出勤前のキスで長生きする法」と始まり、思わずコケそうになりましたが(笑)。

http://shop.gdi-attitudes.co.jp/products/detail.php?product_id=4

 

ちなみに「氣」は「気」の旧字ですが、栁平氏はあえてこの字を使っておられるようです。穀物から湯気が立ち上っているさまの象形文字で、いかにも縄文ぽいので、このブログでも使ってみました。

また、余談ですが、矢向駅は横浜市というのも今回のブログを書いていて発見しました。駅の南半分が横浜市鶴見区、北半分が川崎市幸区になっているようです。

 

縄文の湯にゆったり浸かり、英氣を養いながら学ぶ稼プロ!合宿。来年も当研修センターで開催の予定です。卒塾生もまたぜひご参加ください。

http://www.k-kenshu.com/training.html

https://www.shiraku.jp/guide/

https://www.shiraku.jp/2018/08/03/nl-16/

 

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関係人口でビジネスチャンスを!

2023-10-07 12:00:00 | 23期生のブログリレー

皆さん、こんにちは。23期の種本淳利です。

最近、「あること」に関心を持ったことがきっかけで、「関係人口」という言葉を特に意識するようになりました。

「関係人口」という言葉は、定住者のことを表す「定住人口」や主に観光客のことを指す「交流人口」とは区別され、「何らかの形で当該地域と多様にかかわる他地域に居住する人々」を表現するものです。人口減少や高齢化によって地域づくりの担い手が不足しているという課題に直面する首都圏以外の地域では、この「関係人口」が地域づくりの担い手となることが期待されています。

出典:総務省「関係人口ポータルサイト」

 

過去に総務省が実施した「関係人口創出・拡大事業」における具体的取組みは以下の通りにパターン化されています。

・関係深化型:当該地域に実家がある、居住歴があるなど何等かのルーツがある人、あるいはふるさと納税を行った人に対して繋がりを持つ機会を提供する取組み

・関係創出型:当該地域の課題やの課題やニーズと関係人口となる人のスキルや知見をマッチングさせ地域と継続的なつながりと持つ機会・きっかけを提供する取組み

・裾野拡大型:地方公共団体が都市部等に住む個人・企業等と連携し、都市住民等の地域への関心を高めるための取組み

・裾野拡大(外国人)型:地方公共団体が地域住民や地域団体と連携し、訪日外国人と地域との交流を促進し、継続的なつながりを創出するために行う取組み

 

冒頭に記した「あること」とは、最近、これまでに獲得したスキルや知見を活かした副業(複業)に興味を持っていることと、私が関係人口として属している故郷に何か貢献したいという気持ちが強くなってきたことを指します。そして、既に私自身が上記の「関係深化型」事業と「関係創出型」事業の対象者であることに気付いたのです。

今後、私たち中小企業診断士のビジネスチャンスを考える際にも、

「関係深化(→地域との縁) X 関係創出(→スキルや知見による課題解決)」

をキーワードとすることが、生き生きと楽しみながらキャリア形成と収入アップを図るためのヒントとなるのではないでしょうか。

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