みなさま、こんにちは。
稼プロ!23期生の南です。
ここ数年、メタバース(metaverse)という言葉をよく聞かれると思います。
- メタバース (英: metaverse) は、コンピュータの中に構築された3次元の仮想空間やそのサービスを指す。(メタバース - Wikipedia)
また、旧Facebook社が、「これからはメタバースだ!」と2021年10月にメタ・プラットフォームズ社に改名したことも、メタバースをより有名にした要因の一つだと思います。
メタバースに関連する書籍も多く出ており、それらの本には
- 人々はVRツールを通じてメタバースに入り込み、アバター同士で交流する
- アバターとは、メタバース内での姿であり、実際の性別や年齢、特徴にとらわれず、理想の自分を表現するための存在となる
- メタバース内に新たな経済圏が構成され、暗号通貨を使って経済活動が行われる
- 将来的には、人々は一日の大半をメタバースで過ごす
等の未来予測が書かれています(筆者目線でだいぶデフォルメした表現です)。
でも、本当にそのような世界が訪れるのでしょうか?
メタバースで活用されるデジタル技術は多岐にわたりますが、その一つとして”デジタルツイン”が挙げられます。現実世界とそっくりな世界を仮想空間上に再現し、現実世界では不可能な事象のシミュレーションを行う技術です。
例えば、災害被害や機器故障、事故発生の予測などに活用されます。その結果を、現実世界にフィードバックし、実際に発生する前に、対応を行うことが可能となります。
また、人材育成分野でも活用が期待されています。熟練者の立ち振る舞いを仮想空間に再現して記録として残すことで、教材して活用でき、教育の効率を上げることが期待できます。
それ以外にも、メタバースには現実的な社会課題の解消に役立つことが期待される、様々な技術・サービスが含まれています。
メタバースによってもたらされるといわれている世界観が、本当に実現するかはわかりません。ただ、メタバースの盛り上がりを通じて、現実的な社会課題解消につながるデジタル技術の開発・普及は進んでおり、中小企業での活用も大いに期待されています。