○蜷川幸雄監督の「蛇にピアス」
舌にピアス、スプリット・タン、刺青になんの興味も共感も覚えないので、ごくろうななこっと、と思いながら映像を眺めていたが、吉高由里子がとてもよかった。
小田急の電車を人間の虚無と孤独の象徴のように見せる映像はさすがだが、蜷川選手の本領はやっぱり芝居にあると思った。
○蜷川実花監督の「ヘルタースケルター」
ヘルタースケルターってしtっやかめちゃっかという意味らしいがいい題名だなあ。それ以外はまったく期待せずに見はじめたが、馬鹿にしていた沢尻エリカの熱演と蜷川実花監督の力量に脱帽したずら。これなら天才岡崎京子選手も満足するのではないだろうか。
おらっちは蜷川親監督より娘実花監督のほうが映画の演出力があると思う。
写真の腕前はもう分かったから、映画に転身したらどうか。
ナポリなんて行ったこともないのにテレビでやってる「2度目のナポリ」 蝶人