あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2023年皐月蝶人花鳥風月狂歌三昧

2023-06-01 13:14:08 | Weblog

 

ある晴れた日に第711回

 

 

春雨やササキのマコトも哀れな奴じゃ 

 

春や春ハルジオンやヒメジオン

 

ハルジオンとヒメジョオン、ビヨウヤナギとキンシバイの違いについて述べなさい

 

猿之助よ記者会見をすぐ開き何かあったか明らかにせよ

 

わたくしをなんと言おうか「僕」ではない「俺」か「私」か「おいら」か「わし」か

 

1歳の幼なが我に微笑めば「未来」が一気に姿を現す

 

時々は胸に手を当て思い出せ真珠湾の結果としての広島長崎

 

神仏を信じてる訳ではないが窮した時は祈るほかない

 

憲法をマジメに読んだこともなくカイケンカイケンと騒いでいるよ

 

マクガフが抜け村上が超絶不調のヤクルト今季は絶対勝てへんやろう

 

9条を錦の御旗に掲げつつ敵基地深く攻め込む倭賊軍

 

大谷がどうのこうのと言う前に天使も見捨てる投壊エンゼルス

 

プールには塩素がたっぷり含まれる安心安全とはけっして言えない

 

「はよ死ね」と国から言われているようだデジタルについていけないわたし

 

G7てんで興味はないけれど猿之助ならなんでも知りたい

 

79で7人目の子をなせるロバート・デ・ニーロ8人目は止せ

 

アルミンの息子のフィリップが振る「フィガロ」金切り声でスザンナ喚く

 

その赤が世界で一番赤かった息子が贈りしカーネーションの

 

ヒガさんが上手にケアしてくれたのでコウの虫歯の修理が出来た

 

その昔「昭和の世阿弥」が出入りした銕仙会で「現音」を聴く現代音楽

 

疲れきって熟睡している妻君の枕を取って毛布取り敷布団まで取り去るコウ君

 

軒下のツバメが赤ちゃんを産んだのでバンザイしている八百屋のおかみ

 

同盟や同志国から身を引いて遠ざかり空の上から世界を見たい渡す視点はないのか

 

政治家の全部が女性でもいいけれど自公維国の所属は困る

 

モーツァルトの「フィガロの結婚」を振るときのカール・ベームのテンポの確かさ

 

月未見月はや過ぎたりと嘆きしが月末日ありて安堵す 

 

  中小の会社に勤め「非正規」と呼ばれる人が国を支える 蝶人

 

コメント
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