蝶人物見遊山記第367回&鎌倉ちょっと不思議な物語第444回
清方生誕145年を記念する展覧会をば、目に青葉、山不如帰 初鰹、忝くもジェジェジエと拝見しました。
「東の美人画家、鏑木清方」と称するのは、「西の美人画家、上村松園」と対比する為ですが、悲しいかな名古屋の名都美術館から借りて来た松園の作品が少なすぎるために、きちんと比較対照しながら鑑賞することはできまへん。
それでも、松園が1940年に描いた「わか葉」に見られる羽織の藍碧色の美しさなどは、清方得意の同系色の彩色に勝るとも劣らぬ見事さで、時の過ぎるのも忘れてしばし見惚れたことでした。
なお本展は、阿呆莫迦小町通りに群がる内外のマスクをしない観光客共を遠く離れて、来る25日まで開催ちう。
戦争は悪だと思うさりながらプーチン戦も悪といえるか 蝶人