闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3338~42
、1)ジョナサン・モストウ監督の「ザ・ボディガード」
娘を殺すはずだった殺し屋が、だんだん娘に同情するようになるが、娘を守るどころか、娘に助けられえ、九死に一生を得る2017年のお噺。
2)マックス・オフェルス監督の「快楽」
モーパッサンの「3つの小話」を1952年に映画化。ギャバン、ダリューなど往年の名優が出るが、途中で「これぞ仏蘭西文学、これぞ仏蘭西映画」てふ得も言われぬ“映画的陶酔”に襲われる奇跡の名画なり。
3)アンドリュー・マーチン監督の「ザ・カプセル」
2015年の英国製宇宙映画。殆どがカプセルの内部の宇宙飛行士の独白だけでドラマを成立させると言う演出の力量には驚くが、ほんとに米ロに先駆けて英国が探査船を飛ばし、ソ連の謀略で行方不明になったかは謎ずら。
4)ピーター・ハイアムズ監督の「ダウト 偽りの代償」
フリッツ・ラングの法廷ものサスペンスの2009年のリメイク。悪役検事にマイケル・ダグラス。ラストのにどんでん返しあり。
5)ジェーン・カンピオン監督の「ピアノ・レッスン」
昔みたときに斧で指が切断されるおぞましさに堪えられなかったが、陰鬱なドラマが陽転してなんとハッピーエンドで終わったのでびいくらぽん。いくらなんでもトーンが違いすぎるずら。
包丁を1本晒しに巻きながらキャンパスを行く男がひとり 蝶人