西暦2023年皐月蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第416回
例によって何の挨拶もなく卯月が終わって、皐月になった。5月1日といえばメーデーだが、この節は4月にやってしまうらしい。労働者も、祭典も失せて久しい集会に、保守反動女と異次元男が同席する奇奇怪怪。吹く風が薫るはずなど、さらさらない。5/1
過日旭日新聞で、「起こったことはみな正しい」という狂信的、非科学的、没主体的言説への共感を、安倍蚤糞シンパの某女が表明していたが、これこそが、この国を戦争に導き、何の総括・反省もなしに新たな戦争に突き進む、愚かな民草の「根本的無思想思想」である。5/2
もう雪隠同然になっているが、この国から9条を取り去ったら、糞しか残らないことが、遠からず分かるだろう。5/3
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。5/4
ワーグナーの『指輪』を聴くたびに思うのだが、「ラインの黄金」の延々と続く序奏の、どの時点で、最初の旋律に切り替えるのか、指揮者も、奏者も、大変なんだろうな。5/6
20年前、東京工芸大で就活アドバイザーをしていた時、ある女子学生に「試験にはよく朝日新聞の天声人語が出るから読んでおくといいよ」と助言したら、「あんな過激な新聞を読んでたら、うちの父親から怒られます」と言うたので驚いたなあ。5/7
セル&クリーブランド管でチャイコフスキーの交響曲第6番のライブの録音を聴いていたら、第3楽章の終りでさんざん拍手をさせてから、悠々と終楽章を始めていた。なるへそ、そおゆう曲なのかもしれんなあ。5/8
「わたくし徴用工問題については、深く心を痛めております」と、次官会議で揉みに揉んだ政治100%の文学的科白を口走れば、その通りの言葉がメディアに踊って、ほんとに心を痛めているのかどうか?と問われることもなく、符牒のように世間にまかり通る奇天烈さよ。5/9
昔リーマン時代にイトウヨーカ堂と提携したワンポイントウエアの商標が使用不可になり窮地に立たされたが、「ワンポイントウエアからキーポインウエアへ」なる企画書をでっちあげて「鍵のマークのワンポイントウエア」が実現したことがあった。冗談が通じたいい時代だったなあ。5/10
「朝日歌壇」への短歌の投稿は、昔は6000首以上あったはずだが、この節は極端な部数減少や保守穏健ロートル揃いの選者に厭気がさしてか、2000首強くらいになったらしいが、それでも一向に吾輩の投稿が採用されないのは何でだろうなあ。5/11
今日は息子が大和から帰宅する日なので「見守りポッド」を見ると、なんと大船から歩いている。息子は横須賀線が遅延していると知ったので、大船で降りて歩きだしたのだ。車で迎えに行った妻が、うまく見つけられるといいのだが。5/12
スマホどころか「ガラ4」のケータイすら使いこなせないおらっちには、催事のキップさえ取れない、ほんとに不便で生きづらい世の中になってしまったなあ。5/13
まもなくウクライナが、欧米からもらった最新兵器で大攻勢をかけて、占領地を取り戻しても、ロシアは引き下がらないだろうから、哀しいことにこの血塗れの泥沼戦争は、まだまだ続くのだろう。5/14
日露戦争の時に米国のルーズベルトが果たした役割を、今度は中国の習近平が果たそうと狙っているようだが、やれるものならやってみな。そう簡単に問屋が卸すとは思えない。5/15
おらっち誰かさんと同様、「文学的な方面には」暗いので、よお分からんけど、音楽なら少し分かる。バイオリンでしかと気持ちが伝わってくるのは、チョン・キョンファとコパチンスカヤと庄司紗矢香とギドン・クレーメル。あとは朧ずら。5/16
舞の海が、「昨今の日本力士の甘さは、日本国憲法前文の影響だ」とする、とても元高校教師とは思えない阿呆莫迦低脳発言をしている。こんな偏狭な日本会議所属の超右翼男を、「みなさまのNHK」が相撲解説員に雇っていいのだろうか?5/17
その昔、戸田ツトム氏から「ササキさん、かなり煮詰まってますね」と言われて、意味がよく分からず、「オレって、そんなに中身が濃い人間じゃあないのになあ」と思ったりしていた(笑)。5/18
何の因果でああいう悲惨な結末に到ったのか、第三者からはさっぱり分からないが、あれほど偉大な才能の持ち主が、おそらくもう二度と、歌舞伎の舞台に立てなくなってしまったことが、無念でならない。5/19
計算づくで飛来したゼレンスキーの来日を、テメエのお手柄と勘違いして、おらっち民草の許しも得ないで勝手に血税をばら撒く異次元男に、つける薬などアラスカ。5/20
吉田秀和翁は、いつもアンコールを聴かないで、一目散にコンサート会場を後にした。その理由は、面向きはアンコールなどグリコのおまけに過ぎないというものだったが、本当は出来るだけ早く、遠い鎌倉に自宅まで帰りつきたかったのである。5/21
戦争廃絶どころか、ますます分断と敵対を加速させた異次元サミット。唯一の収穫は、首脳陣が広島被爆の惨劇を直接目にしたこと。下らない談合など止めていっそ終日原爆資料館と原爆ドームの見学に費やし、「はだしのゲン」をお土産に持たせたほうが、遥かに世界平和に貢献できたことだろう。5/22
「広島」という悲劇の地を勝手に借りて、被爆者のお面を被りながら、その悲願である「核廃絶への道」を土足で踏みにじり、勝手に「反露世界同盟の旗手」となって、反対陣営や中立国と敵対し、世界の分断を更に深める結果に到ったことを、自らの国威発揚、国際的地位の向上と勘違いしている異次元男の罪は大きい。5/23
君は。阿呆莫迦息子と親戚連中が公邸でらんちき忘年会をやっていると知りながら、止めもしない異次元男の統治を、まだ許しておくのか?5/24
自民党の連中が、自分が何もしなくても拉致問題を追及しているフリをして、得体の知れない護符のように青いリボンを胸に付けているように、日本国憲法も、目には見えない青リボンと化しているようだ。5/25
「戦争放棄」とか「国民主権」とか「基本的人権」とか、その実現のためには物凄い奮闘努力を必要とする、崇高な理想満載の日本国憲法なんて、所詮わいらあ日本国民には、月とスッポン、豚に真珠くらいに身分不相応な、超高値の花だった訳じゃあね。 5/26
アマゾン・プレミアの映画説明から、監督の名前が抜け落ちてしまったので、大迷惑だ。新聞の映画広告でも、俳優の名前は特筆大書するくせに、監督、脚本などのスタッフ表記をやらないのは、馬鹿げている。5/27
メキシコ大統領が自分に批判的なジャーナリストを暗殺しているという衝撃的な事実を伝えるTBSの「報道特集」の後で始まる、日テレの史上最低の阿呆莫迦番組「満点星空レストラン」。どんな料理が出てきてもウマイ!ウマイ!と絶叫している。5/28
テレ朝には「AIアナウンサー花里ゆいなチャン」まで登場して、大活躍?しているようだが、政権批判すら出来ない、許されない「報道自他両方規制体制」の現状では、人間アナウンサーなど無用の存在。どんどん駆逐されてAIに置き換えられていくだろう。5/29
お昼のTBSが、夏の異常気象や長野の殺人事件を報道しているときに、テレ朝の「大下容子ワイド」は、いつものように教養主義的な高みに立って、迂遠なテーマで我々視聴者を訓導しようとする。豪州におけるインド人難民問題なんていったい誰が見たいと思うだろうか?5/29
朝日の朝刊の一面のトップが、「異次元男の息子の補佐官辞職」ではなく、「公凶放送の不祥事」であるのは、理解に苦しむ。5/30
朝から北朝鮮のミサイル発射で、またしてもなんちゃらアラートを出したとかで、大騒ぎしている公凶放送とファシスト政権。国民を大本営発表に馴染ませ、異次元軍事予算の支持を獲得したいのだろうが、その手は桑名の焼き蛤。民放はシラケて通常放送しているぞ。5/31
79で7人の子のデ・ニーロより83で4人のアル・パチーノが凄ッ 蝶人