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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

新富寿し @東京・銀座 (※閉店)

2012年12月10日 | 東京都(老舗)

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銀座のど真ん中にありながら定休日も中休みもない老舗「新富寿し」。数多ある鮨屋で中休みがない店は今時なかなかない。ふと空いた半端な時間にでも飛び込む事が出来るのでとても使い勝手が良い。しかも一人前の「おきまり」があるので財布の心配をする事もない。

まだ開店してすぐの早い時間だったが、すぐ目の前を通ったので軽くお腹に入れようと飛び込む。ビルのテナントだし、入口は自動ドアなので老舗といっても風情はないが、店内は落ちついた雰囲気のスッキリとした白木カウンターの造り。茶が運ばれてきてすぐに迷わず一人前の「おきまり」を注文する。

正統派江戸前らしい握り。しっかり仕事のしてあるタネが多い。酢もしっかり効いている。何と形容していいか分からないが底がやや凹んだような形。これは近くの二葉鮨もそうだった。穴子、玉子の後は巻物。おきまりの巻物は半分。光りものがひとつ入っていると尚いいんだけれど。

主人は寡黙で、握りを置く時に魚の名前を告げるのみ。巻物の前に「これで一人前になります。他に何か召し上がりますか?」とひと言。人によっては無愛想と捉えるかもしれないが、別にこちらから話しかけている訳じゃないので淡々としていて自分はこれ位が丁度いい。さくっと食べて店を出る。旨かった。(勘定は¥3,150)

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新富寿し

東京都中央区銀座5-9-17 あづまビル

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