ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Police Academy / Strontium 90

2012年12月30日 | パンク・ニューウェーヴ

Police

Police Academy / Strontium 90 (1990)

周知の事実だったが、ポリス(The Police)の面々はロンドン・パンク期にいきなり登場してまたたく間にトップ・バンドになった訳でなく、充分音楽的素養のある3人が集まって結成された。このアルバムはそんな3人が出会うきっかけになったバンドで、短期のみ活動しセッションやライヴが録音された(もちろん自分も後から知ったが)。

ずっと聴いてみたいとは思っていたが90年代以降っていうのは最もバンド(もちろんすでに解散済み)やその後のソロ活動から興味が薄れていた時期だったので、ダサいジャケット(それにそれを上回るダサいタイトル!)だった事もあり購入する機会を失していた。めでたく安価で発見し購入。

当たり前だが声はしっかりスティング(Sting)。でも彼が歌っていない曲もあり、演奏、特におかずの多いスチュワート・コープランド(Stewart Copeland)のドラムからはそれらしき萌芽も垣間見ることが出来る。アンディ・サマーズ(Andy Summers)のギターはまだあの独特の空気感までには至っていない。それでもスティングの声が乗るとポリスにちゃんと聴こえるから、まったくあのハスキーな独特の声は卑怯(笑)というか神の贈り物というか。

気になるのは当然、のちにポリスで発表した「Every Little Thing She Does Is Magic」。ここではスローなアコースティック演奏でシンプル。「未発表デモ」といった感じ(実際そうだったりして)だが素朴で悪くない。しっかり曲は完成していた事が確認出来る。

中古店にて購入(¥100)

  • CD (2000/6/5)
  • Disc: 1
  • Format: Import, from UK
  • Label: Polydor
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