The Soul Sessions / Joss Stone (2003)
ジョス・ストーン(Joss Stone)のデビュー・アルバム。日本盤はCCCD(これって本当に何だったんだ、一体…)だったので未購入。中古店で通常盤を安価で見つけて購入。
ソウル・セッションズと名付けられたデビューはカヴァー曲ばかり。このデビュー時で16歳です(確か)。圧倒的な歌唱力と年齢のギャップが話題となって世界中でヒットした。確かに凄い。黒人有名ヴォーカリストと遜色ない伸びと艶があり、数々の大物と競演しても物怖じしない度胸、愛らしい(決して美人ではない)ルックス、と天がいくつも才能を与えたもうたようです。
正直少し節回しがわざとらしいので好き嫌いは分かれるところだと思う。御大ミック・ジャガー(Mick Jagger)とのユニット「Superheavy」で俄然自分の注目度は増したけれど、最初に彼女の歌を聴いた時は若いという事前情報共あいまって「はい、おっしゃれー」(若干軽蔑気味)と切り捨てた。よくテレビ番組である大人の歌い方やルックスの真似をする天才歌唱少女、みたいな感じでどうでもいい感じだった。
でもその後どうしても彼女の声が耳から離れない。心の声に従ってすぐにアルバムを購入。それでもまだ歌唱は凄いんだが、アルバム全体となると狙いどころがみえみえで何だかしっくりこない感じだと思ったのが正直なところ。
順序逆でこのファースト・アルバムを聴いた時もカヴァー選曲が割合ベタなので、わざとらしさ満開なんだけれど、それでもなぜか後をひくというか…。純粋に彼女の出す声が快感なのかも。結局、結構な頻度でCDをかけています。鳴り物入りのデビューだった割にはジャケが渋いのはいいセンス(もちろん日本盤は改悪)。
中古店にて購入(¥330)