Laughter / Ian Dury & The Blockheads (1980)
まずジャケを見てがっかり。「Degitally Remastered」の青いステッカー…と思いきや、思いっきり印刷されているではないか…、と聴く前からテンションが下がってしまったが、イアン・デューリー&ブロックヘッズ(Ian Dury & The Blockheads)の3枚目のオリジナル・アルバム。これはなぜかアナログでも持っていなくてアルバムとしてしっかり聴くのは実は初めて。ジャケに写っているようにウィルコ・ジョンソン(Wilco Johnson)参加だ。パブ・ロックという括りでは夢の共演。
自分はブロックヘッズの面々には詳しくないんだけれど、普通なら強い個性でメイン・ヴォーカルのイアン・デューリー抜きにはあり得ないような気がするが、彼とは離れたり、くっついたりと紆余曲折がある。この3枚目のアルバムでいったん袂を分かち、それぞれの活動になっていくんだけれど、アルバムではそれを感じさせない相変わらずの一体感がある。
オリジナル・アナログを持っていないので何とも言えないが、このリマスター盤は楽器の鳴りが少し貧弱に感じて(特にドラムス)残念。90年代前半によく見られた「ドンシャリ」(低音と高音を不自然に持ち上げて音をクリアに偽装)のリマスターと言う訳ではないんだが、なんかこじんまりとした感じ。実際に元の録音がそうだったのか、発表当時のリマスターでこうなったのか、どうなんだろう?
このアルバムは出来れば最新のリマスターで改めて聴いてみたい。
オークションにて購入(¥648)