ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Quadrophenia / The Who

2013年01月08日 | クラシック・ロック

Who

Quadrophenia / The Who (1973)

1996年のリマスターではこのアルバムだけ買っていなかった。アナログもCD(MCAの旧盤)も既に持っていた事もあるが、(コンセプトアルバムなので当然だけれど)ボーナス・トラックも付いていなかったので後回しにしたままだった。たまたまHMVのセールで1,000円だったので何も考えず購入。もちろん既に発売されているスーパー・デラックス盤には手を出していません。

若い頃の自分には映画「さらば青春の光(Quadrophenia)」を見る前はもちろん、見た後に聴いても正直ザ・フー(The Who)の中で一番しっくりこなかったアルバムだった。ピート(Pete Townshend)のこの世界観になんだか馴染めないし、テーマも受け取り難い。イギリスに生まれていれば違うんだろうけど。でも欧米人でもフーのコンセプトアルバムが苦手という人はいるので人それぞれだろうとは思う。どちらかというとこのオリジナルよりもサントラの方が分かり易かったな。もちろん「5.15」や「Real Me」などシングル・カットされた曲は大好きだったけれど。いまだに全然理解はしていないと思うが、それでも最近の方がいい流れだなと聴けるようになった。

フーに関しては20年位前は今ほどカタログも揃っておらず、日本における過小評価バンドの筆頭だった気がする。自分も一番思い出深いアルバムがアメリカで買ったアナログの「Meaty, Beaty, Big and Bouncy」と「Hooligans」というコンピ。オリジナル・アルバムなんてどんな順番かも知らなかった。それから洋書や簡単なディスコグラフィーを購入して細々と輸入アナログレコードを集めていった。その頃からするとリリース・ラッシュと言っていいくらいの充実度。そういえばツアー全公演の音源発売なんてのもあったな(もちろん持っていません)。

HMVにて購入(¥1000)

  • CD (1996/7/2)
  • Disc: 2
  • Format: Original recording remastered, Import, from US
  • Label: Polydor
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