ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Singles / The Smiths

2014年05月30日 | パンク・ニューウェーヴ

Smiths

Singles / The Smiths (1995)

自分がザ・スミス(The Smiths)を初めて聴いたのは「How Soon Is Now?」のPVだったと記憶している。ポップなビデオ作品がまだ多かった時代に、ノイズの入った暗い画面が印象的だった。そんなに繰り返し放映された訳ではないと思うから、たまたま録画していたのを繰り返し見たのだろうか。久しぶりにYou Tubeで探してみたが、今見てもやっぱりかっこいい。この曲は1985年発表との事だが、彼らを理解するにはまだ早かったようで、それ以後は続かず、雑誌などの記事では読みこそすれ、アルバムを購入するまでには至らず、ずっと後になってからコンピCDを買った程度で終わってしまった。

今回買ったのは彼らのシングル集。久しぶりに大きな音で聴く6はやはり格別。クラシックなボ・ディドリー・ビートを上手く利用したグルーヴで、かっこいい。その他の曲ももちろん重要な作品ばかりだし、聴いた事がある曲ばかりなのだが、彼らの現役時代に巷の音楽を聴いていた割には、彼らの曲と自分の記憶の中の映像とがリンクせず、印象は薄いまま。こういう所は完全にMTV世代だな。逆に言えば当時ミュージック・ビデオという手段が若い世代にどれほど影響を与えたか、という事も言えるかな。

解散後のモリッシー(Morrissey)の活動は全く知らず、ジョニー・マー(Johnny Marr)はプリテンダーズ(The Pretenders)との活動期をちょっと聴いていたくらい。彼らは最近でも自分のバンドでこの曲6を頻繁にプレイしているから、彼らにとってもお気に入りの曲なんだろう。なんだかちょっと嬉しい。当分の間この曲ばかりヘヴィー・ローテーションになりそう。

 

ブックオフにて購入(¥225)

  • CD (1995/2/21)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Warner Bros UK
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