ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

本店 鯱乃家 @名古屋市北区・黒川

2014年05月27日 | 名古屋(東区・北区)

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黒川の志賀本通を一本入ったところにあるカレーうどんで有名なお店「本店鯱乃家」。この地域で一番の知名度を誇るチェーン店「若鯱家」の屋号発祥となったお店。商号登録の問題で、店名が変わったとの事だが、現在も店舗2階の看板には「若鯱家」の名前が残っているし、ここから出た暖簾分けの店はなぜかそのまま「若鯱家」を名乗っている、といろいろ不思議な経緯を持つ。詳しくは検索すると先達の方々がたくさん記述していらっしゃるのでお調べ下さい。犬山の店には行った事があるが、本家は初めて。

開店時間ちょうどに店に着いた。バイクだったのでよかったが、お店の駐車場はなさそう(要確認)。店に入ると思ったより狭い店で、左側に厨房とカウンター、右側にもカウンターとなっていて、席数は15人との事。壁には年季の入った木札の品書きがかかっていて、メニューもけっこう多い。ひょっとしたらカレーうどんだけかなと思っていたので意外。ラーメンもあるとは。もちろん初訪なので、迷うことなくカレーうどんを注文した。厨房の中には男性2人、給仕の女性が1人という布陣。茹で釜の中にはうどんが泳いでいて、特徴的な長細い竹編みの笊を使って麺を上げていた。次々に客が訪れる。この日は圧倒的に男性1人客ばかり。やはりカレーうどんのオーダーが多いが、隣の常連らしき人が頼んだ肉うどんも旨そうだったなぁ。

しばらくしてカウンター越しに丼が渡される。すでに店の中には日本人なら誰でも安心出来る(決してスパイシーではない)カレーの香りが漂っていたが、手にした丼のたっぷり入った餡の香りは格別。さっそく箸を割って麺を手繰り寄せる。極太といって差し支えない麺はもちもちで、喉越しの良いもの。餡はとろみが強く、太い麺との絡みも上々。辛さはほどほどで旨い。肉片の他には葱と赤い縁(朱板)の蒲鉾、それに切れ目の入った揚げという薬味。残った餡をご飯にかけたいところだが、最近ちょっと食べ過ぎだったので我慢して注文していない。それでもついつい(レンゲは無いので)丼を持ちあげて餡をほとんどすすってしまった。このうどんで「ころ」を食べてみたいな。暑くなった頃にまた来てみよう。でも本当はラーメンが気になる…。(勘定は¥700)

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本店 鯱乃家

愛知県名古屋市北区田幡2-14-1

 

(本店鯱乃家 鯱乃屋 しゃちのや 若鯱家 わかしゃちや あかいた)

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