岐阜県関市の古い通り、大門町にある居酒屋「ほっとこ」で知人と飲み会。まだ5年くらいの新しい店。昔は賑やかだっただろう商店街も、役目を終えて現在は住宅街になりつつある。そんな中にモダンな意匠の店があり、向かいにある仏壇店のご子息がやっているのだとか。この日は幹事役にお任せなので、座って呑むのみ。奥の掘りごたつ風の小上がりに案内され、生ビールから乾杯。寒いのでさっそく日本酒に切り替えようとするも、メニューを見ると焼酎やカクテルは揃っているが日本酒にはあまり力を入れていない様子。一応訊いてみると、あるとの事だったので燗をつけてもらう(でもこういう場合は大したことない場合が多い)。
「創作ダイニング」と称しているので、アジアンな小品、刺身、チーズ系のつまみ、出汁巻き玉子などいろいろな物が出てきた。無駄話で盛り上がりながら次々と平らげる。酒はもう何度お代わりをお願いしたか分からないが、気分でカクテルに替えてみる。こちらの名物料理は「ひきだし鍋」。ステンレス製の四角い鍋にホルモンやつくねと野菜を入れて卓上コンロで煮込むもの。最初は山と積まれたもやししか見えなかったので「何コレ?」と訊いてしまった。もやしの下にスープと共にホルモンなどが隠れていた。豚骨ベースらしきスープで、しっかりと味が付いているので、何もつけずそのままグツグツと煮立ってきたところをみんなでつつく。旨い旨い。締めはうどんか中華麺を選べるので中華麺を選んで綺麗に平らげた。
幹事がこの店に慣れた人だったからかもしれないが、料理、食べ方の説明がおざなりだったり、給仕する女性の皿置きが雑だったり、と気になるところはあったが、楽しい時間を過ごすことが出来た。でも、もう少し日本酒もあるといいナ。(勘定は¥4,000程)
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↓ 店の近くにある古い家屋。長良川鉄道(旧国鉄)関口駅の横で、煙草屋兼自転車預かり所だったよう。間口が広いので以前は料理屋か何かだっただろうか。2階屋根の軒下には隣にあった大衆食堂の古い看板が。すぐ近くには妓楼建築(のち改造しスナック)も発見。さすが旧国鉄駅周辺。
創作ダイニング ほっとこ
岐阜県関市大門町2-13
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