ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Maria Muldaur / Maria Muldaur

2016年04月05日 | クラシック・ロック

Maria Muldaur / Maria Muldaur (1973)

マリア・マルダー(Maria Muldaur)に関しては年下の音楽好きな友人に勧められるまで全く知らなかった。「このアルバムは必須っすよ」と言われていたのだが、なかなか手を出さず、ふと思い出して買ってみた次第。えらく人数が多い参加ミュージシャン(下参照)をクレジットで確認すると、どうして今まで自分のアンテナにヒットしてこなかったのかというくらい、折に触れて聴いている面々が揃っていた。60年代から活動しているとはいえ、どうして初のソロ・アルバムにこれだけ豪華な面子が揃ったのか興味深い。

Ry Cooder - acoustic guitar
David Lindley - Hawaiian guitar
Dr. John - keyboards
Jim Dickinson - piano
Klaus Voormann - bass
Jim Keltner - drums
Jim Gordon - drums
(※抜粋)

とてもリラックスした雰囲気で始まるこのアルバムは、全編アコースティックな手触りで、フォーク、カントリー、カントリーブルース・タッチの曲が多く、取り上げた曲もそういったジャンルの作曲者から選ばれている。ビルボードのポップ・チャートで6位と大ヒットした2をはじめとして、強い個性がある曲は無いが、聴いていて心地良い。70年代らしさがいっぱい。彼女のヴォーカルはものすごく声量があるという訳ではないが、特に高音を出した時になんとも切ないというか、独特の雰囲気があって心に残るのだ。

amazonにて購入(¥680)

  • CD (1995/1/27)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label : Reprise / Wea
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